ミーゼラ・セレステラ少将の航海日誌

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「宇宙戦艦ヤマト」遥かなる救世主スターシア:エンディング編

2016-10-12 06:59:25 | 心の中の宇宙戦艦ヤマト



「宇宙戦艦ヤマト」

遥かなる救世主スターシア

エンディング編





ヤマトは72時間にもおよぶ突貫での大修復を終えた。
"ビーメラの民"私は逢う事は出来なかったけど、私は彼女達をよく知っている。
そう。私はビーメラ星、出身の民。彼女達が誤解をしているイスカンダルの先代の女王様に養女に迎え入れられた"ラヴィアン"ビーメラ星の前種族長。

今はイスカンダルの"サーシア"・・・


・・・・・


大修復を終えた宇宙戦艦ヤマトは、遅れを取り戻す為、ビーメラの種族長:キャンドラから教わったマゼラニックストリームの海図を頼りに、一気に大マゼラン銀河:サレザー太陽系外縁部に到達した。



「ヤマトよ。待ちくたびれたぞ!!」

だが、ヤマトを待ち受けていたものがあった。
敵、大帝星ガミラス帝国軍:総統デスラー率いる1.000を越える大艦隊であった。
デスラー総統は自らの遺伝子=クローンを増殖、兵を増強、てぐすねを引き待ち構えていたのだ。



「前方、40.000の距離に艦影多数!!」

「識別、ガミラス!!」

「艦、総数1.000以上!!」



「ガミラスはどうしても我々をイスカンダルへは行かせない!と云う事か……」

沖田は心の中で、そう呟いた。




「全艦!第一級戦闘配置!!」

「機関いっぱい!!第一戦速!!」

「舵、そのままッ!!」

「古代!!先制攻撃を仕掛ける!!」

「波動砲発射準備!!」

「目標、ガミラス艦隊正面!!」





「ゲール艦長。全艦へ通達!!」

「第一級戦闘体形!!」

「デスラー砲、発射準備!!」



「ヤマトめ!大艦隊に怖じ気づいたか?」

「艦載機を飛ばして来る気配もなければ、砲撃もして来んわ!」





「波動砲、発射30秒前!!」





「デスラー砲発射、30秒前!!」


ヤマトもデスラー艦も、双方に"波動砲"発射体制が整いつつあった。
どちらもカウントダウンが静かに刻まれてゆく。

「10……6.5.4.3.2.1発射ーーーッ!!」








「超高出力エネルギー体を感知!!」

「数値からして"波動砲クラス!!」

「なにっ!?」



「島!!回頭90度だ!!」

「えっ!?」

「説明している暇はない!!」

「りっ了解!!」






デスラー艦から撃ち放たれた波動砲=デスラー砲は、味方である駆逐艦郡を凪ぎ払い、回頭したヤマトに直撃した。
だが、真田が新開発した防御兵器「反射シールド」によって弾き返され、撃ち放ったデスラー座乗デスラー艦を凪ぎ払い、吹き飛ばした。
ヤマトが発射した波動砲は発射と同時に回頭した為、軌道がズレ、ヤマトから見て真ん中から左に掛けてガミラス艦隊、最前列を凪ぎ払った。

旗艦と艦隊の半数以上を損耗したデスラー艦隊残存艦は、右往左往するばかりで、次なる一手もくり出す事が出来ず終(じま)いであった。

宇宙戦艦ヤマト艦長:沖田はこれをチャンスと捉え、一気にイスカンダル星を目指し、ワープした。



ワープアウトと同時に眼前に飛び込む、一際美しい惑星イスカンダルがあった。
惑星(ほし)を包み込むように、美しい女性の顔が浮かび上がる。

「あれがイスカンダルじゃないのか?」

航海長:島が指をさす。

かつての地球、いや、それ以上に蒼く輝く惑星(ほし)イスカンダル。
ついに宇宙戦艦ヤマトはイスカンダルに到達したのだ。
追ってくるガミラス艦隊も無い。
イスカンダル周辺にはヤマトの行く手を遮るものは何も無い。

