どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『春信一番!写楽二番! <前期>@三井記念美術館』なのだ

2015年07月09日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 三井記念美術館8月16日まで開催中<錦絵生誕250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!>を見てきたのだ(※<前期展示>わ 7月20日までなのだ)



ぼくの気になった作品をご紹介するのだ

通期展示で 鈴木晴信<やつし芦葉達磨>なのだ


中央のうすい紅色の着物が目を引くのだ 着物や頭を覆う布の輪郭線わ 黒でないからだと思うんだけど 柔らかそうな質感に見えるのだ

ぼくらわ この作品をすごく見たくて この展覧会に行ったのだ


7月20日まで展示歌川国芳<かごのとりすゞめいろどき>なのだ


登場人物が 着物を着た 雀の擬人化になっているのだ 遊郭の格子を鳥かごに見立てていて ユニークでもあり 遊女たちが囚われの身のような気もして ちょっと考えちゃうのだ  


一筆斎文調<二代目市川八百蔵>も良かったのだ


あと 浮世絵とわ 関係ないんだけど 展示室2にあった 安藤緑山<染象牙果菜置物>もいいのだ

蜜柑 無花果 柿 茄子など象牙に彩色された置物で ケースがなかったら 匂いが薫ってきそうなほどリアルな造形だったのだ


前後期の展示替えを含めて 鈴木晴信の作品が30点くらい見れるのって あんまりないような気がするし 後期も見に行こうと思っているのだ

<やつし芦葉達磨>わ 会期中ずっと展示しているし 一見の価値があると思うので ぜひなのだ


↓ぼくらわ <後期>も見に行ったのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/030c24dfb200339dd43c89de3dcee397




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

三井記念美術館 <錦絵生誕250年 フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番!写楽二番!> 8月16日(日)まで ※前期は7月20日(月・祝)まで

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

公式サイト
http://pma2015.jp/

作品リスト
http://www.mitsui-museum.jp/pdf/mokuroku_150620.pdf




展示構成

第1章 錦絵以前 浮世絵版画の始まり

第2章 錦絵の誕生 春信の浮世絵革命

第3章 錦絵の展開:清長・歌麿・写楽-みずみずしい美人と個性的な役者たち

第4章 第4章 錦絵の成熟:北斎・広重-旅への憧れ・花鳥への眼差し

第5章 上方の錦絵:流光斎・長秀-ありのままに描く

前後期合わせて150点を展示予定で、7点以外は総入れ替えで、最初の展示室、1~3には、『三井記念美術館所蔵の工芸品-夏によせて』が展示しており、15点ほど工芸品が展示しています。


気になった作品(※『前期展示』と載せているものは、7月20日までの展示)

19.鈴木晴信 やつし芦葉達磨


解説には、こう書かれています。
『紅色の衣で全身を包んだ美人が芦に乗り、水上を滑るようにわたっている。非現実的なこの光景は、達磨が芦に乗って長江(揚子江)を渡ったという高僧伝による。赤く丸い達磨さんとして親しまれた達磨大師を、柔らかな紅の衣を纏う華奢で可憐な美人に置き換えているのだ。衣の部分だけでも3版以上用い、墨線を排除して柔らかな表現に成功している。随所に初摺りならではの技が発揮された貴重な作例。』


32.鈴木晴信 後朝の別れ(見立羽衣) ※前期展示

遊郭の中の1場面であろうか?帰る男の裾を引っ張り、遊女が布団の上から名残惜しそうに止めている。その仕草が可愛らしい。


39.鈴木春信 蚊帳を吊る母子 ※前期展示

蚊帳を張る母に甘える子供が、着物をひぱっている。その際に、ちらりと見える露わになった足が色っぽく感じた・・・。あと、右下の団扇の骨の部分は、空摺りになっている。


80.初代喜多川歌麿 歌撰恋之部 稀ニ逢恋 ※前期展示


町家の女性を描いた大首絵。全体的に淡い赤(ピンク)系の色なので、若さや上品な華やかさを感じる。背景には、紅雲母地になっているそうです。


84.初代喜多川歌麿 八百屋お七 小姓吉三郎 ※前期展示

2枚続き。左に吉三郎、右にお七が向かい合うように描かれており、お互いに恋文を隠し持っている。吉三郎は、着物の裾へ、お七は手を合わせた中に見える。

八百屋お七は、恋人に会いたい一心で、放火事件を起こした少女だそうです。


96.東洲斎写楽 三代目大谷鬼次の江戸兵衛



107.渓斎英泉 江戸音曲歌合 新曲高尾懺悔 ※前期展示

3色の格子模様に着物がキレイでした。


109.渓斎英泉 今様美人十二景 愛走がよさそう  金龍山浅草寺 ※前期展示

女性の青の着物が点描画のように思えた。どのように彫って摺ったのだろう?


浮世絵が好きなら、見に行って損はない展覧会だと思います。

三井記念美術館は、『ぐるっとパス』を購入すれば、ご覧になれますし、オススメだと思いますよ。


巡回情報

静岡市美術館 8月23日(日)~9月27日(日)

あべのハルカス美術館 10月10日(土)~12月6日(日)



この後わ 東京駅方面に歩いて移動して<牛かつ もと村 東京駅八重洲口店>でランチを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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