どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『上村松園-美人画の精華ー@山種美術館』なのだ

2017年09月22日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 山種美術館10月22日まで開催している<上村松園-美人画の精華->を見たのだ



ぼくが気になった作品なのだ

1番最初に展示していた作品で 上村松園が描いた<蛍>なのだ


良家の婦人を描いたものだそうで 蚊帳を仕度している最中に 1匹の蛍が迷い込んだ場面を描いていて 細身の女性の緩やかなS字のシルエットと 鹿の子絞り?で アールヌーボーのデザインのような百合が美しいし ホタルに気づく 女性の上品な仕草がキレイで ずっと見ていたくなる作品なのだ


これも 松園さんが描いた<春のよそをひ>なのだ


女性の美しさもいいんだけど ぼくわ 帯の左側にある模様の龍がすっごく可愛くて 印象に残っているのだ


松園さんが描いた<砧>なのだ


解説にわ こう書かれていたのだ
『世阿弥の名曲「砧」に取材し、砧を打つ音が遠く離れた夫のもとに届いたという中国の故事に倣い、寂しさに耐えながら夫の帰りを待つ毅然とした姿を描きました。』


菱田春草の<桜下美人図>わ 右側に見切れて描かれている犬が良かったし 他にわ 鏑木清方の<伽羅>とか 和田栄作の<黄衣の少女>も良かったのだ


山種美術館所蔵の松園さんの作品18点すべてが展示するっていうのわ あんまりないことだと思うし 松園さんの作品が好きなら 見に行くべき展覧会だと思うのだ

あと 山種美術館肖像の18点すべてが載っている 松園さんの小冊子が540円で売っているので これわ 買いだと思うのだ


ここから先わ えこうの感想なのだ

山種美術館 <上村松園-美人画の精華-> 10月22日(日)まで

http://www.yamatane-museum.jp/exh/2017/uemurashoen.html

作品リスト
http://www.yamatane-museum.jp/exh/upload/shoen0828.pdf




展示構成

第1章 上村松園-香り高き珠玉の美-

第2章 文学と歴史を彩った女性たち

第3章 舞妓と芸妓

第4章 古今の美人-和装の粋・洋装の華

今回、山種美術館所蔵の上村松園の作品全18点を展示しており、他にも、日本画、浮世絵、洋画の美しい女性が描かれた作品88点を展示していました。(※浮世絵のみ展示替えあり。)

展覧会の説明文の一部には、『「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香り高い珠玉のような絵こそ、私の念願とするところのものである。」と語り、生涯を通じて徐栄たちを描き続けた。』と書かれていました。


気になった作品

1.上村松園 蛍


床に着く前だから、女性のリラックスしたかのような仕草がいい。


2.上村松園 夕照



3.上村松園 桜可里



4.上村松園 新蛍


<蛍>を描いたから、16年経って描いた作品で、54歳のときに描いたもの。

流水模様の着物の柄がキレイだし、すだれ越しに見える着物もいい。

ホタルを見る女性が上品。女性が持つ、金色の団扇が落ち着いた色だが輝いて見える。


5.上村松園 盆踊り



6.上村松園 夕べ


虫の声に誘われ?、すだれから庭を覗く女性、間違っているかもしれませんが、着物の柄は女郎花?の柄で、団扇は月の模様なので、秋の初め頃だと思える。


7.上村松園 春のよそをひ



8.上村松園 春芳



9.上村松園 春風


蝶に気づき、振り向く女性、ふとした仕草が良い。


10.上村松園 折鶴



11.上村松園 つれづれ


膝の上に本を置き、読書をする女性。着物は桜、帯は蝶、少し寒そうにもしているので、季節は春の初めころか。


12.上村松園 詠哥



13.上村松園 娘



14.上村松園 夏美人



15.上村松園 牡丹雪



16.上村松園 庭の雪



17.上村松園 杜鵑を聴く



18.上村松園 砧(*山種美術館所蔵)


この作品のみ、写真撮影がOKでした。


37.小倉遊亀 舞う(舞妓)

38.小倉遊亀 舞う(芸妓)

この2点は、視線が合うかのようになっていて対のよう?

no.37の<舞う(舞妓)>の方は、紫の着物を着ていて、華やかで動きがダイナミックな感じで、no.38の<舞う(芸妓)>は、芸妓なので黒い着物でシック、落ち着いた動きで静を感じる作品で、着物の柄(流水柄?)も同じようになっていました。


81.池田輝方 夕立(※右隻の画像)


六曲一双の屏風、池田輝方は、初めて知りました。

突然の夕立で、神社に雨宿りする光景が描かれいる。雨に濡れているせいなのかもしれないが、描かている人物が、男女ともに艶を感じる。


88.京都絵美 ゆめうつつ

消えてしまいそうな美しい女性が横たわっている。この女性は夢を見ているのか、それとも夢の中に出てきた女性なのか?わからないが、ずっと見続けてしまう魅力のある作品で、この作家の他の作品も見たいと思いました。


あと、橋本明治の舞妓の3点は、色使いが独特で現代的?な印象でインパクトがありました。


山種美術館所蔵の松園さんの作品をまとめて見たのは、千鳥ヶ淵で2009年に見て以来なので、8年振りくらいで、18点はやっぱり見応えがありますね。松園さんの最初の方に展示していたので、他の作品はあんまり惹かれず・・・。

でも、知らなかった京都絵美、池田輝方の作品は、見ることが出来て良かったですし、彼らの描いた他の作品を見たいと思いました。

松園さんの作品18点がそろって展示は8年振りなので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?オススメですよ。


この後わ 恵比寿からちょっと足を延ばして 戸越銀座駅に移動して お気に入りの<ピッツェリア恭子>でランチをしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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