「艦長の沖田だ。」

「一言、礼を言う。」

「ヤマトのクルー諸君、ありがとう。君達の目の前にイスカンダルがある。」

「諸君らの健闘に感謝する。以上だ。」

安堵の表情と歓喜に湧くヤマトのクルー達。
ヤマトはイスカンダルからの誘導に従い、イスカンダルに降下する。
そのヤマトの後方からはサーシアの座乗するシュヘラザードが降下してゆく。



「ヤマトのクルー達にとって、これからが本当の試練かも知れない……」

「イスカンダルの真実を知った時、本当の試練が始まる。」

「受け入れるか否かは彼等次第……」

私は遮蔽シールドを展開し、ヤマトより先にイスカンダルに降下、宮殿にてヤマトのクルー達を出迎える支度を整えた。



宇宙戦艦ヤマトはイスカンダルから送射される誘導ビーコンに従い、宮殿近海に着水した。
私はヤマトのクルーを出迎える。

「私はイスカンダルのサーシア。」

「これからスターシア陛下の元へご案内致します。」





「私はイスカンダルのスターシア。」

ヤマト艦長:沖田、古代 進、森 雪、真田 志郎がクルー代表としてサーシアの案内のもと、スターシアと対面する。

「私はもう、この世に生存していません。」

「今、幾つもの試練を乗り越えたあなた方が目にしているのは生前の私のホログラム。」

「あなた方の惑星(ほし)の破壊された大気を元の大気に戻す事の出きる《コスモ生命体》をお約束通り、お渡し致します。」

「媒体と成るお方は、前へ。」

あまりにも唐突な言葉に困惑する4人。
私は助言として、森 雪を指名した。

「雪さん。貴女(あなた)なら媒体に相応しいと思うけど。」

「貴女だけがヤマトのクルーの中で唯一の女性。貴女だけが唯一、子を宿す事の出きる人間。」

「コスモ生命体として産まれて来る子が、その力=エネルギーを放出する事で、破壊された大気を元の大気に戻す事が出来るの。」

「コスモ生命体は成長が地球人と異なり、妊娠から半年で出産期を迎え、一年で青年期まで成長、その後は地球人と同じ時間で成長する特殊な生命体。」



私はコスモカプセルを取り出し、ここにいるクルーに見せた。
カプセルの中には細胞核が入っている。

「この細胞核がコスモ生命体の元。」

「そして、この細胞核を守る為、スターシア様はデスラーを創造したの。」

「だけど、そのデスラーに自我が芽生え、スターシア様のお言葉を歪んだ解釈で捉え、自身を複製、増殖を繰り返し、自らをガミラスと名乗り、強大な複製軍を造り上げたの。」

「そして、デスラーは大、小マゼラン銀河に複製軍を派遣、一大帝国を築き上げ、大、小マゼラン銀河だけでは飽きたらず、あなた方の住む天の川銀河をも支配しようと複製軍を派遣、侵略を繰り返して行ったの。」

「あなた方の地球に侵攻した時、あなた方によって抵抗された事で、スターシア様に危害を加える輩と判断され、死滅させようとしたの。」

「その事を知ったスターシア様は、自分達の末裔であるあなた方を救う為、手を差し伸べられたの。」

「きっと末裔である、あなた方ならデスラーを止めてくれると信じてね。」

「あとは、あなた方の知っている通り。」

「暴走したデスラーをあなた方は止める事が出来た。」

「あとは、この真実を受け入れ、コスモ生命体を手に入れるかを決断するだけ。」

「私はあなた方をずっと見届けて来た。」

「地球を旅たった時からずっと。」

「だから私は、あなた方ならきっと真実を受け入れ、地球を元の地球に戻すと信じています。」



「サーシアさん。貴女は、あなた方は自分達の失態の尻拭いを我々にさせていたのですか?」

「あなた方のせいで我々地球人類は滅亡するだぞ!!」



「古代くん……もう済んでしまった事をとやかく言っても仕方ないわ。」

「私が媒体に成れば、地球は、地球人類は救われるのよ。」

「サーシアさん。私……私は受け入れます……」

「雪……」

雪は媒体として、手術を受ける決意をした。
サーシアは雪を連れ、別室へ入った。
手術後、森 雪をヤマトへ送り届けると云う事に成り、沖田、古代、真田はヤマトへ帰投した。



