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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

人の心に寄り添えるような弁護士になりたい

2010-06-27 23:49:28 | 会員日記
※ドネーションシップ会員さんの日記です


◆今日のこと。

こんばんわ(・ω・)
前の日記、コメントありがとうございます★

今日、とっても大きな経験をさせてもらってきました。
布川事件をご存じですか?
冤罪が主張され、去年ようやく再審への扉が開かれた事件です。
7月9日から、水戸地裁で審議がやり直されます。

その布川事件で加害者とされた2人の方のうちのひとり、
桜井さんが、大学の講義の一環として、講演に来られました。
1回生の授業で、関係なかったけど、聞きに行ってきました。
そのあとで、さらに関係なかったのに、
急きょロースクールの先輩の計らいで、
桜井さんを囲んでの勉強会にも参加させてもらってきました。

どうやって冤罪が作られたのか。
生の話は、本当に深みがありました。

でも、何より心に残ったのは、桜井さんが
「刑務所に行くことになって良かったと思っている」
と言っていたこと。

それは、それまで、
自分はどうやって生きていったらよいのかわからなかったけど、
自分は冤罪という形ではあったとしても、
刑務所に入ったことによって、自分の人生を見つめ直して、
自分と向き合うきっかけになったからだと。
(だからといって冤罪を許すということではありません。)

そんな風に思えるまで、きっとすごくいろんな苦しみがあったんだろうと思います。
簡単に言えることじゃない。

その部分にものすごく共感をしました。

今回お話を聞いて、弁護士になりたいという思いが一層強くなりました。
同時に、自分がどんな弁護士になりたいのかが、はっきりしました。

あたしは、人の心に寄り添えるような弁護士になりたい。
それがどんな事件であっても、紛争であっても、
そこには人の思いがあって、バックグラウンドがあって。
そこをくみ取って、固まったものを解消できるような弁護士になりたい。
法解釈だけするような法律家には絶対になりたくない。
法律を使うことを目的とする法律家には絶対なりたくない。

あたしは、いろいろあったからこそ、
自分にしかできないことがしたいし、できると信じています。

なんかまったくうまく書けなかったけど、笑
とりあえず今日はあたしにとって大きな日でした。
(・ω・)



*************
(参考)
布川事件のホームページ
http://www.fureai.or.jp/~takuo/fukawajiken/

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