
2004年9月、カナダの中央部に位置するマニトバ州に産業用ヘンプの取材に向かった。マニトバ州は平原3州といわれ、65万km2に及ぶ州土は見渡す限りの平原で、海抜は150〜300mがほとんどである。ここに住む115万人の住人のうち、地方に住む人々はほとんどが農業に従事しており、小麦に関してはカナダの産出量全体の40%をしめている。今回調査に向かった目的である産業用ヘンプに関しては、州政府の2003年のデータによると5400エーカー(約21.9km2/662万坪)で栽培した実績がある。正式な統計ではないが2004年は現在のところ6000エーカーで栽培しているということである。1998年にカナダで産業用大麻が合法化されてから現在まで、栽培面積は着実に増加している。実際に現地に行ってみると、その広大な平原に圧倒され、はじめは自分の距離感覚が狂ってしまうほどである。写真では距離感がつかめないかもしれないが、航空写真に写っている畑の一辺は、1マイル(1.6km)ある。ちょっと隣りの畑に行くということになれば1.6km延々と歩き続けなくてはならない。ちなみにここで言う畑1単位は、2平方マイル(3.2km×3.2km)だそうだ。日本とは規模が違うと実感する。写真:「空から眺めると、見渡す限りの大平原。大型機械による農作業がほとんどで、日本の密度の濃い集約型のスタイルとは大きな違いがある。」









