THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,137 LIVE&BAR BURN(PART,2)

2017-05-25 14:02:56 | Live Set List

ライブ・レポート、パート1からの続きです。

4、アンクル キャッツ

PM8:15~8:40

さあ!ここからは折り返し点の後半戦に突入だあ!

全員男性の5人組みで、邦楽を繰り広げてくれました。

このバンドもバーンは初出演。

S・T・Aのリブレーション企画を中心にずっとタイバンが続いている、ほとんどファミリーのようなバンド。

リーダーのフクさんは今回エピフォンのシルバー・レスポール・ギターで現れました(ストラップは黒のフェンダー。コーラスも兼任)。

エレキダさんはフェンダーUSAカスタムショップ・ギター(3トーンサンバーストのローズ指板)。ベース&コーラスのムッちゃんはミュージックマン・スターリング(ナチュラルボディカラー。ローズ指板。次の日はハッピー・バースディ!おめでとう!!)。

タメの効いたバックビートが評判のホンマちゃんはドラム。そして花束持参の追っかけファン続出のカリスマ・ヴォーカルにフミオ君!。

「ラ・ボエーム(中森明菜)」

このバンドのセットリストは全て把握しているんだけど、やっぱり何度体験しても聞き応え、見応えがあります。

今回のフミオくんは全身真っ赤!帽子からストールに至るまで、どこをとっても真っ赤っかです!!

華麗なるいでたち。

マサが前回「黒で統一していて、いつもに比べると渋めだね」と言った事で一念発起したらしくて(!)起死回生の超が付くほどにど派手なファッションでまとめてきてくれたそうです。

いやはやなんとも、御見逸れしました!

もちろん衣装はフミオくんの完全なるお手製。一針、一針丹精に縫い上げて製作しているとのこと。ボイス・トレーニングと並行してビジュアル面にもストイックな男であります。

「ありがとうございます!ありがとうございます!!ラ・ボエームという曲をお送りしました。STAマサさんの企画ライブにまるでコバンザメのように張り付いてマイペースに活動しています(爆笑)アンクルキャッツです。良かったら我々の歌謡曲を聞いていってください。

次の曲はアイドルソングで・・・・TOKIOの宙船!」

ギターによる、やや抑え気味のアルペジオからスタート。ジャニーズのヒット曲を皆で嬉々として演奏。

フミオくんの声域は脅威的です。振り付けも悩ましげに決めてくれます。

舞いを繰り広げるフミオくんのストールから床へと零れ落ちる数枚の羽も、緻密に計算された演出のよう。

捲くし立てるような早口ボーカルのパートも見事にクリア。

そしてフィードバックで静かにエンディング。

「2曲目は宙船という曲を歌わせてもらいました(と、ここでドリンクをグィッと一飲み。ノドのケアはとても大切。ボーカリストの命)。

うちのバンドのオリジナルで・・・夢、再び・・・」

ホンマちゃんのスティックによるカウント。

全体的に抑え気味なサウンド・メイクが、壮大なる音絵巻を構築。

ドラマティックな展開で一気に観客をアンクルキャッツ・ワールドに引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。

フクさんとフミオ君による共作。

御両人の有り余る才能をフルに導入した展開は絶品。

全くタイプの異なるツインギターの特性を生かしつつも、コンビネーションが秀逸。

黄色いアンクル・キャッツTシャツを着込んだフクさんは、エフェクター最大限に駆使して盛り立てる。

オクターブを勢いよく上昇するフミオくんのボーカル・スタイルに皆が釘付け。

「次はうちのテーマ・ソング的な曲をお送りしたいと思います・・・・サジタリアス・アクエリアス(中嶋優貴)」

ジャパニーズ・へヴィー・メタル・バンドその名も「へヴィー・メタル・アーミー」改め「イースタン・オービット」のリーダー&キーボーディストの中嶋氏は札幌出身の超絶技巧派プレイヤー。

その彼のペンによる様式美産業プログレッシブ・ロックがこれ。

すっかりSTAのライブ・イベントでは浸透した感ありです。

ムッちゃんによる重厚なるベース・ソロから、トリッキーなワウ・ペダルを絡めたギター・ソロ。

ポーカー・フェイスのホンマちゃんによる重量感タップリのボトム・ラインの刻みは雰囲気抜群。

キラキラ衣装が綺麗なフミオくんによるMC「最後の曲なんですけど、1曲目にお届けしたラ・ボエームのA面に入っていた・・・あ!?裏面ってわかりますか?レコードの事です。黒い塩化ビニールでできた円盤で・・・(笑)。ディザイアー(情熱)という曲をお送りしたいと思います!」

