ミーゼラ・セレステラ少将の航海日誌

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黒い怪鳥の堕天使ー宇宙戦艦ヤマト2202外伝ー後編

2017-06-15 00:33:29 | 宇宙戦艦ヤマト2202外伝



黒い怪鳥の堕天使
ー宇宙戦艦ヤマト2202外伝ー

後編




木星圏に集結する地球防衛軍艦隊。
目的は艦隊連度の向上である。いわゆる実弾を使用した演習だ。
私も、私が受け持つ小隊も参加する。
《トロヤ群小惑星帯》

火星圏に存在するアステロイド小惑星帯に似た宙域。

私が受け持つ※高機動遊撃小隊。
簡単に言えば、先発した戦闘機隊の撃ち逃した敵機を駆逐し、攻撃機隊の支援が主な任務。



「時空間に感知!旗艦アンドロメダ、ワープアウト!」


「山南司令!ワープ開けました!」

「前衛武装艦隊、集結完了!」


「うむ。」

私たちは演習宙域に到着と同時に演習に入った。

まず、艦隊が陣形を整えると同時に、艦砲射撃が一斉に開始された。

小惑星群を敵に見立ての演習だが本当の戦闘さながらである。

三連装収束圧縮型衝撃波砲と呼ばれるヤマトのショックカノンの上をゆく破壊力。

それが二十隻以上の艦艇から一斉射撃される光景は、圧倒された。
圧倒され、「ポカン」と眺めている暇はない。
主砲の一斉射撃、第一弾後、すぐに発艦準備に入らなければならない。

パイロット控え室で待機していた私たちは、格納庫へと降りてゆく。
第二弾一斉射撃が行われている中で、私たちは各々の機に機乗、発艦プログラムをこなしてゆく。
赤いシグナルが点灯、私が一番緊張する瞬間でもある。
アンドロメダ格納庫内の気圧が減圧され、発艦ゲートがゆっくりと降りてゆく。
シグナルがグリーンに点灯、ブラストデフレクターが起き上がり、一番機が発艦、同じ手順で六番機までが発艦を完了、そして小隊を任された私が愛機コスモタイガーⅠで発艦、旗艦アンドロメダ上空で待機する小隊と合流、同時に加速し敵に見立てた小惑星群に突入した。



右に左に、時には上に下にと小惑星をすりねけ、機銃掃射。
急上昇反転し、再び小惑星群の中に突入、撃ち逃した敵機に見立てた隕石を駆逐、小惑星群から離脱、上空で待機、攻撃機隊の対艦爆撃、雷撃を見届け、散開、旗艦アンドロメダに帰投した。

第一波攻撃が終了し、私たちは補給が整うまで控え室で待機、僅かな休息を取る。
僅かな休息だが、これも必要な行動の1つ。
第二波攻撃に備えて体力と精神面でのリフレッシュが必要なのだ。
そんな矢先、「全艦戦闘配置!これは演習ではない!」と艦内放送が飛び込む。

ガトランティス打撃型空母一隻が突如、この木星圏にワープアウトしたとの事であった。



目視でも確認出来るが、損傷しているようだった。

艦後部から黒煙を上げていた。
おそらく、先の"第8番浮遊大陸戦"の生き残りだろうと思った。

まぁ。これだけの艦隊の中に、たった一隻で乗り込んで来たとは思えないし、攻撃は仕掛けて来ないものと思っていた。

だけど、それは甘かった。

彼らガトランティスは背水の陣で、私たちに攻撃を仕掛けて来たのだ。
それも、旗艦であるこのアンドロメダに。



「…ワープアウト先が、まさかテロンの庭先だとはな。」

「最早、我らに帰る場所などない!」

「散りゆく我らとガトランティスに栄光を!!」



「打撃型空母から艦載機発艦!!」

「タイプ兜蟹型4機!!」

アンドロメダブリッジオペレーターの慌ただしい声で、報告が飛ぶ。

「迎撃よーーい!!重力子スプレッド砲スタンバイ!!」

副長の発令に待ったを掛ける山南司令。



「待て!」

「出来ればあの空母を拿捕したい。副長!山本の遊撃隊を出せ!」

「ガトランティス艦載機を排除する!」

こうして、私たち遊撃隊は再び発艦した。
今度は演習ではなく本物の戦闘。
生きて帰れる保証はない。
私は胸にぶら下がる兄の形見のペンダントを「ギュッと」握り締めた。



