なんかもう寒いのかあったかいのかわからん。
・ばらの名はラヴィーニア 海人小舟(RFM)
twitterでフォローさせてもらってた方の作品です。小説書いてるなんて知らなかった……。
前者はアインハンダー、後者はダラバーの二次創作小説です。
STGの二次創作小説を書く人は希少なので今後ともチェックしていきたいところ。
さて感想なんですがいやーよかった。
何が良かったって、個人的ハイレベル小説判別ポイントのひとつである「世界観をだらだら説明せずに読者に感じさせる」がばっちりだったこと。
もう「配給に珍しく人間用のアルコールが出た」の一文だけで世界観の「匂い」が強烈に叩きつけてくるわけですよ。
「ラヴィーニア」では地球ゾードムの文化的差異・格差を、「小舟」では冒頭の「人間には向かない職業」でさらっと書いてるのが読んでて心地よいです。
特にお気に入りなのは、「ラヴィーニア」のミリアムとエマニュエルのやり取り、そして「ドラゴンズレア」のネーミング。
「小舟」ではリーガの葛藤が丁寧に描写されてて好きですね。
創作作品には当然作者の嗜好が出るわけですが、本作からはマザーグースのかほりがしました。
今日はここまで。