切なき熱い乙女心を歌わせたらフミオくんの右に出る男性はなかなか札幌界隈では存在しないでしょう。

思わず聞き惚れてしまいますね。

感情込めて手の平を上げたところで、天井につっかえてしまいビックリして見上げるフミオくん。

決めのパートでは、後方観客席から「あ~!どっこい!!」とナイスなタイミングで合の手が入る。

熱気を帯び始めてノリノリな勢いが増してきたところで、和気藹々なステージも終了です。

「またどこかでお会いできる機会があれば、よろしくお願いいたします」と丁寧にお辞儀する行儀の良いフミオくんでした。

どんなジャンルでも歌いこなす(演歌、民謡からロックに至るまで)、今後も要注目のシンガーです。

5、TPG

PM8:50~9:15

BGMは和尚さんのセンス漲るセレクションから・・・・「恋はあせらず(スプリームス)」「シー(エルビス・コステロ)」「ザ・ウェイ・イット・イズ(ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ)」「太陽のあたる場所(スティーヴィー・ワンダー)」「ダンシング・クィーン(アバ)」

今回のライブ・イベントに急遽参加してくれた4人組みギター・インストウルメンタル・バンドがトリ前です。

このバンドも恐ろしく凄かったなあ!

本当に札幌のロック・バンド・シーンの奥深さには唸るものがあるねえ。

S・T・Aドラマー、セッキーによる紹介で実現したタイバンです。実に期待以上のパフォーマンスを見せつけてくれました。

メンバー全員背中に「TPG」の文字入り黒Tシャツ姿。これがバンドのユニフォームなのですね。

リーダーのギタリスト、タカシマ・ヒデさんがバンド名イニシャルに冠されています。

「タカシマ・プロジェクト・グループ」略して「TPG」

そのヒデさんは赤いフェラーリのキャップを被り、ギターは黒のアイバニーズ使用(PUはHSH配列。指板はメイプル。パーツはブラックで統一。ストラップは蛇柄)。

ベースのハル氏はバッカスの黒い5弦ジャズ・ベースでライブに挑む(ローズ指板)。

このバンドだけではなくこの日唯一の紅一点キーボーディスト(こういうのも珍しいね)、トモ嬢はヤマハD-DECK。

そしてドラマーのビル氏。もしかして敬愛するドラマーはビル・ブラッフォードなのかな!?

ドラミングを観てそれも納得した次第です!

1曲目は「フレンズ」

そうなのですよ。あのスーパー・ギター・ヒーロー、ジョー・サトリアーニのナンバーです。

この人のカバーは、長年色々なバンドを見てきましたが初体験。

そうとうな度胸がないとこなせませんが、いともあっさりとTPGはやってのけています。

参ったなあ。

だからヒデさんはリスペクトを込めてジョーがエンドース契約しているメーカーと同じ、アイバニーズを使用しているのですね。

しかもジェフ・ベック並みに全曲をフィンガー・ピッキングなのですよ。ビックリしてしまいました。ヘビーな曲ばかりなのに・・・。

だから音色がオリジナリティーに溢れています(持参したアンプヘッド「レガシー」も強力なる相棒でしょうね!)。表現力も豊か。

間髪入れずにメドレーで、これまたジョー・サトリアーニからで「クリスタル・プラネット」

名目どおりにギターを前面にフューチャーした徹頭徹尾のヒデ・バンド。

とにもかくにも、一時たりともジッとせずに身をくねらせたり、陶酔の表情で虚空を見つめたりの全身プレイが信条でもあるヒデさん。

そしてほとんどのフレーズをハイポジションで攻めてきます。フレット・ボード上をほとんど見る事もなくタッピングの嵐。

ギターの教科書のように、ありとあらゆるテクニックを惜しげもなく披露。

圧倒された会場からは「ジョー!ジョー!」のラブコールや「ピュー!ピュー!」と口笛が送られています。

ヒデ氏MC「どうもありがとうございます。私事ではありますが・・・・昨夜は澄川のモダン・タイムにて死ぬほど飲みました・・・今日は頑張ります。

先ほどもご紹介いただきましたように、ジョー・サトリアーニを中心にプレイしていますが、最近やり始めたリッチー・ブラックモア作曲のメイビー・ネクスト・タイムをやります・・・・温かい目で見てあげてください!(笑)」

