ミーゼラ・セレステラ少将の航海日誌

オリジナル漫画的小説・宇宙戦艦ヤマト関連情報・漫画的外伝物・気になる映画.アニメなどを書いてます。

ー彷徨いのハマーンー機動戦士ガンダム外伝:後編

2017-08-05 20:22:22 | 機動戦士ガンダム外伝



ー彷徨いのハマーンー
機動戦士ガンダム外伝

後編



宣戦布告と同時に動き出したハマーン。
そして、2ヶ月前から自動制御にて、動き始めた片割れのアクシズ

その片割れのアクシズが、月軌道に到達した事を確認したハマーンは、モビルスーツデッキへと降りてゆく。

フルオートで建造されたグワダン。
メンテナンスマシーンが、専用機ネメシスをカタパルトへと、移動させていた。
機械の音だけが、格納庫中に響く。
人が誰一人も居ない事が、不気味さを感じさせていた。
ガンダム:ネメシスのコクピットもたま、ホログラムクローンのハマーンが搭乗しているが、事実上、無人である。

サイコウェーブと全システムコントロールの端末が、シンクロ、ガンダム:ネメシスの目が紅く光。
左足、右足の順にリニアカタパルトへ接続され、サイコウェーブとミネルヴァの中枢A.Iコンピュータとのやり取り。

チェックモニターには、ホログラムクローンのハマーンが映し出されている。不思議な光景だ。
サイコウェーブの鼓動が高鳴る。

「視界クリア!ハマーン機は発艦せよ!」

ガンダム:ネメシス を固定する台座が少し、沈み込む。
超電磁による反発運動により、台座とカタパルトのレールが干渉する事は無い。
スムーズに射出された。ブリッジのモニターがズームから望遠に切り替わる。
射出から1分、レーダーに艦影を捉える。
連邦が管理運営するグラナダ基地から、送り出して来たのだろう。

が、しかし、連邦が出撃させて来たのは、旧式の強襲揚陸艦:グレイファントム級ワスプ一隻とジムクゥエルタイプ6機だけであった。
連邦にしてみれば"訓練"くらいにしか考えていないのだ。
多くて数十人くらいが、何処からか仕入れた旧式の戦艦とモビルスーツで戦争ゴッコを始めた。くらいにしか思っていないのだろう。



「なめられたものだな。」

「1分で終わらせてやるよ!」



「墜ちろーーーッ!!」



ハマーンの操るガンダムネメシスの周りに突如、浮かび上がる幻影=ホログラム・モビルスーツ「キュベレイ」それはネメシスに装備されたシールド内から発射されたファンネル各一機が、映し出すホログラム。
ハマーンは瞳を閉じた。
複数のファンネル=ホログラム・モビルスーツ:キュベレイが一斉に襲い掛かる。
蛍光ピンク色した光弾が縦横無尽に飛び交う。

「何が起こった?」と考える暇も与えず、6機のジムクゥエルは宇宙(そら)に散った。
間髪入れずにネメシスはビームサーベルを片手に、強襲揚陸艦:ワスプのブリッジを一突き、後方へと離脱しながらビームライフルを撃つ。
爆沈するワスプ。

爆沈するワスプを横目に片割れのアクシズが通過する。
あと5分もすれば地球軌道に到達する距離まで迫っていた。

だが、その遥か上空にキラリと光る物体を感知した。
丁度、太陽を背中にする感じで気づかれにくい位置から、此方の様子を伺っていた。




それは一度、破棄されたガンダム計画で造られた試作ガンダム3号機と拠点防衛用に開発されたデンドロビウムであった。
連邦の一部高官たちの間では、評価は高かったのだ。
一般パイロットでもニュータイプ並の戦闘をこなせ、尚且つ、少ない人員で防衛が可能と再導入が決定、地球上空に12機のデンドロビウムを配置、また補給ベースとして改コロンブスを同配備したのである。
その中の一機が偵察を兼ね太陽を背に潜んでいたのだ。






「うふふ。」

「そう来なくちゃ。」

「本気の連邦を粛清してこそ、わたくしが認められるのです。」

【ハマーン・カーン】※オリジナルのDNAによって産まれたクローン:ハマーン・カーン(現在=現段階ではまだ、少女である。)

※宇宙世紀0067年1月10日、ジオン公国高官、マハラジャ・カーンの次女として生まれる。
姉がいたがグリプス戦役の時点で既に亡くなっている。
ニュータイプの素質を見出され、ジオン公国のニュータイプ研究機関で育成されるが、自分の体を他人に調べられることが苦痛となっていき、その研究を拒絶するようになった。
アステロイド・ベルトの小惑星基地アクシズに行き、ジオン公国の英雄でありニュータイプとされるシャアの存在を知り興味を持つと、再び研究に協力するようになる。

宇宙世紀0083年8月9日、父マハラジャ・カーン死去。
その父マハラジャは成長する過程で、「ニュータイプ」としての素質を見つけ、ハマーンのDNAを採取、冷凍保存してた。

死去間際に父マハラジャは、密かに保存されたハマーンのDNAを元に複製=クローンを造り出した。その後、このクローンのハマーン・カーンは戦争孤児として難民施設で育てられた、オリジナルの意思を持つクローンである。

オリジナルのハマーンがオリジナルのシャアのDNA細胞を入手し、保管してた事を知り、今では、この娘がそのDNA細胞を保管、管理している。

粛清が終わった後、座乗する改良型グワダン内にある医療設備で、自らに宿し、産む。
そして、戦争の無い世界で暮らしてゆく。それが、この娘:ハマーン・カーンの願いなのである。



「わたくしのユートピアは邪魔させない!!」

「連邦のデカイだけのモビルアーマーなど!」

サイコウェーブを屈してガンダムネメシスを操る。





ガンダムネメシスとデンドロビウムの一騎討ち。
これだけでも、グワダンに座乗するハマーンの脳に掛かる負荷は激しい。
それでもサイコウェーブを増大させ、片割れのアクシズの推進エネルギーをアップさせた。

6機のファンネルとネメシスを自在に操り、座乗艦ミネルヴァ更に片割れのアクシズを操る。
ハマーンの脳は悲鳴を上げはじめていた…

「時間がない…」



「墜ちろーーーッ!!」

「Iフィールドが……」ハマーンはネメシスを後退させ、自らがミサイルによる弾幕を張り、デンドロビウムを墜としに掛かる。

推進エネルギーを増幅させた片割れのアクシズが地球上空に到達した。
だが、上空に残る11機のデンドロビウムが群がる。


・・・・・




広大な宇宙(そら)に散るミネルヴァ…

彷徨うハマーンの魂…





「ごめんね…シャア………」

イメージ曲哀戦士ーGacktー


戦争と云うものは、いつの時代も歪んだ思念から生まれる…
人は、他人より優れたものを手に入れると、それを試したくなる生き物なのかも知れない…



~the.end~



プロローグ編


【ガンダム試作3号機(デンドロビウム)】

GUNDAM GP03 DENDROBIUM型式番号RX-78GP03
RX-78GP03D

全高38.5m

全長140.0m(メガ・ビーム砲含まず / 73.0m)

全幅62.0m

本体重量226.4t

全備重量453.1t出力38,900kW推力377,500 kg×6

(総推力)2,265,000kg


武装

メガ・ビーム砲×1

大型ビーム・サーベル×2

Iフィールド・ジェネレーター

フレア・ディスペンサー

ビーム・ライフル×1

フォールディング・バズーカ×2

爆導索

大型集束ミサイル

マイクロ・ミサイル



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