読書会

読書会の議事録

平成29年6月23日 第40回読書会

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・日 時:平成29年6月23日 18時30分~
・場 所:新橋
・参加者:7名(Tさん、Oさん、Mtさん、Moさん、Kさん、Isさん、H)
・推薦本:「仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか」 相原孝夫 著

※印では、内容の補足と私見を付け加えさせていただいています。

●新しく参加されたMtさんより自己紹介

Mtさん
R社OBであり、Tさんとは47年来の付き合い。
Tさんとは年に1回会い、飲んで語っている。
この読書会には平成19年にゲスト参加して、その当時で1,000冊の本を読んでいるという話をした。
最近は、読んだ本について語ることが少なくなった。
Tさんと飲んでいる時にどちらともなく読書会に参加しないかという話になった。

●Mtさんとは初体面のOさんとMoさんの自己紹介

Oさん
読書会は創設のころから参加。途中転勤で中断があったが、本社に戻って復帰し、退職してからも参加し続けている。
一番本を読んでいた時期は、新婚時代の通勤時間。
老眼になってからはだんだん読めなくなっていった。
Mtさんは、ご自分で読まれた本を記録されたり覚えたりされている。
私は最近は同じ本を買うことがあり、読んでいる途中で前に読んだ本だと気づいたりする。
集中力も落ちてきて本は、この読書会で提案してもらった本を必死で読んでいる状況。

Moさん
読書会は4年ほど前から参加している。なかなか本を読む機会がなく、こういう機会をいただいたのと、いろんな世代の方の意見を聞ける場として楽しみに参加している。

●この本の推薦理由
Kさん
出向している会社の社員の離職率が高く、どうすれば社員の方が定着してくれるかなと思ったことが推薦の理由。
それと、ネットでこの本の紹介を読んだところ、ハイパフォーマンスのチームは、モチベーションではないと書いてあった。
自分自身は、モチベーションが低いわけではないが、仕事の成果が得られないので、自分なりの仕事をするために何かヒントがもらえないかと思って推薦した。

●では、読書会を始めたいと思います。
読んでみて、印象に残ったところなどありましたら言ってください。
Moさんからいいですか。

Moさん
自分の機嫌で働く人がいる場合、どう対応すればいいのかなと思っていた。
この本の中に不機嫌な人のことも書かれていた。
読んで共感したというより、不機嫌な態度というのはなんのプラスにもならないということを改めて感じた。
「不機嫌な態度をとってしまうのは、自らの不快な感情をそのまま表に出してしまうからで、幼稚であるともいえる。」という部分で、安易に怒りの感情などを表に出さないほうがうまくいくんだろうなと勉強になった。

その他、天候の影響で時間がずれたりすると文句を言う人たちにはどうすればいいのかと思った。

Mtさん
最近、話題になっている自民党の女性議員の豊田さんみたいにしてしまったらどうか?


「違うだろぉぉっ!!違うだろー!このハゲー!」みたいに(笑)

Tさん
そういう人たちとは1対1で話したらいいのでは。
その人はなぜいつも不機嫌なのか、その人は時間がズレるとなぜ文句を言うのか、1対1で話してみたら相手の事情が分かって理解できるところとかが出てくるかも。


P61 「1つのネガティブな意見や行動の悪影響を打ち消すのに、3倍の量のポジティブな意見や行動が必要」ということが書いてあった。
そういう不機嫌な人が1人いると3人のポジティブな人が必要ということ。
不機嫌な人が2人いたら6人のポジティブな人がいないと打ち消せない。

Tさん
先ほど、離職が多いということだが、なぜ辞めていくのか?

Kさん
人間関係ではないか?


建前では、キャリアアップしたかったとか、仕事の内容が面白くなかったなどがあげられるが、本音は労働条件よりも人間関係の不満で仕事を辞める人が多いと聞く。

Kさん
育児休暇中、会社を辞めてもいいかなと気持ちが途切れるときがあった。
その時に、読書会や料理教室などの仲間の人たちの中に戻りたいという気持ちがあり、こういう、人とのつながりで自分は仕事を辞めなかった。


●その他、無いようでしたら、続きましてOさんどうぞ

Oさん
この本を読んで、共感できる部分と、できない部分があった。
安全が求められる職場ではモチベーションというより淡々と確実に仕事をしてくれるほうが良い。

モチベーションは上げるというより、維持するほうが大切。
ただ、仕事によってはモチベーションを上げないとやってられないという仕事もあるとは思うが。
営業だって粛々とやっている人の方が成果をあげている場合が多い。

ここでは、その人がモチベーションが高い低いを上司がどのように判断するかを、その人が働く時間とその本人のアピールを指標にしているが、モチベーションの高い低いはそう簡単にはわからない。

世の中ではモチベーションを上げないと成果は上がりませんよという風潮がある。
朝早くから遅くまで働いている人がモチベーションが高いという風潮もある。
でも、機嫌が悪くなく仕事をしている人がたくさんいる職場がいいんだろうし、営業はまた違うと思うが、モチベーションをむやみやたらと上げる必要はないのかなと思う。


共感できない部分は?