流麗なるシンセサイザー・サウンドをバックに、ほどよくリバーブのかけられたギター・フレーズが咽び泣くクラシカル・ロック珠玉の名曲。

溜息が漏れるほどに感動的。私がレインボウを武道館で観た時にはこの曲でスライド・バーを使用していましたが、TPGでは一切のギミック無しで勝負。

味わい深き永遠の様式美ロック・チューンにカンパイしましょう。

焦らしに焦らしまくる空白のタイミングも芸術的。

「イエーッ!次の曲はですね・・・セット・リストが頭に入っていない(笑)。ジャズ・シンガーのビリー・ホリディ&マル・ウォルドロンによるレフト・アローン!」

と、出だしがあわずに一旦、演奏をストップ・・・・。

「すみません・・・・間違えました・・・・(笑)」

再びプレイ後のエモーショナルな表現力は言葉では到底言い表せないほど。

正直な話、当初はサトリアーニ一色をイメージしていたのだけど、いざ蓋を開けてみたらばその懐の深さにお手上げです。

一体全体、どれだけの引き出しを持っているのだろうか?

メンバー全員の息もピッタリ。

「次で最後の曲です。5曲しかやりません。さっさとやってSTAさんに引き継ぎます。それではノリのいいナンバー。ジョー・サトリアーニといえばこの曲!サッチ・ブギー!!」

メインは延々とギターです。

ソロの大半をギターに費やすという過激極まりない凄まじきバンド。

疾走感漲らせてアップテンポに暴れまわる、アドレナリン大放出のデンジャラスな極めつけがこれです。

よくアグレッシブなスポーツ・ニュース番組に使われているのがこれですよ。絶対に皆さんも聞いたことあるはず。

これをぶちかまされちゃあ、こっちだってジッとしていられないはず。

最初から最後まで少しも休むことなくアクティブにライブをこなしてくれたTPGにいつまでも温かな声援が飛び交っていました。

6、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)

PM9:25~9:50

BGMにはシャリーン、シンプリー・レッド、ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ、スイング・アウト・シスターなどの曲が流れています・・・。

このライブ・イベント「リブレーション」企画運営首謀者でもある、マサ率いるS・T・Aが満を持してのオオトリです。

今回は懐かしのクリ&ダイちゃんが合流してのライブ。

気持ちも新たに臨むステージ。

一番の大所帯で総勢9人!しかも唯一ホーンセクションを要する規格外のボリューム。

ちょっとその前にこの妙に仰々しくも長ったらしいバンド名について,一言説明を(よく質問されるのでこの機会に)。

結成時のコンセプトでもあるあのブラスロック、特に初期シカゴを再現しようとマサが一念発起して立ち上げたのがはじまり。

だから、もちろん敬愛するシカゴにちなんだバンド名にしようと考えました。

1969年、シカゴはシカゴ・トランジット・オーソリティというバンド名でデビュー。メンバーの殆どがシカゴ生まれだったこともあり、シカゴ市内を網羅する運輸機関「シカゴ交通局」、つまりシカゴ・トランジット・オーソリティをそのままバンド名に冠したのです。

当初はお咎め無しでしたが、話題が話題を呼びグングンとビッグネームになったバンドをシカゴ市長が遂に訴えたわけです。

で、そんなわずらわしい事に巻き込まれたくないと判断したバンドは、セカンド・アルバムから単に「シカゴ」と改名して、あのあまりにも有名なかっこいいロゴ・マークが誕生したわけです。結果的にはそのほうが良かったですね。

マサは、それならばと、札幌で生まれたバンドだから「サッポロ・トランジット・オーソリティ」と市名のみを差し替えたわけ。

このように都市名を挿げ替えたシカゴのトリビュート・バンドが世界中に存在しています。

さて、今回のライブでは5管編成ということで、更に厚みを増して皆はやる気満々。

いつものようにまずは立ち位置決めに相当時間をかけて「ああでもないこうでもない」と入れ替わり,立ち替わり並び直し。

ドラムを中心に放射状の雛壇なので、そこをうまく利用していつもとはちょっと趣向を変えてホーンの数人が台に乗ってみました。それからは、それぞれに譜面台を設置して全体でのチューニング・タイムとウォーミング・アップ。

リハーサルがないので、この数分で全てを整えなければなりません。

ちょっと押し気味だけど、6バンドのタイム・テーブルにしては上出来でしょう。

和尚さんのご好意で心ゆくまではち切れる事ができそうですよ。

さあ!準備万端整いまして、いざ、出陣だあ!

