明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



『鏑木清方作三遊亭圓朝図へのオマージュ』朝までかかってなんとか完成。母が珍しく風邪をひき、ずっと寝ぼけながら何か喋りつづけていた。 同時に制作していた寄席の外観図。遠景に川面は、川っぺりに寄席は変だろうと思っていたら、友人から“寄席は寛政の改革で豪奢禁止の中、密かに緒牙舟で川筋から通った。一つ目二つ目は過ぎた橋の数が由来。川っぷちで正解”とメールが着た。しかし明治時代を想定しているし、例えば現在の江東区、幕末からの寄席の数、場所も記録に残るが、各町内に、というくらいの多さである。もっとも川瀬巴水ばりに、川面に映る月の明り、をやってみたくもあり、まだ捨てきれていない。巴水木版の風景画は、カメラでいうと望遠の景色だが、私は手前に圓朝を立たせるつもりで広角で撮った。予定では圓朝とお露とお米を入れるつもりで作ったが、人は入れず、空中を牡丹灯籠が浮遊しているくらいの方が良いような気がして来た。 2作連続して集中して制作したのでくたびれてプリントを依頼に行けず。



「一角獣の変身-青木画廊クロニクル 1961~2016」刊行記念展Ⅰ
2017.05/20(土)~2017.06/02(金)
平日11:00~19:00 日祝12:00~18:00 5/28(日)休廊

オイルプリントワークショップ参加者募集中
2017年5月27日(土)13:00~
アトリエシャテーニュ・オルタナティブスタジオ
オイルプリントについてはHPをご覧下さい。旧作品ばかりですが。
HP

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