☆税理士みのさんの金融道場☆

豊島区の税理士が、中小企業の資金繰りを中心に熱く語ります!!大好評「みのさんクイズ」も時たま出題します。

ブログ引っ越しのご挨拶

2011年10月14日 | 金融・経済
このたびこのブログを引越しすることになりました。

新しい引越し先はコチラです。

お気に入りにしていただいた方や、リンクしていただいた方にはお手数かけますが、今後ともよろしくお願いします。

東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用…9月30日まで

2011年10月06日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用…9月30日まで

10月4日、中小企業庁は、9月24日~9月30日までの
国が支援する東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況公表しました。

 月末資金決済にかかる融資利用でしたので、日本政策金融公庫の東日本大震災復旧特別貸付の融資利用は、大幅に伸びて3,356億円と、その前の週の融資利用590億円を
5倍超増やしました。

 信用保証協会の東日本大震災復旧緊急保証の融資のほうも同日9月24日~9月30
日の融資利用実績は819億円で、その前の週の311億円を3倍弱増やしました。

 セーフティネット5号融資の利用状況も同日9月24日~9月30日融資利用実績も、
1,431億円、その前の週の562億円を大幅に増やしました。

次週は、月初ということもあり、不況対策融資も融資は閑散となるでしょう。

それと、区の不況対策融資は、9月30日としていた震災がらみの融資は、国が正式に24年3月31日まで延長しましたので、区のほうもそれに連動する形で、支援融資を続けるのがほとんどです。

ただし、単に不況対策の経営支援融資、新宿区融資などは9月30日を持って打ち切られ、延長はありませんでした。新宿は融資限度1,000万円まで9月まで金利全額補助、保証協会保証料全額補助でしたが。

東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用…9月23日まで

2011年10月01日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ


9月27日、中小企業庁は、9月17日~9月23日までの
国が支援する東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況公表しました。
祭日も多く稼働日が少ないせいでしょう。融資利用額はその前の週同様少なかったです。

 日本政策金融公庫の東日本大震災復旧特別貸付の融資利用は、590億円と、その前
の週の融資利用639億円を少し下回りました。

 信用保証協会の東日本大震災復旧緊急保証の融資のほうも同日9月17日~9月23
日の融資利用実績は311億円で、その前の週の430億円を下回りました。
多くないです。

 セーフティネット5号融資の利用状況も同日9月17日~9月23日融資利用実績も、
562億円、その前の週の593億円を下回りました。

次週は月末にかかるので、資金決済に間に合わせるため、融資利用実績は伸びてくるでしょう。

10月から下半期のセーフティネット5号融資の新しい不況業種指定は前回お知らせしたとおり、上半期に続いて半年間延長となりました。さらに円高の影響を受けた企業は、見込要件ですが要件は緩和されました。

これで当面多くの中小企業を下支えしていくのでしょう。

日本は下請け構造が幾重にもなっていますので、中小企業の役割は大きいのだと思いますが、それでも、冷徹な資本の論理で、下の方から切り捨てられていくのでしょう。
…小企業の存立基盤はますます脅かさるでしょう。

最新の統計資料は手に入っていませんが、倒産情報に載らない、相当数の企業が今年も廃業に追い込まれているのでしょう。会社を閉めるとき、軟着陸できればよいですが、小企業のほとんどの方は企業の中に蓄えがないから、経営者の大部分は、高齢なっても、無事リタイア―出来ないのが現状なのでしょう。

震災に加え円高対応で不況業種、緩和を含め再延長

2011年09月27日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

 中小企業等は9月27日、10月1日から来年3月31日まで国の指定する新たな指定不況業種を発表しました。

 東日本大震災と最近の円高への対応による中小企業支援策として,引き続き下半期も原則全業種(82業種)を対象とすることが決定されました。

 さらにセーフティネット5号融資の利用用件も緩和されました。
緩和された要件は次のものです。

 円高の影響によって、原則として最近1ヶ月の売上高が前年同月比で、10%以上減少し、かつその後2ヶ月を含む3ヶ月間の月平均売上高等が前年同期比で10%以上減少することが見込まれる中小企業者を対象とする要件の追加です。