マサがメンバー一人、一人からいつでもいけるかい?とアイコンタクトで確認。

オーケー!和尚さんへマサからのゴーサイン!!

100%ハードな、シカゴのブラスロックをぶちかましたいと思います。

 

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、ALIVE AGAIN・・・CHICAGO

3、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

4、~FREE FORM PIANO・・・SHIN

5、~SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

6、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO

7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

NOBU・・・G

JUN・・・AS

SHIN・・・KB VO CHO

KUNI・・・TP VO CHO PER

KATSU・・・TB

SEKKIE・・・DR

KURI・・・TP PER

DAI-CHAN・・・TS

最近はノブによるギターの歪みがすこぶるへヴィーで抜けもよくナイスです。

リバーブ効果も手伝ってかウオームなサウンド。

残念ながら今回はお気に入りのローランドJCー120がなかったので、マーシャル・アンプを使用。

結果的には、これが正解だったようですよ。

ザックザクとミュート気味に刻まれるカッティングから「イントロダクション(記念すべきシカゴのデビュー・アルバム「シカゴの軌跡」のオープニングを飾る、まさにライブ幕開けを念頭に描いて故テリー・キャスが書き上げた集大成ともいえる大作)」で開始するのはお約束。

すでにステージ上はムンムンとしたサウナ状態。マサがお得意のバンド名を高らかにコールしてから豪快無比なる4カウント。先ほどまでの司会進行役とは別人のよう(貴重なるシカゴ36のTシャツ着用!)。

常に吠えまくるマサの横では、クリがディジー・ガレスピー仕様の変形トランペット(ベルの部分が斜め上部にそそり立っているもの)で吹きまくる。

メンバー同士が多少接触しようがお構いなしの大熱演。

トランペット・パートはクリに任せて、クニはひたすらにカウベルでアクセントをつけるべく連打。

戦いを挑みかける他のホーン・セクション、唸りをあげるギターとハモンド・オルガン・・・・と衝撃の爆音。

1番、2番を歌い継ぐマサの後方ではクニが手を変え、品を変えの奮戦振り。

複雑に入り組んだ変拍子から突然のブレイク。と同時に今度はウィンドウチャイムが煌びやかな音色を奏でる。

ソロの切り込み隊長はカツ。

熟練のトロンボーン・ソロで流麗な調べをばっちりと決めてバトンを超個性派トランペッター・クリへ手渡す。

これまたキレッキレで生きのいい、クリアで乾いたソロを突き刺してきました。

2人共にブランクなど全く感じさせないほどに嬉々としての名演。

3人目のソロは大御所ノブが待ってました!とばかりにスライドからジミ・ヘンドリクスばりのサイケデリックなリックを連射。

ヴィブラート、チョーキング、プリオング・オフ、そしてピッキング・ハーモニクスなどなどありとあらゆるテクニックを紡いでいきます。

とどめは手数王セッキーが「スティックよ、折れろ!」と言わんばかりの叩き込み。

マサが天井に右手を激突させながら振り回してエンディング。

「改めまして、ザ・サッポロ・トランジット・オーソリティです!皆さん、楽しんでますかあ!?今日は全曲を濃厚なる初期シカゴでお送りしたいと思います。最後まで楽しんでいってください、よろしく~!!ネクスト・ナンバー・・アライブ・アゲイン(テリー・キャス衝撃の事故死から再起を図ったシカゴが若きギタリスト、ドニー・ディカスと名プロデューサーのフィル・ラモーンを迎え入れて発表した12作目のアルバム・ホットストリートの1曲目に収録してヒットしたジェームス・パンコウによる作品。テリー・キャスに捧げられています)・・・・1・2・3・4!!」

マサとセッキーが目配せしてからタイミング見計らってカウントを送ったのでハイハット&ギターのコード・ストロークもバッチリ。

連動してベースの跳ねるようなグリッサンドが彩を添える。

シカゴにしてはストレートなロックンロール。

ここでもマサのリード・ボーカル、そしてクニによる硬軟ほど良く巧みにこなすコーラス・ワーク&タンバリンを軸に進行。

頼もしき相棒だ。

マサによるイントロ部分の迫力倍増計画案に賛同してくれたクニが短期間でアレンジしてくれたブラス・ラインも功を奏しています。

この曲をSTAがライブに取り上げるのはいつ以来のことか?

