明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昔は肌の色には無頓着で、作った色をただベタ塗りしていたが、知り合いの母親が画家で、私の作品を観て何故重ね塗りをしないのか、といっていたと聞き、絵の描き方など知らない私は、そういうものか、と下塗りをしてみたら、リアルになった。以来そうしている。ところが昨日の撮影方法だと、何故だかムラばかりが強調され実に汚い。そこでベタ塗りして撮っては塗り直し。三回の塗り直しをした。 私はオイルプリントの習得以降、写真からはできるだけ何も学ばないよう心がけているが、ここ数年、最も興味があるのが日本画であった。平面的な日本画の世界と、立体を制作して撮影する私とでは、どう考えても水と油である。しかしイメージしたものをやってみたら、江戸の末期、昔の日本人画家が、西洋画や写真の影響を受け、水と油を混ぜてしまったような奇妙な一時代があったが、期せずしてそんな風合いまでが出た。 私が当ブログで、いつになったら私を完成させるのだと圓朝が私をずっと見ている、といっていたのがまさにこの一カットであった。一度頭に浮かんでしまうと、そこから抜け出せなくなる、というのが私の常で、浮んだ構図がこれなので、左側を向かせることがどうしてもできない。もっとも、次は鏑木清方の圓朝図に対するオマージュを作るつもりで、あれは左を向いているから、こちらはこれで良かった。


HP

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