ミーゼラ・セレステラ少将の航海日誌

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ー彷徨いのハマーンー機動戦士ガンダム外伝:前編

2017-08-03 20:34:27 | 機動戦士ガンダム外伝



ー彷徨いのハマーンー
機動戦士ガンダム外伝

前編



ー木星宙域:小惑星帯トロヤ群ー




木星のトロヤ群 (Jupiter Trojan) は、太陽の周りを公転する軌道を木星と共有する小惑星の大きなグループである。
木星に対して、それぞれの小惑星は、軌道上の木星から前方または後方に60°離れた2つのラグランジュ点(L4またはL5)のどちらかの周辺に位置する。

トロヤ群の小惑星は、これら2つの点の周りの細長い領域で、軌道長半径の平均が5.2天文単位の軌道に分布する。

最初に発見されたトロヤ群の小惑星は、1906年にドイツの天文学者マックス・ヴォルフが発見した (588) アキレスである。

2012年11月時点で、合計で5,425個のトロヤ群の小惑星が発見されている。
「トロヤ群」という名前は、慣習により、それぞれの小惑星にトロヤ戦争の人物に因む名前を付けていたためである。

直径1kmを超える木星のトロヤ群の合計数は、小惑星帯にある1km以上の小惑星の数とほぼ同じ100万個程度であると見積もられている。
また、小惑星帯と同様に、トロヤ群の中にも小惑星族がある。

木星のトロヤ群の小惑星は、赤みがかった暗色で、特徴のないスペクトルを持つ。

表面上に水や有機化合物、その他の化合物が存在する確かな証拠は得られていない。
二重小惑星や光度曲線の観測から推測された密度は、0.8から2.5g/cm3である。

トロヤ群は、太陽系の形成と進化の初期段階で、木星型惑星のマイグレーションが起こった頃に、その軌道に捕獲されたものと考えられている。

このトロヤ群に片割れのアクシズは、紛れていた。
誰から気づかれず、忘れ去られ彷徨っていたのだ。


・・・・・




「連邦もネオ・ジオン残党も無い!」

「私に従う者のみが、生き残る権利を手にする事が出来る!」

「一年戦争と呼ばれたあの戦争から人類は、未だに戦争を止めない!」

「醜い事ではないか?」

「私はハマーン・カーン!死んでなどいない!」

「この終わらない戦争を私が終結させる!」

「粛清を逃れたければ、武器を捨てろ!」

「そして、私に従え!」

今は誰もメモリークローンとは思わないほど、立体で高画質のハマーン。
身振り手振りは正にハマーンそのものであった。
そのハマーンが、太陽系内に散らばる連邦と残党に宣戦布告をした。



2ヶ月前、この木星宙域を片割れのアクシズは、地球へ向け、彷徨う軌道を修正させていた。
シャアもアムロも、そしてニュータイプや強化人間も現在の地球圏には存在しない。
片割れのアクシズを地球に墜とすには、好都合であった。

ハマーンは次なる目標あるグラナダへ、自艦ミネルヴァを発進させた。

誰のサイコウェーブから産み出されたのかは解らない。
気が付いたら産まれていたメモリークローン=ハマーン・カーン。
そのハマーンは不適な笑みを浮かべた。
ミネルヴァはゆっくりと宇宙(そら)を航行してゆく……


・・・・・




「俗物どもが、もがき苦しむ光景が、目に浮かぶわ。」

2ヶ月前にカウントダウンが始まった粛清のカウントも、残すところ36時間と迫っていた。

「そろそろボケた人類どもも、此方の動きに気がつく頃だな。」

「片割れのアクシズは自動制御プログラムに任せ、私はグラナダを強襲する。」

「それもガンダムでな。」

「俗物どもの慌てる顔が目に浮かぶわ。」



「しかし、私自身がまさか、私を生み出すとは思ってもみなかったな。
シャアが生きていたら、なんて云うだろうか?
私にはまだ、何処かでシャアは生きている…そんな気がしてならない…
あの時、私の心の中にはシャアが居た。
間違いなくシャアが居た…

私が真面(本気)で愛した男…

この粛清が終わったらシャア=貴方を宿し、貴方を産み二人で暮らす。」

「もう少し、もう少し待っていておくれシャア。」




後編へ
つづく。



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