大助の駆けある記

日本共産党・木佐木大助の山口県議会通信

9月県議会報告Ⅲ討論②

2016年10月17日 | 記事
■補正予算案・基地、下関北九州道路
 本日の本会議で採決される10議案のうち、議案第1号、2号及び4号に反対し、残る7議案には賛成します。
 議案第1号は、2016年度一般会計補正予算案です。この補正予算案は、安倍政権が臨時国会に上程した第2次補正予算案に対応したものです。
 国の補正予算案は、一般会計ベースで4兆1000億円と大きなものですが、リニア新幹線や港湾、道路建設などの新規大型開発を、新たな借金で賄うものが中心で、消費税増税の影響で消費の落ち込みと「底打ち」が長引く国民生活の立て直しに役立たないばかりか、自然環境の破壊が進み、財政再建も困難になるなど、新たな弊害をもたらしかねない中身です。

▼看過できない…不作為
 県の補正予算案も、総額128億円に及びますが、うち123億円は公共事業に投じられ、しかも財源の半分にあたる62億円は借金で賄われます。
 もちろん、公共事業のなかには、県民にとって必要なインフラ整備も含まれているとは考えますが、肝心要の事業の中身を示さないまま、本県議会に提案されているため、判断しようがありません。
 この九月議会に、公共事業の箇所付けまで明らかにして補正予算案を提出している県も実際、あります。
 山口県当局は、「国から事業採択が行われていない」などと弁明されますが、これは明らかに山口県行政の不作為にほかなりません。
 歳出予算の使途が明らかにされないままでは、議会のチェック機能を果たしようはないではありませんか。
 これは、はなはだしい議会軽視にほかならず、抗議の意思も含め、本補正予算案に反対します。こうした不作為は、早急に改善されることを強く要望します。

▼請願…米軍岩国基地問題
 請願第1号は、米軍機による低空飛行訓練・対地攻撃訓練など「住民の受任の限度を超える訓練」が、行われないよう求めるものです。
 要旨にもあるように、米軍岩国基地の所属機と頻繁に飛来する外来機は、中四国・九州地域を中心に低空飛行や対地攻撃訓練を実施し、住民に恐怖と耐え難い騒音被害をまき散らしています。
 来年には、一月からの最新鋭ステルス戦闘機・F35Bの配備、厚木基地所属の空母艦載機の移駐も計画され、そのために山口県沖の日本海と、高知県沖の太平洋に新たな訓練空域が設定されることも明らかにされました。
 こうした時、米軍機による低空飛行訓練や対地攻撃訓練など、「住民の受忍の限度を超える訓練」が行われないよう国に意見書を提出することは、県民要望に応える当然のことです。
 反対される会派からは「今はその時期ではない」という意見をお聞きしましたが、今、やらなくて、いつやられるのでしょうか。今でしょ。
 わが党は、提出者が誰であれ、道理ある請願や意見書には積極的に賛成してきました。賛成・反対の規準を「県民利益に沿ったものか、どうか」…ここにおかれ、ぜひ賛同されるよう強く訴えるものであります。

▼意見書…下関北九州道路
 下関北九州道路の早期整備に関する意見書案についてです。
 文案では、熊本地震を引き合いに出して、大規模災害時にも機能する信頼性の高い道路ネットワークの必要性を強調しています。
 そして、関門橋、関門トンネルの老朽化も理由にあげて、「下関北九州道路」の早期整備を要望しています。
 しかし、国や西日本道路公社は、現在の関門橋と関門トンネルは必要な補修工事を計画的すすめており、「災害時も含めて安全に利用できる」と言明し、太鼓判を押しています。
 加えて、これまで検討されてきた下関市彦島と北九州市小倉を結ぶ「下関北九州道路」のルートには、マグニチュード7・1程度の地震発生が予測されている小倉東断層が存在しており、安全性にも大きな疑問がもたれます。
 何より、過去のムダな大型開発への巨額投資により、国も地方も山口県も深刻な財源不足におちいっており、既存インフラの維持・管理経費すら十分確保されていないのが実態です。
 こうした現実を踏まえれば、今後の道路行政が最優先すべきは、「下関北九州道路」などの高規格道路の新設ではなく、既存道路の維持管理であります。
 よって、この意見書案には断固として反対します。

■朝鮮学校創立…六〇周年記念祝典
 10月16日(日)下関の山口朝鮮初中級学校で、「山口民族教育実施70周年記念事業・創立60周年記念祝典」が開かれました。
 戦後、在日朝鮮・韓国の方々は「解放」されたとは言え、山口県の民族教育70年と朝鮮学校の60年は、まさに闘いの歴史。しかも今日までも続いています。
 記念祝典では、呉栄哲校長が、闘いの歴史を振り返りながら記念報告。各界からの祝辞も述べらました。
 下関市議会日朝議連からは、近藤会長(日本共産党市議団長) が代表して挨拶。山口県議会は、議連会長・副会長がそろって欠席。理事の佐々木(社民党) と木佐木が参加しました。山下(社民)、酒本(民進) 市議や、県庁前の抗議行動でご一緒する多くの仲間の皆さんとも再会しました。
 式典に続いて第二部、幼稚園・小中の児童生徒による公演がスタート。
 朝鮮学校がたどった6 0 年の歴史を、織り込んだ舞踏や合唱、チャンダンノリ、農楽が披露されました。
 心が洗われる思いで聴き入りながら、朝鮮学校への補助金を廃止して恥ない、山口県当局への怒りを新たにしました。
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