大助の駆けある記

日本共産党・木佐木大助の山口県議会通信

原発ゼロ・上関原発ノーへ、確かな手応え

2014年02月25日 | 記事

 

■県知事選挙、藤井さん及ばず…公約実現へ決意
 
日本共産党の藤井直子さんは、4万6402票(得票率1 0 . 3 3%)を獲得しましたが、当選には至りませんでした。
 
しかし、得票結果に反映できなかったものの下関市では、3 3 . 6 % と県下最低の投票率の中、9535票を獲得。県下最高の得票率(12.77%)を得ることができ、来年1月の下関市議選と4月の県議選への展望を切り開きました。

○自共対決…対案示し共同広げて
 
藤井さんは「知事が変われば、県政は変わる」との訴えに、「安倍首相に政治を任せていてはダメだ。今回は藤井さんを応援する」と自民党支持者や、「原発ゼロを託せるのは藤井さんだけ」などの支持、共感が大きく広がり、ここ山口県でも「自共対決」の確かな手応えをつかむことができました。
 
一方、当選した元総務省官僚の村岡氏は、県民が重大な関心を持っている上関原発について「エネルギー政策は国が決めること」と主張し、山本前知事が許否判断を1年程度先送りした公有水面埋め立て免許延長申請については「中国電力の補足説明の回答後、判断する」との姿勢。
 
米軍岩国基地問題でも「国の外交・防衛政策を尊重し協力する」と、国いいなりの政治をすすめることを明言しています。
 
日本共産党は引き続き、公約実現めざして頑張ります。

■3月議会は…3月4日から20日までの日程で
 
村岡知事を迎えて初めての論戦・3 月議会は、2 8 日の議会運営委員会から事実上スタートします。
 
当選した官僚知事が、まず最初にやられたことは…2 4 日に下関の安倍事務所で記者会見。県庁に初登庁した後は、2 日間かけて上京し永田町と霞ヶ関回りでした。
 
いったい、誰に目をむけた県政をやろうとしているのでしょうか。これでは、これまでの「足下の県」どころか、「何でもかんでも俺が王様」と感違いしているあの方の「直轄県政」そのものと言わざるを得ません。
 
県知事選で藤井さんが掲げた公約実現めざして、県議会論戦を頑張ります。

■三月八日…山口一万人集会にご参加を
 
3・11東日本大震災と東電福島第一原発の大惨事からまもなく三年。未だにメルトスルー・ダウンした原子炉の状況もわからず、汚染水も「ブロックもコントロールも」されていません。
 
原発ゼロをめざし、上関原発建設計画を絶対にストップさせたいと願う、三月八日の山口一万人集会が目前に迫ってきました。
 
「福島を忘れない。さよなら上関原発」をスローガンにした思想信条・党派を超えた県民集会です。
 
下関では、大型バス6 台とマイクロ3 台を確保しました。
 
ぜひご一緒に参加しましょう。

■働く者の暮らしと権利を求めて…続々と大会
 
「暮らしと権利を守れ」「労働者の賃金を上げてこそ日本経済が立ち直れる」「ブラック企業ノー。正社員が当たり前の雇用を」など、下関でも全労連・県労連に加盟する闘う労働組合の大会が、次々と開かれています。
 
私もできるだけ、市議団や桧垣さんと一緒に参加させてもらい、挨拶をさせてもらっています。
 
先日は、2 0 1 4 春闘結成会議・下関地域労連の旗びらきと、山口県建交労下関支部第1 4 回大会に出席し、挨拶と日本共産党の訴えをさせていただきました。
 

 


知事選最終盤・安倍暴走政治ストップの声を広げに広げて、暮らし第一のあったか県政の実現を

2014年02月18日 | 記事

 

1291_2 いよいよ最終盤。今度の選挙は、知事選挙でありながらも、あまりにもひどい安倍暴走政治に、首相の足下から「ノー」の声を突きつける絶好のチャンスです。

 
街頭でも屋内演説会でも、藤井候補の行く先々で、「あんたが頼りだ。こんなひどい弱い者いじめはやめさせてほしい」と、熱い期待が広がっています。

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藤井候補は下関で開かれた演説会で、「上関原発や米軍基地強化など公約破りの山本前知事を受け継ぎ、安倍首相いいなりで国・自民党の暴走政治を容認する天下り官僚知事はもうゴメンです」と、県政の転換を訴えました。

