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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

ドネ・プロジェクト:8団体に合計350万円の「わかちあい」を決定しました

2015-10-16 19:38:36 | ドネーションシップ
2015年10月10日
ドネ会・寄付先選定委員会(拡大理事会)を開催
全会一致で以下の「わかちあい」寄付を決定しました。
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ドネーションシップ・プロジェクト
http://www.donationship.org/project.html
第13回「わかちあい」(寄付)を決定!
下記8団体に
合計350万円の「わかちあい」(寄付)を決定しました。
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今春以降、新たな寄付先候補について紹介や提案を募り
8月の総会でも皆様の声を聞き、提案をまとめました。
今回の「わかちあい」では、
子どもの貧困問題への取り組みや活動を大きな軸にしました。
テーマとして取り組むことで
「こどもの貧困」への関心を広げる一助にもなればと考えました。
以下「わかちあい」寄付先です。

◆子どもの貧困への支援として◆(5団体に合計200万)
〇向島(MJ)キッズキッチン 50万円
地域の子どもたちと一緒にご飯を作って食べる取り組み。
〇豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 50万円
http://www.toshimawakuwaku.com/(東京・あさやけ食堂) 
〇山科醍醐こどものひろば 50万円 
http://www.kodohiro.com/ 
〇山王こどもセンター 25万円
http://www5c.biglobe.ne.jp/~sannoh/
(ドネとしては追加支援になりますが応援の気持ちをこめて)
〇大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)25万円 
http://cpao0524.org/wp/
(ドネとしては追加支援になりますが応援の気持ちをこめて)

◆国内外の災害やいのちの現場へ◆(3団体に合計150万円)
〇フードバンク京都 50万円
https://www.facebook.com/foodbankkyoto
http://fbkyoto.wix.com/foodbankkyoto
〇CODE・ネパール地震復興プロジェクト 50万円
http://code-jp.org/blog/nepal-earthquake/2015/07/29/code-nepal-project/
〇エルピス会・ボリビアで障がい者自立支援施設を運営 50万円
http://erupisukai.jimdo.com/

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総額で8団体に350万円の「わかちあい」です。
皆様から託して頂いた会費や寄付をこうして現場に届けられること、
役立てられることをうれしく思います。
庶民どうしの支えあいの仕組みとしての
寄付の実績をさらに積みあげることができました。
皆様ありがとうございます!

(今月中には)「わかちあい」(寄付)を実施します。
おって実施の報告をいたします。
毎回のことですが、
今回も「わかちあい」(寄付の実施)で終わりではなく
そこからはじまる関係を大事にしていきたいと思っています。
皆様これからも応援ご支援よろしくお願いいたします。

※ドネ会の議事終了後、
キッズキッチンのKさんから
向島団地、ニュータウンの成り立ちや現状
そのなかでキッズキッチンの取り組みを始めた経過など
写真を映しながらお話しして頂きました。
懇親会にも参加いただきにぎやかに楽しく過ごしました。
お忙しいところ、ありがとうございました!

(議案レジメから)
******
各団体・活動の紹介 
**********

※各団体のHP、お話、資料などより

◆キッズキッチン
いま子どもたちの6人に1人が貧困状態にあると言われています。
京都・向島にある地域のスペース(MJ)で、学生ボランティアが子どもの学習支援をしている。その場が子どもの居場所にもなってきている(生活困窮、ひとり親等しんどい事情を抱えた世帯も多い)。
そこで昨年(2014)夏から「キッズキッチン」という取り組みを始めた。夏休みになって「子どもが痩せている」というのがきっかけだった。月1回(基本は第3土曜日、8月は2回)子どもたちと一緒にご飯をつくって食べる。毎月20~30名ほどの子ども(小学生)が参加している。地域の文教大学の小林先生が中心で学生ボランティアや民生委員、地域の人が活動を支えている。(今後も継続して、対象学区も広げていく計画)

◆豊島子どもWAKUWAKUネットワーク
2012年設立。地域の子どもを地域で見守り育てるために設立いたしました。 相対的貧困率は悪化しつづけており、2014年の厚生労働省の発表によると、16.3%であることが明らかになりました。 教育格差、貧困の連鎖が広がっています。 生活保護を受けている、もしくは、年収が生活保護費とかわらないワーキングプアの家庭で育つ子どもが、6人に1人いるのです。 地域の子どもを、地域が見守り、学びや暮らしを有機的に支えるネットワークをつくり、 子どもの未来を明るく変えていきたいと願っています。 さまざまなカタチの居場所を通じて、信頼できるおとなや若者につながったとき、一人の子どもの人生が大きく変わる可能性があると信じています。
〇あさやけ子ども食堂:子どもが1人でも入れる食堂です。家で1人で食べるより、みんなでワイワイ食べましょう。毎月、第一と第三水曜日の17:30~19:00オープン。どなたでも、300円で栄養バランスのよい夕食を食べられます。
〇無料学習支援:教育格差による貧困の連鎖をくいとめるために、 無料学習支援を実施しています。家庭の状況に左右されることなく学びの場を保障します。 学習が遅れている子、勉強が苦手な子、ひとりで宿題ができない子など、地域の気になる子をどうぞ連れてきてください。 学生や地域住民が、丁寧に対応します。       

