ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼三十一番竹林寺

2017年03月13日 21時54分52秒 | ウォーキング

「土佐の高知の はりまや橋で 
坊さんかんざし 買うを見た
よさこい よさこい」

そうあの高知県民謡「よさこい節」です。

この竹林寺にいた坊さんの
「純信」ときれいな娘「お馬」の
道ならぬ恋がもとになっています。

寺の金を持ち駆け落ちした二人は
関所破りで捕まった。

その後二人はさらし者にされた後、
純信は伊予に追放。
お馬は関東以西に追放され、
やがて大工と結婚をし、
東京に移り住んだそうだ。

いやあはりまや橋でかんざしを
買う坊さんは本当にいた
という話だったのは驚きです。

そんな竹林寺は五台山という
山の中にあります。





聖武天皇が唐の五台山で
文殊菩薩にあった夢を見たから
そこによく似た山に
寺院を建立するように命じて、



政治家を動かしごみの値段を
差し引いて低額で土地を買って、
できたのがこの寺でした。

なあんてことはありません。

山の中に静かにたたずむお寺で
しずかないいところでした。



ここには高知県内で
唯一の五重塔があります。



三重塔が明治の台風で崩壊し
そのままであったものが、
昭和55年に浄財でよみがえった
というものです。

ここではこれを絵にしておきましょう。



そしてこの寺の本尊は、
四国八十八ヶ所中唯一の「文殊菩薩」。



50年に一度開帳される
秘仏なんだそうですが、
残念ながら前回の開帳は3年前。

もう見ることはできませんな。

御本尊真言は
「おん あらはしゃ のう」。

この寺でだけ唱える真言です。

勤行でそれを唱えしっかりとお参りをして、
さあこれで今回のお参りは終わりです。
バスのところへ戻っていきましょう。

春頃に来たらこの辺りも
あちこち花が咲いてそうなところですねえ。

ん?なにか温室のようなものがありますよ。



近づいていったら
昭和33年に開園した
高知県立「牧野植物園」でした。

ああ、doironはずっと昔からの
趣味のひとつとして、
野生植物の観察という
趣味を持っていました。

今でこそ図鑑は立派なのが
たくさんありますが、
昔は数が限られていましたね。

お金のない若い頃には、
植物学の開祖ともいえる
「牧野富太郎」博士のこんな
「学生版 牧野日本植物図鑑」を
見たりしていました。



そんな懐かしい博士の出身地には
こんな植物園もあったんですねえ。

ツアーじゃなかったら
こんなところには
絶対飛び込んでいたでしょうねえ。

図鑑の中には植物分類だけじゃなくて、
様々な分類学の基礎的なところも
教えてもらったから



とってもありがたい人だったんですねえ。

いつかはまたこれたらいいなあ
と思いつつ、さよならしてきました。

さあ、ではこのツアー最後の
昼食に向かいましょう。
といってもまだ10時半なんですけどね。

きょうの昼食は「かつお船」という
名前の食堂に行きました。



外観もこんな船のような形をした食堂で、



飯の前に鰹節工場の中を見学しました。

工場の人は、
鰹節のおいしさを
試食品を分けながら
説明してくれるのですが、
後ろの窯から鰹節を取り出している姿が、



よくドキュメントなんかで見る
光景でしたね。

ここではしっかり
かつおのたたきをいただきました。



ニンニクもたっぷり乗った
なかなかおいしい
たたきでしたよ。

本当はこんな店で



自分でカツオのたたきを作る
カツオ道場なんかに
行きたかったのですが、
まあこれは仕方ありませんね。
しかしまありっぱな昼食でした。

さあ、これで今回の旅は終わりです。

午前11時過ぎにもう
大阪に向かって出発したので、



途中の淡路島も
こんな明るい時間によりました。



景色もこんな感じです。

こんなんだったら、
牧野植物園に入る時間あったのになあ
とか思いながら
結局6時頃に大阪に着です。

首Dさんはちょっとお疲れだったので帰宅。
doironはいつもの木曜日らしく
エイに向かったのでありました。

今回で掛軸もこんな感じ。
うんうん、だいぶちかづいてきましたよ。



前回トラブルで炭が飛んでいたところも
上手に処理してくれていました。



四国詣でもあと3回。
とりあえず四国9回目
これにて終わりです。


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