劇団四季日記帳

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12月30日「アイーダ」(名古屋)~マチネ~[My千秋楽]

2007-12-30 20:29:35 | 観劇レポ<劇団四季>
アイーダ名古屋のMy千秋楽でした。今回は11回目です。


劇場前は、正月の飾り付けがしてありました。

実は今日は、色々ハプニングがあった舞台でした



アイーダ
   今井美範  
アムネリス
   江寿多知恵
ラダメス
   渡辺 正
メレブ
   有賀光一
ゾーザー
   飯野おさみ
アモナスロ
   前田貞一郎
ファラオ
   勅使瓦武志

男性
アンサンブル


谷本充弘
塚下兼吾
富澤和磨
黒木 豪
海老沼良和
鶴原谷 圭
影山 徹
川東優希

女性
アンサンブル


松本 昌子(ネヘブカ)
松下沙樹
伊東 恵
須田綾乃
オ ユナ
杏奈
西田桃子
市川友貴




今井アイーダ

素晴らしい演技でしただったんだけど、ちょっとハプニングがありました

[ハプニングその1]
冒頭、アイーダが剣で脅かすところでアイーダの手錠に異変が「さあ、皆を放しなさい」のところで、なんと、アイーダの手錠の鎖が、左手からブラ~ンと垂れ下がっているではありませんか
言葉では伝わりにくいので、一様絵に描いてみました
でも逆に分かりにくいかも

右手首付近の鎖がちぎれてしまったんです。
右手と左手が自由に動かせれる状態になっていました
観ているこっちが焦りましたよその後、どうするのかなって観ていたら、渡辺ラダメスが「俺に、もっといい考えがある」のところで、アイーダの垂れ下がっている鎖の端を今井アイーダの右手に持たせていました。おおそうきたかと思いました。2階席から観ている人は気づかなかったのかもそのあとも、今井アイーダが右手に鎖を持った状態進んでいきました。「邪魔になるだけだからな。」のところで渡辺ラダメスは、いつも少し手こずるんですが、今回は外すのに、いつも以上に時間がかかりました。捨てる時は、なんとかつながっているように見えました。その後、「メレブメレブ」のところまでずっと右手に鎖の端をもっていました。
その後は、「外してやる」のところでは、鎖は元通りになっていたので、他の奴隷と手錠を取り替えたか、直したんでしょうね。その後は全く問題無しでした。渡辺ラダメスのナイスフォローのお陰で、何とかギリギリではあるもののトラブルを回避できました。まだデビューしたばかりなのに、冷静にフォローできてたので感心しました。(やるじゃん、渡辺さん)
と同時に、あの手錠って、あんな簡単に壊れるの???とビックリしました。。。
その他の演技は、全くぶれることなく、素晴らしかったです。あでも、ちょっと声がかすれているような気がしました。。。千秋楽まで風邪とかひかないように気をつけてくださいね。
前回気づいたのですが、晩餐会でアイーダを見ていると、隣の人(たぶんヌビア人の家来)と耳打ちしてるんですね。注目されない時も、こんな演技をしていたとは
今日の、「神を愛するヌビア」なんだか、いつも以上に"魂"を感じ、翻弄されました。本当に素晴らしいアイーダがこの名古屋で誕生し、最後に観れて良かったです。


江寿多アムネリス

いや~数日でここまで変わるとは、驚きです。冒頭の歌は訛りが完全になくなりました。「♪お洒落は私の切り札」以降はまだ舌足らず感が残っているものの、余り気になりません。舌足らずになると、ちょっと甘えているように聞こえて、アムネリスとしては良くないと思うので、もう少しだけ直るとなお良いですね。
でも、台詞での訛りはほぼ解消されていますし、歌でも以前よりは良くなったと思うので、あと数日ですが、がんばって欲しいです。