Oさん
つながりのところ。
モチベーションとつながりの部分の意味がよくわからなかった。

Kさん
自分が好きな占い師のブログに出てきた話ですが、麻雀の世界で雀鬼と呼ばれている桜井章一さんという方がいて、この人はある本の中で「麻雀が強くなる方法は駅で切符が買えなくて困っているおばあちゃんに『どうしました?』って声をかけて一緒に買ってあげることであったり、混んでいる飲食店に行ったら食器を片付けるなどのことである」というようなことが書いてあった。

そういう場というのは、流れが停滞している。おばあちゃんに声を掛けたりすることによって、停滞している流れを流すことになり、ツキを呼ぶと。
そのツキや流れを生み出すためにはできるだけいつも自分を訓練して「上機嫌」でなければいけないと言っていました。

ツキをはかる基準としては
・街を歩いているとよく道をたずねられる
・電車で座っているとお年寄りが自分の目の前に来やすい

というのがあり、これは、相手が本能的に「この人なら助けてくれる」SOSのサインを出しやすいと見抜くからとのことだそうです。


1章から5章までは、モチベーションについて書いてあるが、6章から「つながりの労働」に話が変わった気がする。

Tさん
私は、この本は第6章から読んだ。
どういう結論になるのかなと思って。


●他に無いようですので、Mtさんどうぞ。

Mtさん
仕事の合間にちょこちょこ読んでいて、まとめてみた。
まずは「仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか」というタイトルにびっくりした。
続いて作者の経歴を見てみた。どういう人なのかと思って。
まえがきに書いてある「企業内にはびこるモチベーション礼賛論は……」を読んで何を言い出すのだろうかと思った。

その後、目次をずっと読んでいった。
「モチベーションを問題視しない働き方モチベーション3.0」
「モチベーションからつながりの労働へ」
何なんだろうと思った。
著者の相原さんと格闘した。
いったいこの相原さんはモチベーションをどう定義しているのか。
自分なりにグーグルでモチベーションという言葉を検索してみた。
グーグルいわく、「モチベーションとは欲求発生のための動機付け。行動とか意欲を起こさせるためのもの」
グーグルの定義は昔から労働科学関係で言われていたこと。

モチベーションというのはそもそも人の心の問題なのでは。
喜怒哀楽は人間の根幹。その1つにモチベーションがあるのだろうということ。

だから、タイトルがおかしいんじゃないかと思った。
どんな人にもモチベーションというものはある。それがないというのはどういう理論展開をするのかというのが自分の中でわからなかった。

人間のなかには自分をモチベートするのが上手な人と上手じゃない人がいる。
上手な人は、ちょっとした工夫で自分のモチベーションを上げることができる。

次に考えたのは、会社とモチベーションって何なんだろうということ。
労働科学でモチベーションという言葉が出てきたのは1900年の初め。
アメリカが産業革命で勃興したときに確立された理論。

私やTさんが若い頃は、どこの会社も右肩あがりだった。
目的意識が1つになっているような時代。
みな一緒に手をつないでがんばろうよという時代。

今の世の中は飽食の時代で、多様化の時代であり、人を動機付けさせたり、アップさせたりするのはとても難しいのではないか。
先ほどの話で出てきた不機嫌な人たちもその人たちがおかしいのか。おかしいと思う人がおかしいのか。
そういう時代にモチベーションをどう上げるかというのは難しいこと。

そんな感じがして、自分なりに会社と個人はもっとドライな関係を求められているのではないかと思った。
会社は会社。個人は個人。

同じ仕事をするときに、モチベーションは仕事の量というのか仕事の質なのか。
昨日は60分かかったけど今日は50分でできた。
今日はデートがあるから仕事を早く終わらせよう。

会社も個人も「何をやり」「何を得て」「何を失うか」を選択して自らの行動を決めている。
そこに、効率という概念が生まれてくるのではないのか。
より大きな成果を得るために個人がモチベートする。
モチベーションは個人が考えることであって、会社が個人のモチベーションをうんぬんするのは違うのではないか。

Hさん
この本を読んで同意した部分は?

