オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

釧路川水系源流域のニジマス侵淫とダム。 その弐

2016-10-16 14:47:56 | 大型魚
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釧路川水系源流域のニジマス侵淫とダム。 その弐

201X-5-20(金) 曇り 

 砂防ダムのさらに上流にある簡易砂防ダム下でオショロコマを少し釣ったがこのあたりにくると白っぽい個体が多い下流域とやや異なりオショロコマの外観に大きな変化が見られる。

体色がかなり濃くなってくるようで全体に黄色みをおびてくる。

♂の腹部着色は濃くなりオレンジや鮮やかな黄色に着色されるものが多くなる。













あたかも別な個体群を思わせる。

下流域にある大きな砂防ダムのため、ダムの上下のオショロコマ個体群の交流が完全に遮断されて数十年でこんなにも外観の違いが顕著になるものだろうか。

渓流相は多少渓流の幅が狭くなってくるが基本的なパターンに大きな差異はないとおもう。













































ニジマスはこの簡易砂防ダムの上流域には見られない。

奇しくもこのダムが在来種オショロコマの最後の生息水域までニジマスが侵入してゆくのをくい止めている格好になっている。

米国では源流域にかろうじて残った在来種カットスロートの生息域へ ニジマス、ブラウン、カワマスなどの移植外来魚が侵入するのをを防ぐため、あえてダムを建設しているという。

北海道の渓流釣りにおいては、在来種の保護というよりは、いまだでっかいニジマスに多大なる価値がおかれていて、絶滅危惧種 ( VU ) オショロコマなど在来魚を思いやる釣り人はほとんど見られないといっても過言ではない状況が続いてきた。

その原因はオショロコマの現状に関する完全な無知と、その啓蒙がまったく皆無であることからきていることは明白であった。

さらに、ニジマスはイトウの産卵床すら破壊する。

ニジマス釣りの快感は私も大好きで、これを完全否定する気はさらさらないが、まずオショロコマなど在来種の保護を大前提にした遊びであるべきと長年訴え続けてきた。

近年、このブログを見てオショロコマとニジマスとの関係に理解を示す釣り人が増えてきている手応えが確実に実感されることはうれしい限りです。

しかし、その一方でいまだオショロコマの聖域というべき水域に、恐らくそれを知りながらもあえて無視、ニジマスを放流し続けている地方自治体もあり残念におもいます。

人間にはその立場によって実に色々な考えがあると思いますが、いつかは真に大切なものは何かを理解してくれるのではないかと願っております。


このダムの下流域のニジマス・オショロコマ混生水域では、まず45cmのニジマスをF氏が釣って撮影。






















もう一匹大型ニジマスがかかったが、デジカメ動画撮影など試みているうちに針がはずれ逃げられた。

そのほかは20cmほどのニジマス若魚が3匹。崖に川がぶつかる良ポイントでF氏がまた40cmニジマス、妻が25cmほどのニジマスをかけ撮影。

オショロコマも混生していたがニジマスがより優位な位置に定位してまずニジマスが釣れてくる。

そのあとでオショロコマが釣れ始めるのが普通である。








今が旬のおいしい山菜コゴミの大群落がありコゴミ採集を行った。

 今日はここで武装解除。

この時期、他の渓流はいまだ林道が施錠されているところが多く、この日の釣りは終了とした。

今日の調査でもこの渓流のニジマスの侵淫はかなり深刻である。

この日撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

源流近くに見られたニジマス大型個体はいつきの個体ではなく、早春の産卵行動のため遡上してきたものと考えられる。

いまだ恐怖のチビニジマス軍団が見られないので本格的なニジマス侵淫はこれから先と思われた。

本日のような積極的な大型ニジマス駆除でここのオショロコマ個体群がニジマスのため消滅するのを多少とも先送り、ないしは食い止めることができるのだろうか。



コゴミが一杯だが、葉が展開してしまったものは食不適。



まだ葉が開いていないおいしそうなコゴミが一杯。





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