 
さらに、大企業やゼネコン優先をやめ、福祉医療費無料化や学校耐震化の促進、住宅リフォームなど、県民のいのちと暮らしを守る公約を示しました。

 
そして、県民の代表として、消費税の大増税やTPP 参加など国の悪政に「ノー」と言い、何よりも秘密保護法、集団的自衛権行使、憲法改悪など「戦争する国」づくりは絶対に許さないと力説。

 
「知事が変われば必ずできる、政治は変わります」と大きく展望を語りました。

○上関原発埋立て阻止住民訴訟弁護団長・元日弁連副会長の田川章次弁護士から、メッセージが寄せられました。
 
公約を破って上関原発の埋立免許を失効させない前知事は許せません。その背景には、安倍自公政権の原発再稼働路線があります。

 
国や電力会社に立ち向かうには、原発マネーにそまらず、「原発ゼロ」でぶれることのない強い信念が必要で、知事選では、日本共産党が推す藤井直子さんしかいません。

 
「原発ゼロ」の声を山口県からおこしましょう。

■上関町議選…日本共産党の田中候補、あと一歩及ばず惜敗
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全国注視の上関町議選(定数10・減2)が十六日投票で行われ、日本共産党の田中照久候補(新)は前回票を一・八倍化して百四十九票( 得票率五・八%)を得ましたが、六票差の次点で惜敗しました。

 
原発計画が持ち出されて以来八回目の町議選で、当選は、反対派が二人、推進派八人でした。

 
田中候補は、原発に頼らない暮らし・福祉第一の町おこしの提案…特に「四十七億円の基金を活用して、国保税や介護保険料の軽減を」との訴えには大きな共感を広げましたが、今一歩及ばず、極めて残念な結果となりました。

 
引き続き、原発ゼロ・上関原発ストップの旗を掲げて頑張り、捲土重来を期します。

■問題だらけ…下関沖合の洋上風力発電計画
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下関市の安岡・綾羅木沖合1~2㌔に設置するとされている、前田建設工業による洋上風力発電計画。事業説明会に、桧垣さんや江原市議と参加しました。

 
最大出力6万kw・一般家庭4万2000世帯分の電力をまかなうと言う、民間事業者による日本で初めての大規模な計画です。

 
日本共産党は、原発に替わる自然再生エネルギーとしての洋上風力発電を一概に否定はしませんが、今回の計画は、余りにもズサンで、住民合意どころか置き去りの状況です。

 
医療や介護、福祉施設が直近に控え、人口密集地にもかかわらず、住民の皆さんへの配慮や説明・情報提供も通り一遍で、不安解消以前の問題と言わざるを得ません。

 
とりわけ、発生する低周波や電磁波の影響は、科学的にも医学的にも安全基準すら確立していません。

 
前田建設は、昨年の知事意見…あの辞職した山本繁太郎前知事の名前で指摘した最低限の問題点さえクリアしていません。

 
いま、反対署名が3万筆を大きく越えて集まるなど、党派を越えて運動が広がっています。

 
この問題は、私の所管する環境福祉委員会に係る問題でもあり、新しい知事のもとでの三月議会論戦で質していきます。

■安倍首相の改憲暴走…待った!下関革新懇・恒例の2・11講演会
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今年は、山口大学教育学部の松原幸恵准教授(憲法学)が、「多様な生き方を許さぬ社会・・安倍首相の靖国参拝と教育・思想統制等の動きを見て」と題して講演。 実に面白く、勇気と確信を深めあいました。

 
最近の政治動向をどう見るかでは…何でも決められる政治・政治の私物化・寛容さを失った政治、と喝破。靖国参拝問題、教育の統制強化問題を憲法学者の立場から、安倍暴走政権の危険性と脆弱性を明らかにし、国民的反撃と共同の重要性を強調されました。

 
まだ若く穏やかな先生から、ほとばしる日本国憲法への誇りと、それを乱暴に踏みにじる勢力への怒りに、本当に共感し、嬉しく感じた講演会でした。

 


暴走安倍政権の「足下の県政」から、命と暮らし育む「あったか県政」へ

2014年02月10日 | 記事

 

