ミーゼラ・セレステラ少将の航海日誌

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デスラーの影ー宇宙戦艦ヤマト2202外伝ー幻のジュラ編:前編

2017-06-20 01:16:03 | 宇宙戦艦ヤマト2202外伝



デスラーの影
宇宙戦艦ヤマト2202外伝:幻のジュラ編

前編



私はジュラ 。

かつてガミラスが大帝国を築き上げアベルト・デスラーがその頂点に君臨して間もない頃、私と私のお母様は小マゼラン銀河の偏狭の地、私と私のお母様の産まれたこの惑星ジュラに幽閉された…

もう二度と遇う事は無いと思っていたアベルト・デスラー。
そのアベルトに私は再び出逢う事に成った。と云うよりも、出逢う事を心の何処かに望んでいたのかも知れない…

《ジュラ》

私は産まれた惑星(ほし)ジュラから名前を貰った。
それは、この惑星を再生、再建し、かつての民を復活させ、種族の長(ちょう)に治まる為であると、メラ(お母様)から聞かされていた。

身体的特徴は、薄い黄緑色の肌と紅瞳を持つ。
年齢は考えた事も聞かされた事もない…
見た目より老いているかも知れないし、見た目通りかも知れない…
ただ、不思議な事に記憶だけは、この惑星が誕生した時からの記憶が有るの。

ジュラの母《メラ》


ー西暦2202年ー

・地球:立ち入り禁止区域



静かに時が流れる地上とは裏腹に、たった10時間で1日という時が流れる異空間。
コスモリバースシステムがもたらした副作用的な空間。
フルオートで生産されてゆく地球防衛艦及びガミラス再建用戦闘艦。

そこで新たに"アンドロメダ級"九番艦が産声を上げた。



九番目のアンドロメダ級戦闘艦、まだ艦名はない。「AAAー9」認識ナンバーだけである。

そして、この九番艦が何者かによって奪取されたのだ…
艦長もオペレータークルーも、誰一人として、乗艦してはいない無人のアンドロメダ九番艦。

「アンドロメダ級九番戦闘艦。ロールアウト。」

施設監視室でモニター画面を見つめる監視オペレーターは、完成したばかりの九番艦を地上に上げる為、旧地下都市海底ドックへ運搬する作業に入った。

だが突如、大型無人アームハンガー移送機に吊るされた状態で、アンドロメダの補機:ケルビンインパルスエンジン×4基が起動、動き出したのである。

警報アラームが響き渡る。
慌ただしく防護服に身を包む監視室のクルーたち。

監視室のコントロール端末を操作するも、大型無人アームハンガー移送機は言うことを効かない。
怒号が飛び交う中、クルーは半重力空間へと,吸い込まれるように中へと入ってゆく。

「何がどうなっている!?」

「制御はまだ出来ないのか?」

無線でのやり取りにも感情が入り乱れる。
そんな姿を嘲笑うかのように、ロールアウトしたばかりの九番艦は半ば強制的にアームハンガー機を振りほどくように解除した。

「この艦(ふね)は我らジュラが頂いてゆく!」

何処から聴こえる"ジュラ"を名乗る者の声。
半重力空間で過ごせる1時間が迫る。
半重力空間から逃げ出すクルーたち。監視室に戻り、連邦防衛軍司令部に報告を入れた。

「バカも休み休み言え!!」

「保安部隊を急行させる!!」

「貴様たちは監視を続行せよ!!」

耳の鼓膜が破れそうなくらいの大声に、顔をしかめるクルー。

「無線の相手は局長か!?」

「ヘッドインカムからでも、声が漏れてたからな。」クルーの一人が話掛けた。
苦笑いの表情で報告したクルーが頷いた。
監視室の窓から覗き込むクルーたち。
その目の前で無人の九番艦はメインエンジンを起動、起動後、数十秒後、ワープし姿を消した…