 円高の影響による売上10%以上減少は、市区町村発行の理由書が必要です。

 今回、国が指定する新しい不況業種なかなか決まりませんでしたが、震災に加えて、異常な円高を背景に、国は不況業種の絞込みでなく、逆に要件を緩和する決断をしました。

 なお東日本大震災復旧緊急貸付についても23年度下半期は引続き実施されます。

セーフティネット5号不況業種業種見直し発表はギリギリになりそうです

2011年09月22日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ


9月21日、中小企業庁は、9月10日~9月16日までの
国が支援する東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況公表しました。
まだ上旬から中旬ということで、資金需要も旺盛ではありません。

 日本政策金融公庫の東日本大震災復旧特別貸付の融資利用は、603億円と、その前
の週の融資利用590億円を少し上回った程度です。

 信用保証協会の東日本大震災復旧緊急保証の融資のほうも同日9月10日~9月16
日の融資利用実績は430億円で、その前の週の290億円を上回りましたが絶対額は
多くないです。

 セーフティネット5号融資の利用状況も同日9月10日~9月16日融資利用実績も、
593億円、その前の週の462億円を上回っていますが各融資とも利用額は少ないで
す。

現場では、無条件に近くなっていた再条件変更も、審査が少し厳しい状況も生まれてい
るようです。
2度目、3度目の条件変更は業績の悪化状況が続き、展望が見えないところは無条件とは
いかなくなるでしょう。円滑化法1年延長が終わった場合、業者をバッサリ切り捨てるこ
とはないと思いますが。

セーフティネット5号融資のほうは10月からの業種見直も難航しているようで、未だに
発表されていません。今回5号融資の不況業種発表はギリギリになりそうです。

再生支援案件はまだまだ少ない

2011年09月17日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

 東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況…9月13日発表分

  9月13日、中小企業庁は、9月3日~9月9日までの
国が支援する東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況公表しました。
月末とは違い、上旬ということで、資金は閑散期でした。

 日本政策金融公庫の東日本大震災復旧特別貸付の融資利用は利用件数2,230件、509億円と、その前の週の利用件数6,890件、融資利用1,601億の約3分の1で融資利用件数、金額とも大幅に下回りました。

 信用保証協会の東日本大震災復旧緊急保証の融資のほうも同日9月3日~9月9日の融資利用実績は290億円で、その前の週の528億円を大幅に下回りました。

 セーフティネット5号融資の利用状況も同日9月3日~9月9日融資利用実績も、462億円、その前の週の608億円を大幅に下回っています。

震災関連の融資もハードルが高いので、これからも月末を除いてしばらく伸びないでしょう。…もっとも、借りても返せない構造が解消されない限り健全にならない。

日本全体に全般的に力がない。日本の企業の賃金を削ってもGDPが伸びなくなり、借入金だけは増加していくから、根本的な解決にならない。
分配の問題も検討しなければいけない。

2週間ほど前、保証協会のサービサーの方と会ってきました。再生支援融資のこともをいくつか、質問してみましたが、ほとんどされていないのが実情で、明るい話は出ません。もっとも再生に足るような企業が少ないのが実情です。

近いうち、セーフティネット5号の新情報出る予定です。また発信します。


 東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況…9月2日まで

2011年09月09日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

 東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況…9月2日まで

  9月8日中小企業庁は、8月27日~9月2日までの
国が支援する東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況公表しました。

 日本政策金融公庫の東日本大震災復旧特別貸付の融資利用は1、601億円と、その前の週の771億円を倍化させ大幅に伸びました。

 信用保証協会の東日本大震災復旧緊急保証の融資のほうは同日8月27日~9月2日の融資利用実績は528億円で、逆にその前の週の567億円を下回りました。

 セーフティネット5号融資の利用状況も同日8月27日~9月2日融資利用実績、608億円、その前の週の868億円を下回りました。

政策公庫の復旧特別貸付の方が、借り入れることが出来る要件が売上減少以外にも営業利益等の減少等そのほかの条件も考慮して、景況の悪化に柔軟に対応しているので、これがいちばん使い勝手が良いから、保証協会の融資が伸びない中、反対に伸びているのでしょう。先週は政策公庫の復旧特別貸付の方だけが伸びる珍しい現象でした。