それくらいにご無沙汰していたので、この日1番の鬼門でもありました。

でもジュンが前後左右に神経を張り巡らせてトラブル勃発をいつでも回避できるように気配り。アルト・サックスだけでも大変なのにすごい余裕でニンマリ。

ギター・ソロに次いで、心配していたエンディングもジュンが即席のコンダクターに変身して見事なまとまりでかっこよく締めくくり。

客席の女性もシカゴファンらしくて興味深々に食いついてきてくれます。

「3曲目はシカゴの壮大なる7楽章組曲バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャノンから第1楽章のみをお届けしたいと思います。邦題は・・・ぼくらに微笑みを(セカンド・アルバムのシカゴと23の誓いに収録されているヒット曲。ジェームス・パンコウが当時の恋人との愛の遍歴を描きあげた数多い彼等の組曲中でもまぎれもない最高峰。現在も必ずコンサートのハイライトで全奏してくれます)・・・1・2・3・4!」

爆発的なインパクト。「イエ~!」と歓声も沸き起こる。

勢いがつきすぎて全体的に走り気味だけど、各自が協力し合って阿吽の呼吸でセーブ。

この辺のやりとりには感極まりそうですよ。最初から最後まで難解極まりない曲を最近は多少なりともそれなりに雰囲気を醸し出せるようになってきたのです。確実に成長の兆しが見えてきたね。一発目の音の塊で大体は決まっちゃうのですが、今回は手前味噌ではありますが及第点に到達できたと思いますよ。

シンによる渋めなボーカルと目まぐるしく変化する構成が鳥肌モノ。

特別な思い入れもある全員お気に入りの曲だけに入念なる渾身のプレイ。

ちょっとでも気を緩めると、甘いワナが大きな口を広げて待ち構えているよん!気まぐれな魔物に足元をすくわれないようにテンション・マックス!

そのまま、シンによる荘厳なるエレクトリック・ピアノ・ソロ・タイム。

ファンタジックなメロディはデオダート、はたまたスティービー・ワンダーを彷彿とします。

お次は何が出てくるのかな・・・?

一瞬の静寂からパアッと明るく照らすごとき「サタディ・イン・ザ・パーク(シカゴⅤからのファースト・カット。そして初のミリオンに輝いたロバート・ラムの作品。アメリカ独立記念日の7月4日、土曜日のセントラル・パークを散歩中、市民の平和な光景を見つめていて曲のイメージが生まれたとのこと。永遠の平和を願うシカゴ版イマジン。当時ロバートが好んで聞いていたというキャロル・キングなどを参考にピアノのイントロを主旋律に組み立て、そこに敬愛するビートルズ・フレーバーを盛り込んでいます。シカゴその後のポップ化、AOR化へのきっかけともいえるターニングポイント・ソング)」のシンコーペションたっぷりな鍵盤が踊る。

この日は日曜日だけど、土曜日の曲をお届けするというのも乙なもの。

もうこのあたりまでに辿りついたらメンバー達もすっかり体がほぐれてきてリラックス・ムード。

ミラー・ボールもそんなSTAにエールを送ってくれてフィーバー。

この曲がはじまった途端に、誰ともなく打ち合わせしたわけでもないのに自然に手拍子がはじまってニコニコと和やかな空気が蔓延。

マサのボーカルに、さりげなく添えられるシン&クニによるコーラスが天下一品。回を重ねるごとに益々磨きがかけられてきましたね。

ダイちゃんのテナー・サックスも決して派手ではないけれどもアンサンブルにセクシーなテイストを加えてくれていて、ひじょうに良い仕事をしています。

東京でかなり揉まれてきた甲斐があったね。

カツとのやりとりも横から見ていて微笑ましくも爽やかだ。

「次にお送りするのはシカゴの記念すべきデビューシングルで、ちょっと変わったタイトル、クエスチョンズ67&68!(シカゴの軌跡からのシングル。ヒットしませんでしたが、日本での人気は高い!。再カットされた際には大ヒット!なんと日本語バージョンのシングルも生まれました。ピーター・セテラもジェイソン・シェフもサービスとして来日公演で日本語を披露。一時ライブから遠ざかっていた曲ですが、ここのところは前半に必ず組み込まれている大切な1曲。意味不明なタイトルが物議を醸しましたがロバート・ラムが1967年から68年までに付き合っていた恋人との質疑応答ソングというのが正解)」