Mtさん
個々の部分は良いことを言っている。
ただ、論理性は一貫していないかも。

仕事ができる人はモチベーションにこだわらないのか。
今は多様化の時代だからモチベーションの持ち方は難しい。しかし、人間がそこに介在する限りはモチベーションは存在する。
この本のタイトルは、「ロボット」にくれてやりたい。

Oさん
タイトルは出版社が付ける。
刺激的な表現をタイトルに付けるよう。
友人が税理士をやっていて、本を出したことがあった。
タイトルを見て、そんな内容の本なんだと友人に聞くと、タイトルは内容の一部ではあるが、本の全体はそんな内容ではないらしい。

あと、高すぎるモチベーションは部下とかをつぶしてしまうという所が、城山三郎の『官僚たちの夏』を思い出させた。

やる気満々の主人公と気楽な同期。
結果的には気楽な同期が先に出世する。

※『官僚たちの夏』あらすじ。
戦後日本を立ち直らせようと使命感に燃えた通産省官僚の話。
敗戦後の昭和30年代の通産官僚と産業界の奮闘を描いた小説。敗戦国の日本を、世界と肩を並べる豊かな国にしたいという使命感に燃える、通産官僚たちの活躍を描いた物語。

●続きまして、私の感想を言わせていただきます。

モチベーションは人の心の問題で、ささいなことで上がったり下がったりするもの。
だから、そういうものにこだわらずに淡々と仕事をするということが大事だとこの著者は言いたかったと思った。

仕事が楽しくてしょうがない、時間を忘れて働いてしまうという仕事は、一時的にであればそれに近い状態もあるとは思いますが、ほとんどはそういう仕事では無い場合が多いと思う。
それなのに、世間では皆がそのような仕事を目指すべきという風潮があるように思う。
特にこれから社会に出る学生たちがマスコミなどの情報によってそのような思いを持っているように思う。
そして、楽しくてしょうがない、時間を忘れて働いてしまうような仕事ではない現実にぶつかり、自分がやりたい仕事はこれではないと失望し、それと職場の人間関係の不満が重なり転職する人が多いのではないかと思う。

仕事が楽しくてしょうがない、時間を忘れて働いてしまうというような仕事をしていない大部分の人たちに向けてこの著者はメッセージを送っているように思う。

以下、印象に残ったところを紹介します。

P137 労働とは当然行うべきこととして、目の前にあることにまじめに取り組むことがまず基本となろう。そうした点を、なおざりにしたまま、仕事にやりがいや喜びを見出すとか、仕事を通して自己実現を図るといったことを目指すことに問題はないのだろうか。


そのためには、
P150 モチベーションを問題視せず、やるべきことを当然のこととして実行していく労働観が必要である。

もう1つは、
P151 経営者も管理職も、まずは「礼節」を重んじることが基本となる。ゆえに、本来はリーダーシップ教育などの前に、道徳教育が必要であろう。……互いを一個の人間として尊重すること、無作法な振る舞いをやめることなどの当たり前の道徳観である。

つまり、好きとか嫌いとか考えず、目の前の仕事を淡々とこなす、こういうスポーツや武道の基本、型を長い間こなしていくことによって、ある時、楽しいと感じるようになるのではないか。
そして、通常仕事は自分のところだけで終わるものではなく、他の部署へつながっていくものなので、そこで、他者とのつながりが大事になってくると思う。
このつながりを大事にすることにより、他部署から感謝されたりして、仕事にやりがいを感じたりするのではないか。

P172 未熟な段階においては意味が分からないまま、あえてその意味を問うこともなく、ひたすら繰り返し行うことで型を身に付けていく。そうする中でそれまで見えなかったことが見えるようになり、徐々に意味が分かるようにもなり、それと共に自然に体が動くようになる。

Tさん
モチベーションという言葉は海外から入ってきたし、西洋の思想の中でできあがったもの。
日本は農耕民族で、結びつきを大事にしてきた。
暗黙知、経験や勘に基づく言葉にできない知識が主流。

そういう中に西洋の考えが入ってくるとどうしても摩擦が起きる。


本に出てくるが、日本人は本来、淡々と仕事をしていた。
今日はモチベーションが上がらないから仕事をしないとかではなく、淡々と受け入れて仕事をしてきた。
昔はモチベーションという言葉はあまり言わなかったとある。