渡辺ラダメス

渡辺さん、ハプニングにも動じず、ナイスフォローです
うん、前よりはずっと良くなりました。歌でもモンゴル風の歌い方(失敬!)ではあるけど、ちょっとずつ福井さんっぽい歌い方をするようになったので、感情も少し入るようになりました。前から思ってたんですが、鼻が詰まってる(?)みたいな声なので、飯野ゾーザーとだと親子の見えやすいですね。顔のつくりもちょっと似てるし
立っている姿と高音部分でもうちょっと将軍らしさが欲しいものの、まあ、渡辺さん流のラダメス像を千秋楽までにつくって欲しいなと思いました。


有賀メレブ

笑いのポイントがちょっと不発気味・・・。しかし、さすがはベテラン。演技力、歌唱力でカバーしています。有賀さんの歌本当に好きなんですよね~。優しい感じがするので。桟橋のところでは本当に泣かされました。「♪神を愛するヌビア」で、マジ顔で、しっかりとしたメレブでした。
素晴らしい舞台をありがとう


飯野ゾーザー

いや~。僕の中でもうゾーザー=飯野さんなのでもう、それ以外には見えません。飯野ゾーザーとしては、全く言うことがありません。絶好調です。
カッコイイのゾーザーをありがとう。


前田アモナスロ

[ハプニングその2]
台詞が、詰まって、しかも間違えました。。。
「我が軍を攻撃した張本人が他の連中と違うはずが無かろう。」のところが
「我が軍を攻撃した張本人、その・・・張本人が・・・エジプト人であることは許されぬ。」みたいになりました。じゃあ、なに人だったらいいの?って突っ込みたくなりました
その反動でか、「自分自身と、この王をごまかしてはならぬ。」のところでは
「自分自身と、この王をごまかしてはならない。」と語尾を間違えました。
台詞が少ないんだから、頑張ってください焦りがさらに悪夢を招いたパターンですね。そのあとも全体的に自信を無くした演技になってしまっていました。残念。。。カーテンコールでもイマイチ拍手の大きさが小さかったですね。
ドンマイ、ドンマイ。


勅使瓦ファラオ

うん、アリです。特に違和感はありませんが、やっぱり毒に苦しむところが。。。最後の裁判のシーンで、「自分で決めます。」と言われた勅使瓦ファラオはまず反対方向を見ていて、振り向いたら、アムネリスの真剣な目を見て、決心した。といった演技になっていました(前からそうだったかも?)


松本ネヘブカ

いや~。強くて、アイーダを必死に説得する、だけどかわいい妹のようです。
歌唱力も、高いキーも上手く出すので、観ていてとても気持ちがいいです。
公演の途中からの登場でしたが、本当に素晴らしい演技を見せていただきました。


アンサンブルの皆さん

2幕の「ケッパイエー」って歌ってるアンサンブルさん(名前分かりません背の高い方です)の声がちょっとかれていたので、ちょっと心配です。
皆さん、完璧ではないものの、良い舞台を見せてくれました。
ゾーザー軍団もまとまってきました。さっきも書いたように「♪神を愛するヌビア」そして「♪ローブのダンス」も素晴らしい歌とダンスです。
ファッションショーでは、アムネリスを引き立て、ウォシングウーマンのところでは、美しくまとまっています。


カーテンコール

年末の挨拶も無く通常どおりでしたが、ちらほらスタンディングも見えました。
ちなみに僕も立ちました


冷や汗タラタラの舞台でしたけど、ベテランの皆さんや、新人でも努力しておられる皆さんを観れたので、良いMy千秋楽でした。

千秋楽まで、あと数回の名古屋アイーダ。キャストの皆さん、風邪などに気をつけて、千秋楽まで頑張ってください

今、出演中のキャストはもちろん、以前出られていたキャストの皆様、スタッフの皆様含め、
感動の舞台をありがとう

[追加]
劇団四季『アイーダ』名古屋公演千秋楽舞台挨拶


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