今日の酒浸り

　というわけでVita版発売に合わせて日本語化されるのを待っていた「VA-11 Hall-A」をプレイしてます。
　ゲーム内容はバーテンダー・ジルとなって日々やってくる奇妙な客にカクテルを提供するというもの。
　その場から全く動かず作業を繰り返すという点ではかの名作「papers please」に似ていると言えるでしょう。
　どうも売上が悪くて家賃払えないと強制退去になるっぽいあたりも同じ。
　何がいいってこのゲーム、そのサイバーパンク度合いが非常にいい。
　アンドロイド（劇中ではリリムと呼ばれる）、犬、なんかホログラムっぽい少女などなどのいかにもなキャラとのやり取り、PC-98のAVGを意識したと言われるドットグラフィック、スナッチャーを髣髴とさせるようなオトナなBGMなど、サイバーパンク好きにはなんかもう鼻血が耳から出そうなゲームですこれ。
　制作はベネズエラのインディーズデベロッパーだそうですが、キャラの造形や台詞回しも和ゲーのお約束から離れた、そしてSF読みには馴染み深いまさに翻訳小説な感じで新鮮かつ懐かしい気分。
　セリフには日本のネットスラングなども入っていてなかなか笑えるし、ウィットに富んでて楽しいです。
　こういうのはややもするといわゆる内輪ネタ的な薄ら寒さが強くなってしまうものですが、そういう雑味もない会話は読んでて心地良い。
　初プレイ時はリアル飲酒プレイを敢行しましたがなかなかの没入感。
　ゲーム開始時にも酒とおつまみを用意するように言われますし、さああなたもレッツ飲酒プレイ！