Oさん
この本ではモチベーションという言葉はリーマンショックから使われていたとある。
そうは言っているが、それよりも前からよく使っていた。

Tさん
世の中がグローバル化になってくると、西欧のやり方が入ってくる。

Mtさん
淡々と仕事をしていくというのは良いと思う。
会社と個人は一種の契約なので、企業は与えた仕事を淡々としてくれたらよいと思っている。

Tさん
仕事というのは、チームでやっている。
研究から製造まで


よく聞くのが、営業部門と研究開発部門の摩擦。
営業が研究開発部門に持つ不満「もっとコストを下げられないのか」「こっちは仕事を取ってきているんだから、決められた納期で作れ」など。
研究開発部門が営業に持つ不満「必要な経費がわからずに仕事を取ってくるな」「無茶な納期を勝手に約束してきて事前に相談しろ」など。

本当は両者の仕事は密接につながっているのに、お互いの立場を理解しようとしない。または、お互いの部門のコミュニケーション不足で、研究開発は文句がたまりながらぎりぎりで作っていたり、営業は、研究開発が何も言わないから良かれと思って受注してきていたりしていることもある。


●ここでIsさんが参加で、Mtさんに自己紹介

Mtさん
本は10年前からだとあれから400冊ほど読んでいる。だいたい年40冊読んでいる。
自分で思っているのが本はバーチャルリアリティだと思う。
どういうことかというと、ギャングの世界の本を読むとギャングの世界を知ることができる。
麻薬をやったら人間はこういう風になる。アラブ関係の冒険小説を読むとアラブに行かずしてアラブのことがわかる。
その世界に入ることができる。

●では、Isさん、感想などをどうぞ。

Isさん
全体的に読んで、勉強になった。
自分自身がモチベーションを持っていたほうがよいと思っている人間だったので、
モチベーションが低い後輩に対して、上から抑え込むような指導をすることが多かった気がする。

それが、この本を読むとモチベーションはさほど必要ないということだった。
自分の教え方とは違うスタイルが書いてあって参考になった。
この本に書いてあるようにやってみても良いのではないかと思った。

今の時勢、厳しく厳しくは合わない。パワハラと言われる。


この本の中にも書いてあったが、Isさんはモチベーションが高すぎる上司という感じか? 昭和的な感じの?

Isさん
どちらかというと今の職場がそういう傾向にあるのを自分も引き継いでいるのかもしれない。
休まないことが美徳のような傾向。

Oさん
Isさんは、若い人たちのモチベーションが高いか低いかはどういうところで見ている?

Isさん
言ったことをすぐにやるなどで判断する。

Mtさん
Isさんは、後輩のモチベーションが高いときと低いときに仕事の成果にどういう影響があると感じるか?

Isさん
声の大きさとか、挨拶。

Mtさん
それは、仕事の質とか量には関係あるか?

Isさん
態度がキビキビしているとかダラけているという違いで、仕事をミスするということではない。


●ここで途中ですが、Oさんの誕生祝いとして、デザートを食べました。

●続きまして、Itさんが急きょ出張で参加できなくなったので、事前にもらっていた感想文を紹介します。
ページの部分は、Itさんが印象に残った箇所、「→」はItさんの感想です。

P24の7行目 「モチベーションが上がらない」、「やる気が出ない」とは、食うに困らぬ立場にいる人の贅沢な悩みとも思えなくない点だ。

→なるほど、余裕がないほど忙しければそんなこと考える暇もないですね。

P34後ろから3行目 適性や実力のない上司は、あまり仕事はできないが、自分に尻尾を振ってくれる部下を重用する傾向がある。

→部下や後輩のキャリアを考えてしっかり育成しようとしている人が減っている気がする。

P38後ろから4行目 「人を育てる」といった時間のかかることを中長期的視野でできる管理職はそう多くはない。目に付いた細かな点を指摘することは容易い。それをマネジメントと勘違いしているケースは多い。

→まさにそのとおりだと思う。

P47 バブル世代悪者論。

→人数が多いから目立つだけで、どの世代にもそういう人はいる。
 いわゆる2:6:2の法則。できない2割の割合は変わらないが、バブル世代は人数が多いので目立って見えるだけだと思うが。

