読む日々

テーマばらばらの読書日記

クララをいれてみんなで6人

2017-10-14 | 絵本
「クララをいれてみんなで6人」
ペーター・ヘルトリング作/佐々木田鶴子訳



ドイツの児童書。
1969年頃が舞台。

一家5人、狭い家に暮らしているのに、なんとお母さんのお腹に赤ちゃんが‼
日々の暮らしの葛藤や問題を織り混ぜながらお母さんの妊娠期間が描かれていて、そしてお母さんはトキソプラズマに感染。お腹の赤ちゃんの障害が心配される。

生まれた赤ちゃんは女の子。片方の目に炎症が。
そんなクララを家族がそれぞれ大事に思う様子まで。

作者の家族(父親が本人)をモデルの一冊。綺麗事は書かれておらず結構赤裸々。

そこがリアルで良いと言う人と、お話にはファンタジー性を求める人で好き嫌いが別れそう。

まあ私はどっちも好きだけど(笑)

クララが私と同世代だなぁ。
作者は今年永眠されたようです。
うちの両親よりは10歳以上上だけど、そろそろそんな世代交代なんだなぁ
と妙なところでしみじみしてしまった。



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