I’ll be dis-ABSOLUTER

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未来は、理想にも絶望にも変わってゆく---。

2009-08-09 20:20:51 | 仮面ライダー・特撮総合
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー



---昨日に鑑賞して来た劇場版「ディケイド」の視聴感想記事ですわ。
とは言え、ちょっと文章量が多くなってしまったので、本日と明日以降に投稿する記事に分割しようかと思いますわ。
自分の頭の中で情報を整理出来ていないのもありますけどね…ともあれ、以下の記事には過度なネタバレが含まれておりますので、反転表示にて対応致します。
その為、タグなどが有効で無い端末などでご覧の場合には、どうぞご注意下さいませ。



◇アーマーゾーン!

開幕初っ端からいきなり、アマゾンとディケイドのバトル。
とにかくアマゾンが強いわ硬いわで、ディケイド響鬼のアタックライド:鬼火を至近から顔面に喰らっても左程に効いてないと…もっともそれを言えば、大切断喰らってバトルを継続出来るディケイドも似たようなものですが、其処は主人公補正、最終的にはディケイドの前に敗れ去ったのですけどね。
果たして最初にアマゾンとのバトルシーンを持って来たのには、テレビシリーズ(公開翌日から「アマゾンの世界」編)との兼ね合いがあるのでしょうが、此処は決してテレビシリーズ:アマゾンの世界編とのリンクではなく---。

◇士の世界

そんなバトルから3日前---士たちは旅の途中、あらたな世界を訪れる。
その世界では、士の撮ったどんな写真もピンボケなどしない=ひょっとすると此処は士の帰るべき世界なんじゃないかということに。
この辺りは一度、テレビシリーズでも「ネガの世界」で使用されている導入だけに、観ている側としては、或いはこの世界も“かりそめの世界”なんじゃないかという疑問を感じずにはいられずとも、やがて士の妹:門矢小夜の登場、そして士自身の失っていた記憶も戻り、此処が間違いなく士の世界であるという確信へと至る次第。
まぁ、それでも中盤過ぎるくらいまでは、士が催眠術か幻惑かで大ショッカーに惑わされているのではないかという疑問を拭い切れませんでしたけどね、その真相が真相だけにw

◇世界の滅びを止めるため

士はディケイドとして各ライダー世界を巡り、それぞれの世界を繋げる橋を架けていたそうで。
そしてその橋を架けた今、ライダー同士の存在によって引き合い、滅びを迎えようとしている世界を救うべく、士不在の間、小夜の面倒を見ていた月影の進言から、記憶の戻った士が各世界のライダーを召集し、最強を決める為のバトルロイヤルが開幕することに…胡散臭いことこの上ない次第ながら、テレビシリーズでの疑問のひとつである「誰かが世界を繋ぐ橋を架けた」の“誰か”とは、実は奇しくも士自身だったと。

◇仮面ライダーバトル

冒頭におけるアマゾンとのバトルは、この下り。
敗れたアマゾンに続いては、まるで世界を逆走するように、仮面ライダーBLACK RXが登場。
RXの世界では残念だったリボルケインも、ちゃんと光っていましたが、ディケイドのブラストに対してロボライダーで弾き、ディケイドカブトのクロックアップにはバイオライダーの液化で動きを止めるという、平成ライダーばりのフォームチェンジ(多段変身)にも熱くならざるを。
決着はやや強引ながら、ディケイドファイズのクリムゾンスマッシュのポインタでバイオライダーの動きを封じてトドメ。
先のアマゾンもそうですが、テレビシリーズでそれぞれの世界を巡ったからか、大きくフィーチャーされているのは言うまでもなく。

それにしても、休憩に入る士にユウスケが手渡したのが、オロナミンCだったという(

◇ガンバライドォ!

いや、言ってませんけどねw
それでもマーク・大喜多さんがアナウンスするライダーバトルは、正にそれとしか。
ユウスケ=クウガがXと組み合わされ、クウガドラゴンのドラゴンロッドとライドルスティックという棒対決になったり、龍騎とZX=龍繋がり、ストロンガーとブレイド=カブトムシ繋がりという感じで、各々面白い対決が見られた次第ながら、スカイライダーと対決したのがイクサというのは一体?

◇3 vs. 3

最終的に勝ち残ったライダー6人によるチーム戦…と言っても、自称“シード枠”な戦っていないディエンドを加えてですがw
チーム分けはディケイド・ディエンド・クウガ vs. スーパー1・BLACK・V3という、平成 vs. 昭和の構図になったものの、ディエンドは早々にアタックライド:インビジブルで逃走、クウガは士を守る為に負傷退場なんて、いきなり1 vs. 3の大ピンチ。
もっともそれも一瞬で、相手チームの一斉ライダーキックへのカウンターとして、FARディメンションキック→発動中にアタックライド:イリュージョンで3人に分身→各個撃破という決着には苦笑せざるを(
個人的にスーパー1には、是非ともファイブハンドの登場を期待していたのですが残念ながら使用されず、それでも赤心小林拳が見られただけでもマシですかね。

◇勝者:ディケイド、しかし…

これで世界は救われる---と喜ぶユウスケと夏海の目前、大地を割って現れたのは、巨大な要塞基地。
2人が目を醒ますと、其処には地獄大使やジャーク将軍と名乗る男に、各世界より集った怪人・怪物たちが介し、自らを大ショッカーと宣言する。
テレビシリーズとのリンク地点が明らかではないので、場にアポロガイストがいなかったり、その割にはユウスケたちのリアクションが曖昧な点には制作時期云々の都合もあるのでしょうが、一応は「最終話」という扱いで制作されているだけに、いよいよ最終決戦場=本部登場といったところでしょうか。

◇死神博士=光栄次郎?

