ミーゼラ・セレステラ少将の航海日誌

オリジナル漫画的小説・宇宙戦艦ヤマト関連情報・漫画的外伝物・気になる映画.アニメなどを書いてます。

堕天使たちの狂想曲:第八話

2017-04-21 10:41:44 | オリジナル小説



堕天使たちの狂想曲

第八話



ー木星圏ガニメデ開放管区ー



※宇宙巡洋艦ミネルヴァ
全長:250mのイメージです。

すっかり修復と補給を終えたミネルヴァは、出航の時を待っていた。
時折、エアを「プシュー、プシュー」と吐き出すミネルヴァ。
その度に、ガニメデの荒れた大地の砂ぼこりが舞い上がる。

キャプテンシートに腰を下ろすネプチュリア。
艦内通話用インカムを装着、指示を飛ばしている様子が、コックピット=ブリッジの窓越しに映る。

誘導員が誘導灯を肩の高さで水平に保ち、近くへ居る者たちに下がるよう指示を出している。

そばに居た者たちが離れ、安全距離を過ぎた所で、ミネルヴァのエンジンに火が入る。
「ゴー」と低い音が響き渡る。
ミネルヴァのエンジン回転数は低速をキープ。

操舵オペレーターはメカニックに対し、指2本立ててメカニックに合図し、右側のエンジンスロットルフィンガーリフトを上げた。

右エンジンが点火し、スロットルを18%に。
ファンタービン入り口温度計が600度に安定。
同じ手順で左エンジンもスタートさせた。
両方点火したらJFSスイッチをオフにし、空気取り入れ口ランプをオート、ECCスイッチをサイクルに。

テストスイッチボタンを押して、各システムの警告灯が正常に点灯するかチェックしている様子が伺える。

手順通りに発進シークエンを進める操舵オペレーター。
同時にINS(慣性航法装置)のアライメント(調整)を実施。

次にチェックリスト通りにタキシー前チェックをし、完了したら輪止めを外してもらいタキシングを開始。
ブレーキを踏んで作動チェック、飛行計器が正常かチェック。

そして滑走路へ。レーダーON。ハーネスを再チェック。

滑走路上でブレーキを踏み込み左右のスロットルレバーをミリタリーパワーまで前進させ回転計、油圧計、燃料流入計、ファンタービン入り口温度計をチェック。
回転数90パーセント以上、タービン入り口温度322度で正常。

正常ならスロットルを戻し、
ブレーキを離し、スロットルを80パーセント、そしてミリタリー位置まで動かす。
機体が動き始めるミネルヴァ。

120ノットに加速、ピッチ角を10度にすると上昇開始。

「アフターバーナー点火!!」

上昇開始するミネルヴァ。
同時にタラップが格納されてゆく。

「今だ!!」

砂埃がが舞い上がる中で、物陰に隠れていたサンダラたちは、ダッシュでミネルヴァに近づく。
ジャンガリアンはダジャラを背負い、息を切らせ猛ダッシュ。
アクション映画さながらのアクロバットな搭乗を成功させた。
250ノットに達すると車輪を格納。
350ノットを維持しながら上昇を続けるミネルヴァ。
間髪入れずに加速する。
ミネルヴァはみるみる内に成層圏に達した。

「ジャンガリアン伍長。お疲れさま。」

「お疲れさまじゃないっすよ!」

顔を真っ赤にしたジャンガリアン伍長が、息を切らせながら返答した。

「隊長!ビール3本貸しですよ!」

「信頼出来る民間人ってジャンガリアン伍長だったのw」

チャチを入れるコヨーラ曹長。







「間一髪だったな。」

「それより、隊長。」

「自分達の戦車とかは?」

マンダラ少尉がサンダラに問いかける。

「それなら心配はいらない。」

「整備員にちゃんと載せて貰ったよ。」

「弾薬も山盛りでな。」

豪快に笑うジャンガリアン。
それを真似するダジャラ。
笑い声が格納庫内にこだました。

「ガハハハハハハ。」
「ガハハハハハハ。」

「まぁ。あとは何時、ネプチュリアにバレるかだな。」

「少なくとも火星開放戦までにはバレちゃうんじゃない?」

「そうじゃなかったら此方からバラすさ。」

マンダラとコヨーラの会話にサンダラが答える。

ダジャラは私が守り、育てる……。

サンダラは会話を交わしながら、そう心の中で呟いた。



第九話へ
つづく。



使用している画像はイメージです。
尚、使用している画像はネット上にかなり以前に出回っていた画像を使用しています。(私が集めた時点で調べた限り(範囲)では作者、著作者が分からないものです。)

この物語りに登場する人物、メカ類等は架空です。

実在する人物、メカ類等とは関係ありません。
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