1281 山本繁太郎前知事の辞職に伴う山口県知事選が、2月6日告示(23日投開票) され、日本共産党の藤井直子候補の出発式が、山口県庁前の藩庁門で行われました。

 日本共産党の佐藤県委員長は、「国・自民党いいなりの官僚政治でなく、原発ゼロ、基地拡大ノー、暮らしが一番の女性知事の誕生を」と訴えました。

 「みんなの県政をつくる会」の福江筆頭代表世話人は「安倍暴走政治にストップをかけ、県民を守ることができるのは、藤井候補しかいない」と強調。

 「3・8上関原発を建てさせない県民大集会」呼びかけ人の田川章次弁護士や、藤永県労連議長、女性後援会の糸山真理子さんが激励のあいさつ。

 藤井候補は、中国電力の上関原発計画「公有水面埋立免許」は不許可、米海兵隊岩国基地強化反対、生活密着型の公共事業の推進、国保料、介護保険の負担軽減、子ども医療費の小学校卒業まで無料化など具体的政策を紹介し「安倍暴走政治から県民のいのち、暮らしを守るために全力つくす」と決意を述べ、知事選がスタートしました。

◇志位委員長の激励メッセージ
 
 藤井直子候補を先頭に、「上関原発建設ストップ、原発再稼働ノー」の声を、山口からあげていきましょう。

 電力会社や原発メーカーから、献金をもらわず、国や中国電力に遠慮なくモノが言えるのは、日本共産党の藤井直子候補だけです。

 上関原発の用地埋立を認め、道路やダム、下関人工島などの大型開発でムダづかいを進める一方で、国いいなりで県民に負担を押し付け、福祉・教育を切り捨て、県民の声を聞かずに米軍基地強化を容認してきた前知事の後継候補や、原発再稼働を容認する元衆院議員の候補などに、県民の未来を託すことはできません。

 今こそ、安倍政権の暴走政治と対決し、県政の方向を変える時です。

 日本共産党は、県政を変えたいと願う皆さんと力を合わせ、県民のいのち・くらしを守る県政に転換するために、全力を尽くす決意です。

日本共産党幹部会委員長 志位和夫

●藤井知事候補むかえて新春のつどい
 
1284_2  八日、下関入りした藤井候補を迎えて下関・長門の新春の集いと決起集会が行われました。来年一月に迫った下関市議選…近藤・江原・明石・桧垣の4候補と、木佐木県議候補も決意を述べました。






■十二月議会報告…一般質問⑦ 消防行政について
 
1285 最近、下関市などで119番通報を受けて出動した救急車が、通報先に遅れて到着し、病院に搬送したものの傷病者が死亡するという事案等、救急車の到着遅れが連続して発生している。これは、消防行政の信頼に係わる大問題だ。

下関市では、十月に新しい消防庁舎が完成し、新システムも導入。防災や消防・救急救命など、新た

 な期待が高まっていただけに残念でならない。

トラブルの経緯と、こうした事態が相次いでいる原因、到着の遅れと死亡の関係などについて、どのようにとらえているのか、県の見解を求める。…①

こうした事態を受け、総務省消防庁が全国の自治体に注意喚起を求める通達を出したが、今後、県としてはどう対応されるのか、お尋ねする。…②

また、二度とこうした事故を起こさないためにも、システム管理と運用の問題を含めて抜本的な見直しが必要だと考えるが、見解を伺う。…③

◯池内総務部長の答弁要旨
 
① 下関では最近1 ヶ月で3件の事案が発生しており、同市消防局からは、「1 1 9番通報を受けた消防職員が、出動先の住所の確認不足により場所を誤ったもの、救急隊員が建物を誤認したもの」との報告を受けており、いずれも出動先を正確に確認するという基本的な手順を怠ったことが主な原因と認識している。

 なお、搬送後に死亡した2 件について、到着遅れと死亡の関係は、下関消防局において把握していない。

② この通知については、出動する際には、出動場所、順路等を確実に確認することなど、救急活動における適切な対応の徹底を求める内容となっている。県ではこれに合わせ、市町に対し文書を発出し、再発防止を要請したところであり、今後も、その徹底を図っていく。