◆山科醍醐こどものひろば
子どもたちのより良い成長を願って35年地域で活動している。
地域に住む全てのこどもたちが豊かに育つ社会環境や文化環境を充実させ、こどもたちの伸びやかな育ちに寄与できる団体を目指し活動。・・異年齢集団の中でのこどもたちの体験活動作り、こどもと家族が自由に集える居場所づくりや文庫活動、子育て相談などを実施。山科醍醐地域で決して少なくない子どもの貧困家庭の子どもに対していろんなサポートを実施しています。
〇楽習サポートのびのび:自分がうまく出せない。自信がない。学校にも居場所がない。家庭に事情を抱えている。でも、行政のサービスが受けられるような重度の課題を抱えているわけではない・・・そんないわゆるグレーゾーンの環境にある子どもたちへ取り組みます。
〇生活支援プログラム「らいふ」:さまざまな事情(夜間就労・病気・介護・子どもの発達)に関して悩んでおられる家庭の夕方から夜の子育てをサポートします。
〇学習支援プログラム「ら~にんぐ」:発達障害や不登校など、集団学習がしんどいと感じている子どもの学習を支援します。サポーターがマンツーマンで一緒に学習に取り組みます。

◆山王こどもセンター
ドネから応援の気持ちを込めての「わかちあい」
◆大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)
 ドネから応援の気持ちを込めての「わかちあい」

◆フードバンク京都
日本では年間何百万トンもの食糧廃棄物がある。商品としては流通に乗らない食べ物を無償で譲り受け、困窮者や必要なところに届ける。8月のドネ総会の時に~~今の時代、お年寄りや子どもたち、小さな者たち、社会的弱者が切り捨てられていくなかで、庶民どうしの相互扶助をめざしたお金やモノの流れをつくっていくことは大事だと思う~~という話がありましたが、実際に直接的にそうした流れをつくっている。
全国各地で取り組まれているが、配送やその経費、ボランティア不足が課題とのこと。
ちょうど京都のフードバンクが、この春から本格的に活動を始めたところで(現在NPO法人取得準備中)、すでに施設や路上生活支援団体などに食品の配送も始めている。
立ち上げを応援する意味も込めて、京都のフードバンクを支援。
(10/6 事務所を訪問、直接代表の方から話を聞きました)

◆CODE(海外災害援助市民センター)ネパール地震復興プロジェクト
(被災地NGOセンターの姉妹団体、ドネでは以前にアフガニスタンぶどうプロジェクトを応援)
○ネパール被災地での中長期的なプロジェクト
ネパール地震(2015.4.26、8600人余犠牲)(緊急支援のテント送付は終了)
グデル村(標高3千メートル、少数民族シェルパ族の村、3500人程、自給自足)での倒壊した建物の再建。
辺境でアクセス困難、外部からの支援が入ってない(カトマンズから歩いて2~3日)
現地で調達可能な木や竹、石などの資材を活用した持続可能な耐震住宅の普及。(自力再建の難しい家、26軒)
シェルパ族のメンバーは、観光や農業などを使った発展の道を模索している。このコミュニティを通じて村の自立への道を中長期的にサポート。この災害を機にネパールの人たち自身が自らの暮らしや文化を見つめ直し、自信と誇りをもって暮らしていけるような支援を考えている。(この秋にカトマンズで現地の大工、石工さんらと耐震ハウスを試作)

◆エルピス会  
ボリビアで障がい者自立支援施設を運営する 野原昭子さんの活動をサポートするNPO法人
野原昭子さん(修道女として24年間、ペルーに6年、ボリビアに3年派遣) 高齢者や障がい者をほっておけない。(妹が重い障がい5歳で他界。)その後修道会を出てボリビアで生活。 苦しんでいる人々の中に入らなければという思いで彼らの中に入り働きました。仕事の合間には、障害者のところを回り、傷の消毒や世話をしました。消毒と言っても蜂蜜が消毒薬で、ガーゼは古着を切ったものです。 そのうちに障害を持った人達が私のところに来るようになり、又、大きな家を無料で貸して下さる方が現れ、私たちの施設作りが始まりました。
100万円の寄付をいただき、そのおかげで私達の家を開始。 1999年、障害者自立支援施設「聖マルティンの家」スタート。 現在、様々な障害を持つ、施設に住む20名程と、野や山を越えて通ってくるメンバーが家族です。
今この国では障害児は捨てられるケースが増えているので、 私達の家にいる子供たちの三分の一は孤児。障害を持つ人は働くことができないので、 生きるために物乞いをするしかないのが現実。今は絵を描き、カードを作り、布を織り、編み物をすることを覚えてもらい自立の道を探っています。
2006年借りていた大きな家を立ち退き、 現在は大所帯には少し手狭な家ですが、家賃を払いながら続けている。2015年現在、当初より入所している子どもたちが大人になり新たな転機。畑(5000平方メートル)を確保して野菜や果樹、鳥などを育てている。その土地に新たに大人の施設をつくって互いに支えあって生涯を全うできるようにと願っている。


◆追記
2015年10月21日
8団体に350万円の「わかちあい」寄付を実施しました

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