チェロ 二題

 

お暑い日が続いています。

皆様夏バテしてらっしゃいませんか？

長崎から帰って来ましたが、dolceはちょっと体調を崩してダラダラしていました。

 

実家では、毎日父の入院先への往復

普段ヘルパーさんには頼めない

庭の草刈（草むしりと言うには伸び過ぎ）・換気扇の掃除

カーテンの洗濯・映りの悪いテレビの原因を探して電気屋さんへ

テレビ本体ではなくアンテナの老朽化だとわかり（25年前のものでした！）

アンテナとブースターをを新しく取り替えてもらったら

まるで新品のを買ったみたいに

良く映るようになりました～

 

そんな中、新聞で長崎市民病院のロビーで

「プラハチェロファミリー」によるロビーコンサートが開催されることを知り

行ってきました。

　

プラハ音楽院教授として教鞭をとる傍ら、チェコ内外で演奏活動を続けている

「祈りのチェリスト」と呼ばれるヴラダン・コチさんのファミリーによるロビーコンサート。

バックに写っている『薬局』　『投薬口』が全く気にならないほどの

素晴らしい心に響くコンサートでした。

 

音楽を通して平和を訴えるために、原爆記念日を前に

関東でのコンサート前に広島・長崎で演奏会を開きたかったと

演奏会の合間をぬっての病院でのボランティアコンサートでした。

 

古くて雑然とした病院の、お薬待合室で

普段、生のクラシックを聞く機会があまりない、病と闘っている患者さんたちのために

演奏会と全く同じプログラムで１時間以上の演奏をしてくださいました。

アンコールに応えてピアソラの「リベルタンゴ」とカザルスの「鳥の歌」も。。。

時に情熱的に、そして患者さんたちに優しく語りかけるように

午後の病院内にチェロとヴァイオリンの音色が響き渡りました～♪

 

両親の介護と生活支援で疲れ果てたdolceの心と身体に

フツフツと活力が漲ってくるのを感じました～☆

 

ジュリアード音楽院で学んだ息子さんは現在医学を勉強中ということで

ファミリーでの演奏活動も多分今年が最後だろうと

お父様のヴラダン・コチさんはおっしゃってました。

きっと素晴らしいお医者様になることでしょうね

 

そして、横浜に夜遅く帰ってきた翌日には

夫のチェロの先生の恩師の

♪チェロ勉強会2010♪　へ行ってきました。

dolceの体調がイマイチだったのですが

勉強会（発表会のようなもの）のトリで演奏された先生の演奏に

長崎での疲れも一気にぶっ飛びました

先日のリサイタルでも演奏された

シャコンヌとチゴイネルワイゼン

一段と輝いた音色で

いやぁ～！まいったなぁ～　感動の連続でした～