おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材について好き勝手書いています。そのうちテクニカルダイビングもやってみたいな。

ICLとレーシック 視力矯正手術を受けてきました

2017-04-25 21:22:42 | リスクマネジメント
突然ですが、視力矯正手術を受けてきました。

ここ数ヶ月ダイビングをしていなかったのは、この手術を受けるためでした。視力や矯正の度合いを正確に測るために、術前の検査よりもしばらく前からコンタクトレンズをつけられないのです。なのでダイビングすることができなかった。

日常生活では眼鏡を使っていて、特に眼鏡を邪魔とも思ってもいないのですが、ダイビングの時はコンタクトを付けることになります。ご存知のようにコンタクトレンズにはソフトとハードの2種類があって

・ソフト:強度の乱視は矯正できない(乱視用レンズでも限界がある)
・ハード:乱視の矯正には強いが、ゴミが入ったりズレたりしたら激痛が走る


という特徴があります。ダイビングをする人は普通はソフトを使うのですが、強度の近視に加えて強度の乱視がある自分は、ソフトでは矯正しきれないのです。せっかく頑張って一眼レフカメラを海に持ち込んでも、肝心の眼がポンコツなのでぼやけてしまう。当然、自力でのピント合わせは不可能でオートフォーカスに頼りっきりになるし、小さな生物も探しにくい。

というわけで左眼だけハードコンタクトレンズを使っていました。せめてファインダーを覗く眼だけはくっきりと見えてほしいので。本当は両眼ともハードをつけたいのだけれど、右にハードをつけてもズレることが多かったのでハードは左だけにしていました。効き眼は右なのだけれど仕方がない。

ただ、ハードにも欠点が。ゴミが入ったりズレたりすると激痛が走るのです。陸上ならすぐにレンズを外して付け直しますが、水中だとそれが不可能。エキジットするまで耐えるしかない。そしてすぐに付け替えができないせいで目が腫れてしまって、陸上でコンタクトレンズを付けなおしてもしばらく痛みが取れず、その日のダイビングは諦めるしかなかった。もちろん、そんな使い方をしていると角膜にもよろしくない。

ソフトでもハードでもダメだとなると、レーシックをはじめとする視力矯正手術が候補に挙がります。前々から考えてはいたのですが、今回妻の出産前後はどうせダイビングに行きにくいだろうと思ったこともあり、この時期に手術することにしました。

あと、手術に踏み切ったもっと大きな理由が近視のリスク。自分の場合、目が悪すぎて眼鏡やコンタクトがないと全然見えません。生きていけないくらい。朝起きた時の眼鏡だって、近くに置いていても見えないので手探りで探しています。万が一寝ている時に災害があったら本当に命が危ない。

水中でアクシデントがあって両目のコンタクトが外れると、正直生きて帰ってこられるか分からない。全然見えないから。テクニカルダイビングをする方や慎重な方はマスクが外れてなくなった時のために予備のマスクを持っていきますが、マスクが外れた瞬間に水が入ってコンタクトが外れたら、仮に予備のマスクがあっても自分の場合は全然見えない。予備のマスクがあるかないかとかいう次元を超えた危ない状態になる。

そんなリスクを抱えながらダイビングをするのも日常生活を送るのもよろしくないと思い、手術をするという決断に至りました。

まず考えたのはレーシック。角膜をレーザーで削って視力を矯正する手術。しかし、自分の場合はレーシックを受けることはできませんでした。理由は近視が強すぎるから。近視が強いほど角膜を厚く削らなければならず、残りの角膜が危険なくらい薄くなってしまいます。なので、あまりに近視が強すぎるとレーシックを受けられない。ラゼックなどの似たようなものもダメでした。視力が悪すぎて角膜だけをいじって何とかできるレベルを超えてしまっていた。

そこで紹介してもらったのがICLという手術。Implantable Collamer Lensの略で、角膜と水晶体の間に薄いレンズを入れる手術です。目の中に柔らかいコンタクトレンズを埋め込むようなイメージ。フェイキックIOLとも呼ばれます。一旦レンズを入れたら入れっぱなしで、交換しなくても大丈夫な素材で作られているみたい。

こんな形のレンズを眼の中に入れます。眼を数mm切開して、その隙間からこのレンズを入れる。このレンズは柔らかいので、小さな切開創からでも丸めた状態であれば入れることができて、眼の中で広がってくれる。



ICLの主なメリットは
・レーシックの適応とならない強度の近視でも大丈夫
・角膜を削らず、必要であれば取り出すこともできる
ICLの主なデメリットは
・乱視の矯正には限界がある
・値段が高い


自分の場合は強度の乱視なのでICLで矯正できるか不安だった。今回お世話になった眼科の先生も「今までICL手術を受けた方で一番乱視が強い」とおっしゃっていたのですが、何とか矯正できるギリギリに収まっているとのこと。

もしICLで乱視を矯正できないような場合は、「レーシックで乱視のみを矯正してからICLで近視を矯正する」といった手段をとるようです。乱視の矯正はレーシックのほうが適していて、角膜は乱視のみを矯正するのに必要な分だけ削るわけです。さすがに、2つも自費の手術になると費用も100万円オーバーになって大変なことになるので、そこまではやるつもりはなかった。

幸いICLのみで何とかなりそうなので、ICLを受けてきました。費用はレーシックが20-30万くらいなのに対し、ICLは70万と高額。当然、健康保険はきかない。まあ、レーシックは機械が勝手にやってくれるけれど、ICLは眼科医がメスを入れてレンズを挿入しないといけないので、レーシックに比べて高額になるのは仕方ない。レンズ代もありますし。

というわけで、沖縄県内で手術をやっている比嘉眼科病院でICL手術を受けてきました。結果的に少しだけ乱視が残ってしまい、術後の視力は右0.7で左0.9。日常生活やダイビングではこれで十分ですが、仕事ではもうちょっとしっかりと見えてほしいので乱視矯正のために仕事中だけ眼鏡をかけています。自分の場合は眼鏡をかけるのが嫌で手術をしたわけではないので、仕事中に眼鏡をかけることは構いません。

しかし70万の出費は痛い。痛すぎる。双子の出産育児一時金での黒字分は余裕で吹っ飛んでいきました。

レンズは少なくとも数十年は劣化せず一生使えるということのようですが、実際はどうでしょうね。半永久とはいかないまでも20-30年もってくれれば、老眼や白内障が出てくる年齢になるので、その時に多焦点眼内レンズでも考えることにします。

手術してから1ヶ月が過ぎ、主治医よりダイビングの許可が出ました。今まで潜れなかった分も潜るぞー!
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