戸惑う夏海たちのところに何故か現れた、夏海の祖父・栄次郎。
当然に地獄大使によって吹っ飛ばされる訳ですが、その直後に突如として変貌、舞い飛ぶ黒いマントに身を包んだ瞬間---死神博士登場。
RXの世界でも似たようなアクションをしていましたが、正にそれが現実になったものの、ところが必ずしも同一の存在という訳でもないような?

◇大首領・門矢士

幹部が顔を揃え、遂に登場した大ショッカーの大首領、その正体は---なんと門矢士。
劇場版予告に登場していた昭和的なデザインのジャケットは、この衣装だったのですな。
士が“ライダー世界”を旅した目的は、先述の通り、各々の世界を繋げる橋を架ける為。
更には各世界のライダーたちを“世界を滅びから守るため”と召集し、ディケイドの力で打ち倒した後、繋がった世界を大ショッカーが支配する---そんな計画が隠されていた次第。

果たしてディケイドライバーは大ショッカーが開発したもの(※実はディエンドライバーも同様で、それを海東が大ショッカーから盗んだ)であったが、なんらかの原因で士が記憶を失った際に紛失、それを夏海が発見、奇しくも当初の狙い通りの旅が始まってしまったと。
加えてケータッチがディケイドライバー対応のパワーアップアイテムであった点も、それならば納得出来ないでもなく、だとすれば音也もまた大ショッカーの息のかかった者---たとえばネガの世界をくれてやる代わりに、ディケイドにケータッチを渡せとか---であり、世界に足止めしようとしていたのは、大ショッカーに対するカウンターとして担ぎ上げたかったからと考えることも。
ドライバーが大ショッカー製であるというのは、アマゾンの世界編に登場する十面鬼ユム・キミルが各・平成ライダーの力を使用している点からも裏付けられますが、元々からして1号もショッカーによる改造人間だっただけに、その伝統を断片的になぞってみたと言いますか。

こうなると大ショッカーの幹部でありながら、大首領である士を抹殺しようとしたアポロガイストや、最初に“世界を旅する”ことを促した渡の存在・行動に矛盾が生じないでもなく。
アポロガイストについてはミスリードを誘う目的か、大首領であろうがライダーであることから、橋を架ける役目は終わったも同然なのだから記憶を失っている内に抹殺してしまおうという野心なのか、或いは単に大首領と知らなかったからなのか。
対して渡に関しては、それこそ“どんなカタチであれ、その世界の仮面ライダーならば、いずれは使命に目覚める”と分の悪い賭けで、あえて旅へと差し向けた---なんて、ちょっとこじ付けが過ぎますかね;

◇別の世界を見る力、渡る力

驚愕の事実の前に、辛くも逃げ延びた(士が逃がした?)ユウスケと夏海は、士の妹:小夜へと真相を問い正しにやって来る。
そして語られた門矢兄妹の過去---10年前に両親を事故で亡くしてから、小夜は家に引き篭もってしまい、以来ずっと士が彼女の面倒を見て来たが、ある日突然に彼女は異なる世界の存在を見ることが出来るようになる。
ところがその世界に行き来出来たのは士のみで、小夜はいつもひとり取り残されてしまい、兄を恋しがる一方で、その内に嫉妬にも似た感情を抱き始めることに。

大ショッカー…というか、この世界の組織(?)は2人の能力に目を付け、やがて生まれた大ショッカーが、全ライダー世界を征服する足掛かりとして仮面ライダー:ディケイドを造り出し、利用した---それが「仮面ライダーディケイド」の根底にある設定だったと。

◇裏切りの代償

全てのライダーの頂点に立ち、旅を共にして来た仲間たちを見捨てて、返り咲いた大ショッカー大首領の座。
しかし止まると思われていた世界の滅びは未だ続き、戸惑う士の前に現れたのは、その野心溢れる正体を表出させた月影=シャドームーンと、兄への嫉妬心を付け込まれ、良いように操られる小夜=大神官ビシュムだった。

士がライダー世界に橋を架ける旅に出たのは、どうやら彼の差し金だったらしく、
そうなると記憶を失ったことにもなんらかの関与が疑われるものの、その後に大ショッカー幹部たちが、何事もなくビシュム(と月影)を大首領に挿げ替えているところから、どうやらこれも計画のうち、そして真の黒幕はシャドームーンでしたと。

更には究極の闇をもたらす「地の石」の力によって、かつての友であったユウスケも「ライジングアルティメットクウガ」に変貌、操られるままに士へと拳を振るい、助けも求めた夏海にも拒絶され、士は全てを得た途端に全てを失ってしまうという有様に。
ある意味では自業自得と言えないでもないですが、担ぎ上げられた挙句に、良かれと思ってやっていたことが全て裏目だったというのは、思えばこれまでの士の旅もそんな感じでしたし、今まで上手く行っていた方が運が良かったと言えなくも。



とりあえず本日は此処まで。
興奮のクライマックスバトルが控える、この続きはまた後日に。


>>---だからきっと、信じた道 走れ!(2009-08-10)に続きます。

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1 コメント

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Unknown (ちょっぱー)
2009-08-10 11:01:17
うおおおおおおお!これは・・・燃えますね!

う~んディケイドがねぇ・・・

次回も楽しみに待っときますわ。
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