ここではセッキーがジャジーなフィンルインをイントロにすえて、そのままメチャクチャに痺れるようなホーンセクションが追随。主役の座を貫禄タップリに吹き継いで存在感を強烈にアピール。

その合間をギターが猛烈なスピードで縫うように疾走。

もうここまででも、言葉を失いそうなほどに感動をおぼえるのに、休むことなくリードボーカル・マサとシン&クニによって振り分けられたハーモニーのバランス感覚がロックしていてウルッとしてしまいます。

一番の見せ場は何と言っても中間部分のホーン隊による力強き攻防。

バッキングも的確に支え続けます。

後半の歌詞はSTAも日本語バージョンで。

マサ&クニが事前に綿密なる打ち合わせで練り上げたという涙ぐましきパート。

「ラストです!極上のミッドナイト・ソングで締めくくってみたいと思います!25OR6TO4!!(シカゴと23の誓いからのセカンド・シングル。シカゴが世界中にその名を轟かせるキッカケともなった代表作。ライブでは必ず熱狂の中で繰り広げられるロバート・ラムによるエキサイティングな作品。彼は普段ヒット狙いの制作はしないそうなのですが、この時はちょっと意識して取り掛かったのだそうです。で、曲はすぐに完成したのだけれども歌詞のほうがなかなか浮かんでこない・・・夜は更けてだんだんと睡魔が襲ってくる。アグラを書いたり、顔を洗ったりしながらのた打ち回る事数時間・・はたと思いついた!そうだ、この状態をそのまま歌詞にしちゃおう!でめでたく作詞完了した時刻が腕時計を見ると・・4時25,6分前だったそうです。ロバートの腕時計はちょっと正確ではなかったのでこの時間がタイトルに。ちなみに長い夜という邦題も納得してくれたそうです。だって本当に長い夜だったのだからねえ・・とはロバートの弁)」

ノブのギターが間髪入れずに絶妙のタイミングで「ガガガガガーン!!」とダウン・ピッキングで雄叫びをあげる。

いつも以上に過激なストロークで仕掛けてきます。

リズム・セクションもドンドンと音圧を付け加えて挑んでいきます。

「HEY!HEY!」とブラス隊が腕を目一杯に突き出して猛然とパワー注入。

マサは喉はち切れそうなほどに全力振り絞ってのシャウト。

シン&クニもサビでは一緒にシャウト。しかし、なんというハイトーンなんだあ。喉から血が噴き出しそうなくらいだよ。

レッド・ゾーンなんてとっくのとうに振り切れていますよ。

もはやこうなったらば開き直って、ぶっ倒れるまで一気に猛進だあ。

完全燃焼で一致団結。死ならもろともの覚悟。

マサは手前の赤い柵に左足を乗せて確実に土台をキープ。ベースのネックもヘッドもグラインド。

後方の観客たちも、曲に合わせて全身全霊でノリを表現。

ノブは狂おしいほどの形相で前面にまで歩み寄ってピッキングに継ぐピッキング。

滑らかなフィンガリングが心象表現の全てを物語っています。

精も根も尽き果てる寸前、頃合いを見計らってマサが天井にベースを突き立てて振り下ろしてのフィニッシュ!

「ありがとうございました!おかげさまをもちまして本日のリブレーション・ライブも無事に終了の運びとなりました!」

会場からの拍手と声援がいつまでも鳴り止みません。

恒例のマサによる出演バンド、オーナー&スタッフ、そしてオーディエンスに対する感謝のコメント。

バンドマンたちも名前を読み上げられると、ゆっくりとその場で立ち上がり深々と周囲に対してお辞儀。

皆、素敵な連中ばかりだね。

各人の協力なくして企画イベントの成功は成立しません。

ほとんど事故らしい事故もなく穏便に事が運んだのは幸いでしたよ。

なにが起こるかわからないですからね。なんといってもライブは読んで字のごとくナマモノ。

のんびりと心地よき疲労感と汗にまみれた人々が談笑しながらと片付けや別れの挨拶を交わしています。

皆が帰った後、マサは和尚さんらスタッフと再会を約束して大都会・札幌市、夜の闇の中、帰路に着きました・・・。

 

VERY SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&NAOKORIN&HARU&MR,ISHIKAWA&OSHOWSAN&NENE-SAN&SAYO-CHAN&COCA-COLA&BANDANA OF FLAME&TROPICAL FISH&WATER TANK!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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