おすぎです。
じゃなかった、DJ SHUTOです。
今日も引き続き映画ネタ。文句ばっかブツブツ言ってても、イヤな偏屈オヤジに
思われるだけなので、本日は俺のオススメ映画をご紹介しよう。こんなひねくれた
俺が面白いって言うんだから、絶対面白いよ。
それは、『ナビィの恋』。(日本/制作:1999年)
キャストは平良とみ、登川誠仁、西田尚美、村上淳。
ここ数年観た映画の中で、俺が一番心に残っているのはこの『ナビィの恋』。
そう、作ったのはハリウッドでも韓国でもなく、我らが日本だ。
心に残ったというよりも、俺は「オーーーッ、何だかスッゲーーーぞコレ!」って
思ったね。
簡単にあらすじを言うと、沖縄の離島で花開く、”ナビィ”おばあちゃんの恋の物語
って感じで、もうこの設定の時点で最高なんだけど、この映画の何がスゴイって、
ずばりリアリティ。
圧倒的なまでにリアリティがにじみ出まくってるんです。
なんでかって、平良とみ、登川誠仁、西田尚美、村上淳以外の出演者は、ほぼ素人。
予算の関係なんでしょうが、驚くべき事にちゃんと俳優と呼べるのはこの4人くらいで、
あとは全て現地沖縄で調達した劇団員やら、その辺の村人とかで構成されてるのです。笑
おそらく制作側は金がないだけでそんな事思ってなかったんだろうけど、この素人を
よせ集めた事で”ダイコン演技”が逆に一周して”リアル”を呼び、その”素人感”が絶妙な
ハーモニーとなって、結果的に今までどの映画でも観た事の無い、独特のリアリティ
を醸し出しているのです。
映画というよりも、本当に沖縄のドキュメンタリーを観ているかの様な錯覚にまで
陥ってしまう、息もつかせぬ素人感。
どんな一流のアクター、アクトレスでも、”素人”が作り出す”素の空気感”だけは絶対
超えられないでしょう。
そして、この映画の醍醐味はなんと言っても”ナビィ”の旦那役の登川誠仁という
おじいちゃん。
この名前聞いても誰もピンとこないでしょう。
だって、この人もほとんど素人ですから。笑
ちゃんと俳優と呼べるのは4人だけと言ったけど、そのメインキャストのうちの一人も
まあ、言っちまえば素人なわけです。笑
一応沖縄民謡界の大物らしいんだけど、そうは言っても全然素人。演技は全然なの
ですね。
こんだけ言ってると「どないな映画じゃーい!」とツッコミを入れたくなりますが、
心配ご無用。逆に、このナビィの旦那役の登川誠仁の”素”過ぎる演技がハンパない
んです。
正にさっきから言ってる”素人リアリズム”の主。このおじいちゃんの”素っぷり”が、この
映画最大の見所であり、おばあちゃんの恋物語を一番引き立たせる存在であり、更に
沖縄の「地元」な空気感を最大限に発してるのです。
このド天然な演技は、どのハリウッドスターも真似できません。絶対。そもそも
おじいちゃん的には演技してるつもりでも、思いっきり”素”なだけだし。笑
大げさな話ではなく、俺の中ではこの映画を観てからの数年、彼を超える俳優は
出てきていません。いやー、渡辺謙もこのおじいちゃんには勝てないね。
俺も将来、こんなナビィの旦那みたいなおじいちゃんになりたい。見終わったらあなたも
確実に登川誠仁の虜になっている事間違いなし。
とにもかくにも、俺が自身を持って推薦する、最高にほのぼのした素敵な恋物語です。
家族と、大切な人と観る事をオススメ!
.....余談ですが、
俺は大切な人に「スゲーいい映画で『ナビィの恋』ってのあるから一緒に
観ようよ!」って言ったら、
「私、映画って一人で観ないと落ち着かないの。」
....と、2秒で断られました。
俺の恋は全然始まらないみたいです。
こっちもリアリティが溢れてます。 涙と一緒に。
今度見てみるっ!
ていうか、その辺のレンタル屋にあるのかっ!?
そんな時は俺と一緒に観ようじゃないか。
まるで傷口を舐め合うかのごとく...。
そして見終わったら二人で海に向かって走り出そう!
>yukieっち
よほど小さい所以外は置いてると思うぜー。
むしろ「ナビィの恋」置いてないようなビデオ屋だったら
会員証を破り捨てておしまい!
だからあんまり覚えてない・・・
確か単純に感動する映画かと思ったら違って、妙なリアルを感じたよ。
たしかおばぁちゃんが・・・だよね。
ちょっと複雑な気持ちになりました。
話違うけど、佐伯にもトキワできたんだよ。
ピースアウト!
ご無沙汰です、姉御。お元気?
佐伯も沖縄に負けずイイ所だよね。
んで、姉さんとこのおじいちゃんも登川誠仁に
負けず、思いっきりFUNKYです。
>のぶ
お、実は映画通のノブさん。それ絶対観てみるよ。
「陽だまりのグランド」ってタイトルからすると、
「がんばれベアーズ」的な野球モノを想像しますが。
楽しみだな。
ほんとに、ごめんなさい。