次回の融資状況は月初になるので、利用実績は少ないでしょう。

 保証協会の保証付き融資のセーフティネット5号融資の不況業種指定が近いうち変わりますので、こちらの方の基準は国はどう決めるのか気になるところです

中小企業倒産防止共済制度…施行10月1日から

2011年09月06日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

中小企業倒産防止共済制度(通称…経営セーフティ共済)制度施行10月1日から

昨年4月に決まった制度ですが、法律の施行が伸び伸びになっていましたが、
中小企業基盤整備機構は9月1日のホームページで倒産防止共済制度の制度改正を発表しました。

掛け金はこれまで毎月5,000円から最高80,000円までだったのが、
毎月5,000円から最高200,000円までになります。
制度改正の実施日は23年10月1日から。

この制度は、倒産を防ぐのが本来目的ですが、掛け金が全額損金になるので、利益の出ている会社でしたら、掛け金が2,5倍まで一気に増えましたので、節税効果も大きいので、非常に助かる制度です。

法的整理以外に私的整理も貸付の共済事由になっていますので、使いやすくなっています。

それ以外にも、以下の方法で利用もできます。…解約は本来の目的ではありませんが。

 掛け金の範囲内で低利の融資…一時貸付(現在0、9% 最初に一括天引きですが。)も受けることが出来ます。

 あるいは掛け金をしていたが、得意先が確かなところで、倒産、不渡りの心配がないということであれば、任意解約しても、40か月以上かけていた場合は満額戻ってきますから、それを運転資金として利用するという策もとれます。

 掛け金が、掛け捨てでなく、倒産予防にもなるので、顧問先には勧めていましたが、
昨年決まった制度。その改正の施行が23年10月1日から実施されますので中小企業に助かる制度として紹介しました。


金融庁は9月1日、金融円滑化法に基づく貸付条件の変更発表

2011年09月04日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

金融庁は9月1日中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件の変更発表

 金融庁は9月1日中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件の変更…平成21年12月4日~平成23年6月30日までの、信用金庫、信用組合等を除く、全国の銀行の貸出条件変更状況速報版を発表しました。

 業者の条件変更は、主要行(みずほ、三菱東京、三井住友、りそな、中央三井信託,新生、あおぞら等)11行、そのほか地銀等を含めて145行の条件変更申込件数1,28万466件。

 内、実行されたのは115万3,830件。謝絶は35,167件。他は審査中、取り下げです。
審査中、取り下げを除く実行率は97%です。金額で38兆8、500億円に達しました。

 前回発表の時が銀行の条件変更申込約108万件、実行件数約96万4千件。実行金額約32兆5,900億円ですから、相変わらず3ヵ月ごとの統計で、銀行(信用金庫除く)は毎回約20万件の申込を増加させています。減少する傾向がほとんど見られていません。
 
金融円滑化法が来年3月31日で廃止されるまで、この勢いが収まらず条件変更が進むのでしょう。

 個人の住宅ローンの実行率は業者の97%までは高くはありませんが、各銀行の平均で91,2%です。
 こちらの方も高く、業者、個人どちらも、景気が厳しい中で生活しているのがわかります。

 内閣は変わりましたが、世界状況がそれほど変わるとは思えませんので、多くの中小企業は今後も下請再編の中で生きていくのでしょう。
 来月にはセーフティネット5号の不況業種の指定が変更されますので、今月遅くない時期にその発表があるはずです。

 新情報またお知らせしたいと思います。

お盆明けの東日本大震災後の資金繰り支援策の実施速報

2011年09月03日 | 金融・経済
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第 一経理グループ

お盆休み明け、東日本大震災後の資金繰り支援策の実施速報…8月26日まで

 
8月30日中小企業庁は、8月20日~8月26日までの
国が支援する東日本大震災後の資金繰り支援策の融資利用状況公表しました。

お盆も明けたので、日本政策金融公庫の東日本大震災復旧特別貸付の融資利用は771億円と、その前の週の378億円を大幅に上回りました。

 信用保証協会の東日本大震災復旧緊急保証の融資のほうも同日8月20日~8月26日の融資利用実績は567億円で、その前の週の402億円を上回りました。

 セーフティネット5号融資の利用状況も同日8月20日~8月26日融資利用実績、868億円、その前の週の409億円を倍ほど上回りました。

 月末に迫ってきましたので融資は伸びてきましたが、それほど多い融資額ではありません。借りるより、条件変更の方がどんどん伸びてきているようです。銀行(信用金庫等を除く)の条件変更の速報が出ました。

信用金庫等を除いて21年12月4日からの累計で128万件超が条件変更申し込みしているようですが、これは詳細は次回に回します。