「兜蟹を排除する!私につづけッ!」







「奴ら!妙なもんを撃って来やがった!!」

「ミサイルが変形!?」

「変形ッ!!うわぁぁぁぁぁ!!」

キャノピーを突き破るニードル。容赦なくパイロットを串刺しにするニードルスレイブ。

チェーンソーのような形状のミサイル。
そのミサイルはデスバテーター(兜蟹)から撃ち放たれ、コスモタイガーに取りつくと変形、殺戮マシンと化す。

凄まじい鬼畜のような光景を目の当たりにした私は、あの奇妙な変形ミサイルが取りつく前に「堕とせ!」と命じた。

「あと、2匹(機)!!」

「仇は取らせてもらうよ!!」

残り2機と成ったガトランティス空母艦載機デスバテーターは、残り2発づつ計4発の変形ミサイル:ニードルスレイブを私の愛機コスモタイガーⅠ目掛けて撃ち放って来る。

私は回避する為、右へ急旋回、急上昇、「交わしたか?」「チッ!」私は舌打ちと同時に急降下、変形ミサイルが後方に喰らいつく。
※熱量を感知し、喰らいついて来る。

「しつこいと嫌われるよッ!!」

私は再び急上昇、ブースト圧を最大で加速した。
軸線上に真下に変形ミサイル:ニードルスレイブを確認した私は、コスモタイガーⅠ前部にある制御スラスターを全開に急制動を掛ける。
半捻り急降下と同時に対艦ビームカノンを撃ち放った。

「跡形も消えて無くなれーーーッ!!」

デスバテーターから撃ち放たれた変形ミサイル:ニードルスレイブは宇宙空間から蒸発するように消えた。

「残りは兜蟹だけだな!」



「これでも喰らえーーーッ!!」

24発のミサイルポッドを撃ち放し、弾幕を張り、対艦ビームカノンで仕留めた。

たった4機と私は侮っていたのかも知れない。
新人のパイロットを二人も失ったのだ…

私が悔いている、その時であったククルカン級襲撃型駆逐2隻が更にワープアウトして来たのだ。

「なっ!?何ッ!!」






「打撃型空母とほぼ同空間に、ククルカン級襲撃型駆逐艦2隻ワープアウト!!」

「敵艦!発泡!!」

速射砲を回転させながら弾幕を張りつつ、量子魚雷を発射、アンドロメダ目掛けて加速した。

「司令!最早、拿捕は不可能かと!」

「うむ。」

「重力子スプレッド砲!てぃーーーッ!!」




「高速で魚雷接近!!」

「転舵!右舵12度、急げ!!」

直撃を喰らうナスカ級打撃型空母とククルカン級強襲型駆逐艦一隻は爆炎をあげると同時に消し飛び、宇宙空間から消えた。

だが、転舵した事により、照準に僅かな誤差を生み、一隻のククルカン級強襲型駆逐艦はかすり傷をおった程度で、怯む事なくアンドロメダに突っ込んでゆく。



アンドロメダの一番、二番主砲が唸る。
ククルカン級の艦首から抉るように撃破した。



・・・・・



翌日、演習二日目に私たちは、耳を疑う命令を聞かされた。

「これより、我アンドロメダはヤマト追撃の任務に就く!」であった。

私は、私の遊撃小隊は旗艦アンドロメダから発艦と同時に命令を無視し、ヤマト護衛に赴いた。



この騒動後、間もなくヤマトのクルーそして、命令を無視した私たちを含め、"罪は問わない"と下された。
こうして、私は再びヤマトに乗艦する事に成った。

これは、あとから知った事だけど、《コスモ・ワン》紅いドラゴンと呼ばれていたんだって。
死んだ兄も、乗りこなすのがやっとだったみたい。
私も改良が加えられたとは言え、今はやっとの所がある。
でも、この子(コスモタイガーⅠ)はまだまだ、育つよ。
私が必ず、乗りこなし自在に操ってみせるよ。





~the.end~


オマケ
今回、使わなかった画像












※使用している画像はイメージです。
拾い画が混ざっています。
この物語りは、私の中の宇宙戦艦ヤマト2202サイドストーリー的妄想の物語りです。
私設定が混ざっています。
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