「雪さん。よく辛い決心をしてくれましたね。」

「手術は10分程で済みます。」

雪の手術と時を同じくして、イスカンダルに飛来する物体があった。
それは死んだと思われたデスラーであった。
そう、ヤマトに破れて死亡したデスラーは複製の1つに過ぎなかったのだ。

オリジナルのデスラー=デスラー・A.Iは肉体こそ存在しないが、ヤマトと同等の戦闘能力を有する戦闘マシーン。



「クククッ。ヤマトめ我が母星にのこのこと現れおったわ。」

「死して我が産み出した複製(クローン)達を死に追いやった罪を償え!!」



デスラー・A.Iは急降下でヤマトに突っ込み、最後の決戦とも云える闘いを挑んで来たのだ。

デスラー・A.Iはヤマトに突き刺さるとヤマト艦内へ毒ガスを撒き散らすように注入した。
自らの複製の1つアサシン型アンドロイドを侵入させ、白兵戦を仕掛けさせた。



鳴り響く銃声。
絶え間なく止むこと無い悲鳴と苦痛に歪む顔が交差する。
機関室、航空隊控え室、医務室、解析室は皆殺しにされ、辺り一面が血の海とかす。
アンドロイドの勢いは止まらず、クルー達の必死の抵抗も虚しく、第二艦橋までが制圧された。




アンドロイドはそこで機能を停止させた。
第一艦橋=メインブリッジを制圧したと勘違いしたのだ。
アサシン型アンドロイドは予め、艦橋制圧後、機能を停止するようプログラムされていたのだ。

だが、間髪入れずにデスラー・A.Iはヤマトに突き刺さったまま、自爆、ヤマトと供にイスカンダルの海の藻屑として沈んでゆく。






雪の手術も終わり、森 雪の子宮には新たな生命《コスモ生命体の細胞核》が芽吹き始めた。



だが、雪は帰る場所失った事をサーシアから告げられる。




「これも運命かも知れない……」

「でも、私にはまだ、地球へ帰り、地球の大気を元の大気に戻す使命があります。」

「サーシアさん。私に貴女の船を貸して貰えないかしら。」

私はイスカンダルを捨て、雪と地球へ目指す事にした。



私はイスカンダルを破壊した。
いつの日か再び、悲劇を生まぬように・・・・







天の川銀河に入った所で私たちは、キャンドラ達と再び出逢い、私は雪にシュヘラザードを譲り、キャンドラ達と私は供に過ごす道を選んだ。
そこで雪と別れるつもりだったけど、キャンドラ達と雪が地球へ帰るまでを見届けた。


西暦2200年1月。
雪は無事に地球へ帰還した。

そう。帰路の途中で産まれたコスモ生命体=雪の娘と・・・






一年後・・・・・

風の便りで雪と雪の娘は地球から28.000光年離れた惑星(ほし)
で暮らしていると……




the.end



~あとがき~

もし、私が実写版「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクするならで書いた、この宇宙戦艦ヤマトの物語りは石津氏の書かれた小説版と松本氏のコミック版をベースに私の解釈及び設定を混ぜた「心の中の宇宙戦艦ヤマト」です。

使用している画像は挿し絵的イメージです。
PS.版「宇宙戦艦ヤマト」等より引用しています。
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2 コメント

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その後は? (N-WGⅨ/V@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ)
2016-10-14 19:00:14
ミコノ・スズシロ「続編はありますかね。
Re:その後は? (ミーゼラ・セレステラ少将)
2016-10-14 19:32:04
コメントありがとうございます(^-^)

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