地上の時間にして3日間、調査員を増員して調査は行われた。
だがしかし、結論は「不明。」の二文字であった。


・・・・・


その頃、土星軌道上を通過するアンドロメダ級を監視衛星のクルーが目撃していた。
地球での出来事を知らされていなかった彼らは気にも止めず、そのままやり過ごしていた。



「この戦闘艦(ふね)中々、良さそうですわ。お母様。」

「そう。それは良かった。」



ジュラはホログラム通信を行っていた。
その相手はジュラの母親メラ。
小マゼラン銀河:偏狭の地に幽閉され今も尚、その幽閉地から出ることはない。
外部との接触は、こうしてホログラム通信で行うしかないのだ。

大マゼラン銀河の覇者と成ったアベルト・デスラー。
そのアベルトにしても、お母様は怖い存在でもあった。
一時は、お母様と恋仲にあった事も。
しかし、アベルトの心の中には"スターシャ"の存在が9割りを占めていた。

そう。お母様は、自分に振り向かないスターシャに変わって、都合のいい女でしかなかったの。お母様の持つ特殊な能力が目当てだった彼アベルト。

目当てだった特殊な能力。
それは「人」も「マシン」もその物質の大きさにより異なるが、遠隔操作する事が出来るのだ。

簡単に言えば、例えば人であれば幻影を見せ、心を操る事でミスを誘う。
マシンは、その言葉通り離れた場所から操作する。操りの能力。

元々、"ジレル"の民の人の心を読み取る力。
それを発展、強化したものを私のお母様が作り出し、自身の能力へと進化させた。

勿論、娘である私も使える能力。
そして、その能力を使い、地球のこの新鋭戦闘艦を奪取したの。

お母様の力があったからこそ、アベルトは覇者に成る事が出来、尚且つ大マゼラン銀河を自国の領土とし、大帝国を築き上げる事が出来たの。
その頃に成ると、あまりお母様の力を頼る必要性は無く、小マゼラン銀河の偏狭の地に追いやり、能力を封印するバリアのようなエネルギー波を張り巡らせ、それを制御する監視艦隊を駐留させたの。

でも、彼らはミスを犯した。
それは、彼らは定期的に交代する。
その時、一時的に監視艦隊が入れ替わる時、バリア波は解除されるの。
その事を何度か確認した私たちは、チャンスを伺っていた。
そして、私の力が、最も最大に引き出せるこの惑星ジュラの満月の日に私は封印を解く事に成功した。

そして、この計画を実行した。
そう。彼ら監視艦隊のクルーから聞き出し、地球と云う惑星で崩壊を間逃れたガミラスの再建に、大きく関わっている事を知ったの。

私たちはアベルトへの復讐が目的ではない。
惑星イスカンダル及び女王スターシャの抹消、これこそが真の目的。
お母様を苦しめたスターシャ。
許す訳には行かない。


・・・・・


一方、地球連邦軍:中央司令部では、「この奇妙な怪事件を速やかに処理せよ!」と調査及び奪取されたアンドロメダ級:九番艦の奪還作戦を急務とし、特別チーム(ドレッドノート級:戦闘艦三隻)を目撃された土星圏へ派遣した。





後編へ
つづく


《前衛武装宇宙艦AAA-9 アンドロメダ級:改良型戦闘艦》イメージ

全長:444m


主機:次元波動エンジン×1

補機:ケルビンインパルスエンジン×4


砲熕兵器

二連装次元波動爆縮放射機(通称:拡散波動砲)
※ゲシュ=ダールバム(デスラー砲)×1門

※物質転送波システム×2基

40.6センチ三連装収束圧縮型衝撃波砲塔×4

速射魚雷発射管×4

重力子スプレッド発射機×4

四連装対艦グレネード投射機×2

亜空間魚雷発射機×4

司令塔防護ショックフィールド砲×3

※近接戦闘用六連装側方速射砲×2



※使用している画像はイメージです。
拾い画が混ざっています。

この物語りは、松本零士先生の描かれた「永遠のジュラ」をベースに、私の中の宇宙戦艦ヤマト2202サイドストーリー的妄想の物語りです。(過去に何度かベースにして書いたのですが…(^^;)
私設定が混ざっています。
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