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学習ノート〜『自他共栄』と『義』と『俠』

2016-12-07 16:18:52 | 日記
[12月6日産経新聞・津田俊樹『スポーツ茶論』]からです。
【「講道館創始者の嘉納治五郎の教え」
一つ…「精力善用」〜鍛錬で鍛えた心身を世のために有効に使う。
一つ…「『自他共栄』」〜他者を敬い、自己を高めよ。・・・・・・】。超簡単です。
次は[司馬遼太郎『項羽と劉邦』]からです。
【義とは、骨肉の情や、人間としての自然の情(たとえば命が惜しいなど)を越えて倫理的にそうあらねばならぬことをさす。
義は、戦国期にできあがった倫理ではないかと思われる。
のちに儒教に取り入れられて内容が複雑になり、また反面、義という文字から儀礼の儀という文字が作られてゆく様に、多分に形骸化されて礼儀作法とか、人と人との付き合いの仕方といったものへ衰弱してしまう。
が、この時代、戦国期から間もない時代には、『義』の精神は初期の猛々しさや壮烈さを失っていなかった。
『義』という文字は、解字からいえば「羊」と「我」を複合させて作られたとされる。
「羊」はヒツジから転じて美しいという意味をもつ。「羊」「我」は、「我を美しくする」ということであろう。古義では「人が美しく舞う姿」をさした。
要するに《人情という我を殺して倫理的な美をとげる…命がけの格好よさ…ということ》を言う。・・・
恩義という言葉もある。これは恩義を受けたなら、子々孫々まで忘れ得ざるものであり、返さなければならない。
『義』はあくまでも個人的なもので、他人に一切構うことはない。
『義』で結ばれた絆は、どんなに偉い人間でも嘴をいれることができないほどに、個人間の峻厳な倫理であった。
だから「義兄弟」になればその絆は強烈に強靭だ。・・・・・・】。
【『俠』とは、相互扶助の精神である。古代では王朝が頼むには足りず、むしろ虎狼のように害があるという古代的な慢性不安の社会にあって、下層民が生きてゆくには互に『俠』を持ち、守り合う以外にないというところから発生した精神であった。
苛斂誅求が王朝の常態であり、その王朝の害というのは、王朝が「賊」としている草匪(そうひ)の害よりはなはだしかった。そのため個人が互いに横に結んで守りあわざるを得なかったのである。
いったん『俠』を結べば、すべての保身、利害の計算を捨てて互いに相手を守り合うという精神があった。
『俠』には理屈がなく、それそのものが目的だった。
『俠』という倫理は、男伊達、世話好きといったようなものではなく、のちの日本にも欧州にも類似した精神は見当たらない。立場は違うが、質としては、16世紀のイエズス会の殉教精神に、はげしさだけは似ている。
漢王朝を建設した劉邦は、無名の農民から身を立てた「任侠の親分」であった。
劉邦は、町で40近くまで男伊達を渡世として、ごろごろしていたが、彼の『俠』の組織に入ってくる人間はものすごく多かった。『俠』という相互扶助の精神を糊として結びついていたのである。そしてその組織が漢帝国を作ってしまったのだ。・・・・・・】以上でした。
どうやら、知識も教養もない劉邦は、その人間性のため良き仲間を多く持ち、知力、腕力、軍歴を多とする項羽を破ってしまったようであります。
『義』とは、人間が美しく生きる姿をいうとは、なるほどと思いました。
やっぱり、人間は自分のことしか考えてはダメなんですね。難しいことです。
せめて、美しく生きようではありませんか。
『自他共栄』を目指して、頑張りましょう。
[塩野七生『ローマ人の物語』]にこんな文言が書いてありました。
【優れたリーダーとは、優秀な才能によって人々を率いて行くだけの人間ではない。
率いられていく人びとに、自分たちがいなくては、と思わせることに成功した人でもある。
持続する人間関係は、必ず相互関係である。一方的関係では、持続は望めない。・・・】
失礼しました。さようなら。
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