弘前読書人倶楽部

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弘前読書人倶楽部の総会を終えて

2017年06月20日 | 日記
 弘前読書人倶楽部の定時総会を無事に終えた。昨年度の決算も、今年度の事業案も、慎重な審議の上、全会一致でご承認いただいた。 あんまり慎重すぎて、15分で終わった。
 総会後の記念講演(ブックトーク)の講師は、あの超ベストセラー「ダヴィンチ・コード」を翻訳した、越前敏弥先生だった。弘前ペンクラブのK事務局長からの紹介だった。

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉
著者 : ダン・ブラウン
角川書店
発売日 : 2004-05-31
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 先生は、昨日市内で行なわれた「弘前翻訳ミステリー読書会」のために来弘された。今日の午前中も、図書館の2階で講演会を行なったのだが、帰りの電車まで少し時間があるというので、読書人倶楽部でのトークも組み入れてもらった。
 実は、この話をいただいたのは、1ケ月近くも前なのだが、一度も打ち合わせをしていなかった。今日、午前中の講演会の5分前に、ご挨拶したのが、まるっきりの初対面だった。
 そんな訳で、先生は、読書人倶楽部に入ってくるなり、こう言った。
 「一体何をすればいいんですか?」
 「本に関する内容であれば何でもいいんです。1時間ほどお話しをしていただければ」と僕。
 「と言われても、何を話せば・・・?」
 「例えば、翻訳家になろうとしたきっかけでもいいし、ベストセラーを手がけて暮らしぶりがどう変わったかでもいいし・・・」
 なんて会話を、聴衆(倶楽部会員)の前で交わした。楽屋のネタばらしのようなものだ。
 でも、そこは、さすがに言葉を紡ぐプロである。最初は戸惑っておられたようだが、すぐに、淀みなくお話しを始められた。ご自身の紹介から、翻訳という仕事の内容まで、とても興味深い内容だった。
 会員からの質問も出た。というよりも、後半は、質問に答えるという形でのトークになった。
 そこでまた、さすがだと感心した。いや、さすがなのは、今度は、読書人倶楽部の会員のことである。「好きな食べ物はなんですか?」とか「初めて弘前に来た感想はいかがですか?」なんてベタな質問は、一切出ない。英語と日本語の構造的な違いとか、原作者と翻訳者との関係とか、印税や受注のシステムといった具体的な業務のこととか、やはり”本”に関する質問が次々と出てきた。
 それらに対して、先生は、間髪を入れず答えられた。”間髪をいれず”とはつまり、「あー」だとか「えー」なんて言葉を使わずにという意味だ。しかも、質問者が尋ねた以上のことを、懇切にお話しいただいた。とても頭のいい人なんだなぁと思った。こんな感覚は、三浦雅士氏の講演を聴いた時以来だ。
 今日のお話で心に残ったこと。翻訳家にとって必要なのは、「英語が好き」ということではなく、「日本語が好き」ということなのだそうだ。そして、「言葉を大切にする」ということ。・・・だったら、僕も、翻訳家になれるかもしれない。
 あっ、でも、やっぱり無理だ。僕は、英文を見ただけで、頭が痛くなってくる。高校時代の授業の苦痛が甦ってくる。(11056)
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