P60の10行目 上機嫌にふるまうことは社会人としてのマナーともいえる。

→そのとおりだと思う。心がけているがなかなかできない。

P61の4行目 3対1の法則。1つのネガティブな意見や行動の悪影響を打ち消すのに、3倍の量のポジティブな意見や行動が必要だということ。

→初めて聞いた。なるほど。

※これについては、他の言い方として、「1つ叱ったら3つ褒めろ」と言うそう。

P68・P69 昭和的な価値観について

→ここはみなさんと議論したかった。労働時間と生産性、どうやって数値化できるんだろう。

※以下に、労働時間と生産性について1つの意見を紹介します。
それ以外の意見もあると思いますので、あくまでも1つの意見としてください。

では、「日本の労働生産性は本当に低いのか」ということについて。

・日本国内においても、東京のような都会もあれば、飛騨地方のような人里離れた地方もあります。
・それを、一緒にして「日本人の労働者1人あたり」と表現することはどうなのか? それは諸外国との比較でも同様。
・また、平均貯蓄や平均年収と同様に、一部の金持ちが平均値を引き上げている「平均」を用いることはどうなのか?

※総務省が発表した『家計調査報告』によると、2016年、2人以上の世帯における1世帯当たりの平均貯蓄在高は「1820万円」

※国税庁が2015年6月に民間給与実態統計調査を公表。日本の平均年収は「414万円」。ただし、別のデータでは平成26年現在では、年収300万円以下の人口が全給与所得者の4割を占めているとのこと。

・日本の生産性は先進国に比べて低いというデータを見ると、失業率が20%を超えているギリシャやスペインですら日本の1人あたり生産性を上回っているなど、日本の労働生産性が低いというデータについては疑問?

・ちなみに、日本の都道府県単位で見た1人あたり生産性では、沖縄県と東京都では約1.85倍の労働生産性となっている。
これを見て、東京人は沖縄人の1.85倍生産性が違うのか?
そうではなく、各種産業の構成・比重が違うということ。

・労働生産性の高い国の1位アイルランド、2位ルクセンブルクの経済は、農業から金融・工業へ比重を変えたために高くなっているということ。

・日本が労働生産性を上げるためにはどうすればいいか
1.一部の超金持ちを増やせば1人あたりの生産性は上昇するようです。
2.アイルランドやルクセンブルクのように産業の構成・比重を変えれば上昇します。

・このような感じで、労働生産性という考え方は疑問があるようです。


P79後ろから7行目 ハイパフォーマーへのインタビューで「やる気が出ない時、たとえばスランプに陥った時など、どうしますか?」と聞いてみると「いつものとおり、やるべきことを淡々とやる」といった返答が最も多い。

→やる気が出ないときは淡々とこなす、多くの人に会うなど対策を頭で考えることができればスランプ脱出は早まりそう。

P121後ろから5行目 こうした人たちに、仕事に対する考えを聞くと、以下のような意見を多く聞く。「仕事は辛くて当たり前」、「仕事は修行の場」、「社会人としての当然の務め」などである。

→学生に伝えたい。「辛くて当たり前」なんて言うと今の学生は引きそうな気がするが…。

P125の5行目 仕事は、趣味ではないのだから、個人的興味を追求すればよいというものではない。内発的動機づけによる行動の良さは認めるにしても、会社に貢献する方向へうまく興味が向くことはそれほど多くは起こらないであろう。部分的、短期的には誰でもそういう状態はあるだろうが、気が向かない仕事がまったくないとか、長期間にわたってそうした動機が維持されると考えるのは現実的ではない。どんなに脚光を浴びているように思われる仕事でも、地道な作業をこつこつとこなしている時間の方が圧倒的に長いのが普通だ。

→そのとおりだと思う。これも就活生に聞かせたい。

P138の8行目 社員の自己実現を支援することを目的として会社は設立されたわけではない。

P163 自己実現については、その中身が曖昧だ。実現されるべき自己とは、どのようなものなのか。どのような状態が実現できれば、自己が実現されたことになるのか。自己が実現された状態の具体的なイメージがないまま、漠然と「何か違う」と思っているに過ぎないのだ。

→自己実現を求める就活生が多いのですっきり。そのとおりだと思う。


働きがいは大事だが新入社員が最初から働きがいを感じるというのは難しいと思った。
自転車を乗れない子供が最初から自転車の楽しさを感じないように初めはうまくいかない、転んでしまうなどを繰り返して、そのうちにうまく乗れるようになって、慣れてきたら自由に自転車を操れるようになるように、社会人1年生が最初から働きがいを求めるとそのギャップに悩んでしまうのではないか。

