☆第一経理からのミミヨリ情報☆

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第一生命株式上場に伴う会計処理の注意点

2010年05月09日 | FP情報
豊島区池袋の税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・FP・中小企業診断士 第一経理グループ

第一生命が平成22年4月1日東証1部に上場し、それに伴い第一生命に加入している
法人、個人に、契約に応じた株式が割り当てられました(ゼロの場合もあり)。

割当の有無、付与株数はすでに契約者にお知らせ通知が届いています。

株式(端株を含む)を割り当てられた法人、個人は税務上受入処理が必要です。


概要

1. 売出価額 
  株式受取 14万円/株
  金銭受取 135,685円/株(手数料差引後価額)
  → 1株未満の端株割当は強制的に金銭受取です。

2. 課税対象 上記売出価額 × 割当株数 
     
3. 益金算入時期 

 ① 法人 平成22年4月1日の属する事業年度において益金算入(直近では4月決
   算注意!)
 
 ② 個人 平成22年分 一時所得 (参考 3.58株 ≒ 50万円)
 
4. 消費税の扱い
  金銭交付は有価証券譲渡(非課税売上)に該当します。
    (株式交付後保有ならば課税関係なし)


中小企業者の大半は’売るまで税金はかからない’と思っている可能性が高いと思われますのでご注意ください。

また、法人の決算対策などに織り込むことも忘れずに(4月決算以降)。

例、割当株式9.74株の場合は4月に約140万円の雑収入が計上されます。
  (決算予想に織り込み忘れると後で冷や汗をかきます)