③ 消防業務は、市町の責任において行われるものであり、下関市において、市民の安心・安全を守る立場から、今回の消防庁の通知に沿った対応が図られるものと考えている。
 


暴走安倍政権いいなり官僚ではなく、あったか女性知事を誕生させよう

2014年02月03日 | 記事

1271  2月1日、日本共産党山口県委員会で、目前に迫った山口県知事選挙の党公認候補、「みんなの県政をつくる会」も支持する、藤井直子さんの事務所開きが行われました。

■構図は鮮明…国いいなり直轄県政県政でいいのか、県民の立場で県政を変えるのか
 
 藤井直子さんは、「山口県政はこれまで、官僚出身者による国いいなりの政治が続いてきた。『原発ノー、基地強化ノー、暮らしが一番』の女性知事誕生に大きな力添えを」と力強く訴え。

 「三つの公約」として、

①上関原発ノー、基地強化を許さない県政に転換する。

②ムダな大型公共事業をやめ、県民のいのちと暮らしを育む県政をつくる。

③安倍政権の暴走政治に立ち向かい、民主主義と憲法を守る県政に変えていく。

の三つを述べ、「知事が変われば政治は変わる。広範な県民の願いを県政に届けるため全力を尽くします」と決意を語りました。

 佐藤県委員長は、「今回の知事選は、国いいなりの政治を続けるのか、県民の立場で県政を変えるのか。構図は鮮明です。勝利をめざしてがんばろう」と訴えました。

 「みんなの県政をつくる会」の福江筆頭代表世話人は「会として支持を表明し、構成団体には支援を呼びかけている。渾身の力で、ふじい候補当選のため力をつくしたい」と話しました。

 藤永県労連議長や女性後援会、藤本県議団長が挨拶と決意。

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  最後に木佐木県議が、知事選勝利にむけた団結ガンバローを行い、必勝を誓い合いました。

◆原発推進の「田母神・都知事候補を応援」!…本気で「上関原発計画をストップ」させる決意はあるのですか…高邑さん!
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 「上関原発計画ストップ」を標榜して山口県知事選に立候補した高邑元民主党衆院議員ですが… 。

その公約実現への覚悟は、本物なのでしょうか。

 全国注視の東京都議選について、高邑さんはツイッターで、田母神候補(元航空幕僚長)の支持を公言。ネットで全国に発信しています。

 「本音で国益を語り、実行できる政策を掲げて義挙された、田母神さんを応援させていただきます」と、ネットでツイート(呟き)したのは御承知の通りです。

1273  しかし、田母神都知事候補といえば、日本維新の会の石原元都知事に最敬礼するミニ石原として有名な人。歴史認識はもとより、原発問題でも、推進の最右翼ではありませんか。

 前回知事選で、原発ゼロを掲げた飯田さんに擦り寄るにしても、あまりにも無節操で支離滅裂と言わざるを得ません。

 「上関原発計画を何としてもストップさせたい」と願う、思想信条・党派・運動論の違いを越えて頑張る、広範な山口県民を愚弄するものだと思うのは、私だけでしょうか。

■十二月議会報告… 一般質問⑥男女共同参画の推進について
 
 今年度の県政世論調査によると、「男女が性別にかかわりなく個性や能力を発揮できる」の問いに「そう思う」との答えたのは、わずかに1・6%、「どちらかといえば」を含めても15%にすぎない。

 これは、県政のあり方の反映と考える。その一例が、県職員の管理職に占める女性比率だ。

 今年度は知事部局では4・8%、教育委員会は3・2%、県警はゼロ。県職員全体では、わずか4%に留まっている。

 県内十三市と比較しても美祢市に次ぐ低さだ。資料2の通り、昨年度の内閣府調査では全国三九番目、中国五県の中でも最低で、最も高い鳥取県の10・6%に比べると遙かに及んでいない。

 山口県の現状が、全国と比較して極めて遅れている現状をどう認識し、今後、どのように改善をすすめるのか、知事部局、教育庁、県警、それぞれに見解を求める。

◯答弁は…
 
 山口県の現状が大きく遅れていることは認めたものの、その具体策は語られませんでした。

 知事の政治姿勢に係る問題だけに、この分野でも「あったか女性知事」の誕生が必要です。

■公約破りのT P P 問題で、怒れる農民連。1 月2 6 日、山口市で開かれた県大会に久しぶりに参加しました。県知事選の訴えもさせていただきました。
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