Oさん
仕事は厳しいということを言った方がいいんじゃないかと思うが、採用するという立場のなかで仕事は厳しいというのは言いづらい。

Tさん
ISさんの所はどうか。

ISさん
辞めていく人は他の部署と比べると多いかも。
その中でも心の内を話してくれているかはわからないが、自分が思い描いていた内容と違うという人はいる。


Itさんが言っていた昭和的価値観についてはどうか。


働き方改革が本当にうまくいっているのか、実際にうまくいっている会社とかを見てみたい。

Oさん
昭和的価値観というのが長時間働くのが良いということか?
終業時間が来たらパッと帰ってしまう奴は、モチベーションが低い。
パッと帰らないでずっと働いてる奴はモチベーションが高い。
男だから、女だからということでモチベーションを上げようとしたり。
そういう昭和のモチベーションや考え方は諸手を上げて賛成できない。

※ちなみに昭和的価値観と言われるものをあげてみました。

◇昭和的価値観とは、戦後50年の間に形成された価値観を指します。
40歳以上のバブル世代や団塊世代の多くは、こうした昭和的価値観を持っています。
昭和的価値観の特徴としては、以下のようなものがあげられます。

・根性論の体育会系で、人情と感情を中心に行動する
・失敗を恐れないトライ・アンド・エラー精神の行動派
・家庭や趣味よりも仕事や会社を優先する
・年功序列、終身雇用が基本
・男は仕事、女は家庭の考え
・消費に積極的
・肉食系で、恋愛至上主義

『家庭よりも、余暇や娯楽よりも、何よりも優先すべきは”仕事”』。
昭和的価値観は、戦後数十年の間、当時の国民一人ひとりが経済回復や国の発展に励んだ末、生まれた価値観といえます。

◇続いて平成的価値観について
平成的価値観とは、昭和後半や平成に生まれた若者(ゆとり世代・さとり世代)の多くが持つ価値観です。

平成的価値観の特徴としては、以下の通りです。

・理屈的で合理的、感情論よりも規律やルールを重んじるマニュアル思考
・失敗を恐れる慎重派で、計画的
・仕事や会社よりも、余暇や娯楽、趣味を優先する
・女性の社会進出に賛成
・消費よりも、貯蓄を好む
・草食系で、恋愛に消極的

平成的価値観は、バブル崩壊や大震災、失われた20年などを幼ながらに経験した若者が将来に対するリスクを過大に見積ろうとする思考や、ゆとり教育を経た若者の精神的余裕などから生まれた価値観といえます。

※こういう価値観というのは、どういう時代背景だったのかが大きな影響を与えていると思う。
経済回復や国の発展に励んだ時代であれば、家庭よりも、余暇や娯楽よりも、何よりも優先すべきは「仕事」という価値観になると思うし、個性を大事にと育てられ、多様な価値観を選択できる時代であれば、余暇や娯楽、趣味を優先する価値観になるのではないか。

このように価値観は、その時代背景によって大きく影響されてしまうものであると思います。
どの時代にも通じる普遍的な価値観というのはあると思いますが、昭和的、平成的価値観と言われるものの大半は、その時代に育っていない人たちが他の時代の人たちを、どれが正しいどれが間違っているとは言えないものであるように思います。

●時間となりましたので、このへんで終わりたいと思います。

※懇親会で出ていた話について、思ったことを書きます。

懇親会で出ていた話『旧約聖書では、それまで楽園で果実を食べて遊んで暮らしていたアダムとイブが、ある日「善悪を知る木の実」を食べてしまった「原罪」に対して、神は男には「労働」、女には「産みの苦しみ」という「罰」を与えた。』という話がありました。

これについて、お釈迦様は「人生は生老病死(しょうろうびょうし)という苦しみに満ちている」と言っています。
このへんのニュアンスは似ているなと思いました。

また、古代ギリシアでは、労働は卑しいものがするもので奴隷がするものだという考えがあり、このような考えから西洋では、奴隷を使うという考えが出てきているのではないかと思います。

ただし、日本では、最高神である天照大神でさえも、高天原に田んぼを持っており、農業に携わっています。日本人が地上で営んでいる農業は、天の世界の天照大神の稲をいただいたことによるもので、人間が働くことは神の罰ではなく、むしろ神から祝福されているという労働観があります。
こういうことから、日本では「お天道様が見ている」という考え方があるのではないか。

女性の「産みの苦しみ」については、古代の日本では、女性の地位は低くなかったと言われています。それは、日本の歴史上女性の天皇が8人もいて、その多さは世界の歴史から見ても類を見ないからだそうです。
これは、命の継承を担う女性に対して、敬う気持ちがあったからではないでしょうか。

以上です
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