ハイデム@神戸

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神戸市長、3空港一体運用にあらためて意欲/神戸新聞NEXT

2015年12月22日 21時53分53秒 | 日記



ハイデムです。

神戸市長はどうしても神戸空港を神戸市から切り離して、新会社の関西エアポートに押し付けたいようですね。
神戸空港の旅客数と売り上げの推移を下のグラフに纏めてみましたが、
まあこの右肩下がりのこのグラフを見れば、市長の気持ちは良くわかります。



グラフでは旅客数こそ横ばいですが、売上の減少傾向は否めません。
これはLCCの増加のせいでしょうか?
とすれば、時代の流れですからしょうがないでしょう。
そして、売上が減少すれば営業利益も減少します。

営業利益はグラフにしませんでしたが、
今年H27年度の営業利益予想は、最高益?だったH20年度比▲76%という残念なものです。
この利益減少は債務回収の遅れとなるのです。
また、そもそも神戸空港は発着上限が30回となっており、売上増加のために発着回数を増やすことはできません。

では、旅客数を増やすため大型機を飛ばすことはできるのでしょうか?
国内線で大型機を飛ばす相手の空港は限られます。
ざっと思い浮かぶのは、札幌、成田、羽田、中部、福岡、沖縄くらいでしょうか?
この中で、神戸(関西)から羽田、中部、福岡は新幹線のほうが便利ですので、
この3空港への大きな需要は見込めません。
そして、残る札幌、成田、沖縄はビジネス客ではなくリゾート客が主となるでしょうから、
年中安定した利用は見込めません。

ハイデムは空港関係者ではないので、全くの素人考えではありますが、
どう考えても神戸空港は存在価値はないのではないでしょうか?
一体誰がこんな空港を作ったのでしょう?
ぼやき漫才の人生幸朗さんではありませんが、「責任者、出て来い」と言いたい。

神戸空港に伊丹空港、関西空港を加えて3空港での運用を市長は望んでおられますが、
一体どうやって3空港を連動運用したら良いのか?を具体的に(予想でもいいから)示さないと、
関西エアポート側は乗ってこないと思います。

神戸空港開港に関しては市民の中には相当数の反対の声があったように覚えております。
しかし、それを押し切った矢田市長の後継者としての現市長の立場は「神戸空港の存続」だろうと思います。
しかし、神戸空港は今後単独でも、関西3空港という形になったとしても存在価値はないでしょう。
市長には、この際「閉港」するという英断をして頂きたいとハイデムは思う次第です。

仮に、神戸空港を他2空港と合わせて効率よく運営していくのであれば、
関空~神戸~伊丹の各地点を結ぶ新しい高速交通機関を整備するなど莫大な投資が必要であろうかと思います。



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