Latin for Beginners_1652

【本文】
 3. Oppidum captum vīdimus, we saw the town which had been captured (lit. captured town).

【訳文】
 3. Oppidum captum vīdimus. 我々は占領されてしまった町(文字どおりには「占領された町」)を見た。

【コメント】
 captum は、capiō(取る、占領する)の完了受動分詞 captus の単数対格中性形で、oppidum に係っています。
 完了受動分詞は「~されたところの、~されてしまっているところの」の意味を表します(Latin for Beginners_1647 参照)が、主節の動詞の時制との関係でみてみると、主節の動詞の時制より“前の時”を表すものと思われます。したがって、ここでは、「占領される」という動作・行為は主節の完了形の動詞 vīdimus よりも“前の時(= 過去の過去)”の動作・行為を表しています。

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Latin for Beginners_1651

【本文】
 2. Caesar profectūrus Rōmam nōn exspectāvit, Caesar, when about to set out (lit. about to set out) for Rome, did not wait.

【訳文】
 2. Caesar profectūrus Rōmam nōn exspectāvit. カエサルは、ローマへ出発しようとしていたとき(文字どおりには「出発しようとしているところの」)、待たなかった。

【コメント】
 profectūrus は、形式所相動詞 proficīscor(出発する)の未来能動分詞・単数主格男性形で、Caesar に係っています。直訳すれば「出発しようとしていたカエサルは」となりますが、本文の英訳では when が用いられており、叙述的に「出発しようとしていたとき、」と訳してみました。
 形式所相動詞には、通常の動詞と同様に未来能動分詞があり、能動の意味を表します(Latin for Beginners_1640 参照)。
 未来能動分詞は、主節の動詞 exspectāvit より“後の時”の動作・行為を表しています。それは過去のある時点からみた“未来”です(Latin for Beginners_1648 参照)。
 Rōmam は Rōma の対格ですが、この語は町の名称を表していますので、前置詞 in や ad が省略されていますLatin for Beginners_985, 1016 参照)。
 exspectō には「期待する」の意味もありますが、ここでは「待つ」の意味です。

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Latin for Beginners_1650

【本文】
 1. Mīlitēs currentēs erant dēfessī, the soldiers who were running (lit. running) were weary.

【語句】
weary:疲れた

【訳文】
 1. Mīlitēs currentēs erant dēfessī. 走っていた(文字どおりには「走りつつある」)兵士たちは疲れていた。

【コメント】
 currentēs は、currō(走る)の現在能動分詞 currēns の複数主格男性形で、mīlitēs に係っています。ここでは、主節の動詞 erant“同時(= 過去)”の動作・行為を表しており、「走っていた兵士たち」と訳してみました(Latin for Beginners_1645 参照)。名称は“現在”能動分詞ですが、表しているのは、ここでは“過去”の動作・行為です。

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Latin for Beginners_1649

【本文】
 377. Review §§203, 204, and note the following model sentences:

【訳文】
 377. §203, §204 を復習するとともに、以下の例文を注意深く学習すること。

【コメント】
 §203 については Latin for Beginners_676 を、§204 については Latin for Beginners_677 以下を、それぞれ御参照ください。
 the following model sentences は次回以降読んでいきます。

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Latin for Beginners_1648

【本文】
 3. The future active participle, translated about to, etc., denotes time after the action of the main verb.

【訳文】
 3. 未来能動分詞は、「~しようとしている〔ところの〕、~するであろう〔ところの〕」等と訳されるが、主節の動詞の動作・行為〔が行われる時〕の後の時を表す。

【コメント】
 未来能動分詞の意味については、Latin for Beginners_1622 も御参照ください。

 未来能動分詞の時制は主節の動詞の時制との関係で決まり、主節の動詞の時制より“後の時”を表します。

       主節の動詞の時制(A)   未来能動分詞の時制(B)
               A                B
時の流れ  ――――+――――――――――+―――――→
          (過去・現在・未来)     (時点Aより後の時)

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Latin for Beginners_1647

【本文】
 2. The perfect participle (excepting of deponents) is regularly passive and corresponds to the English past participle with or without the auxiliary having been; as, audītus, heard or having been heard.

【訳文】
 2. 完了分詞(形式所相動詞の場合を除く)は通例受動の意味であり、助動詞 having been を伴う、又は伴わない英語の過去分詞に対応している。例 audītus(「聞かれた」又は「聞かれてしまっている」)

【コメント】
 完了分詞は、ラテン語の通常の動詞では受動の意味になりますので、完了受動分詞とも言い、「~された〔ところの〕」又は「~されてしまっている〔ところの〕」の意味を表します(Latin for Beginners_1624 参照)。
 他方、形式所相動詞の完了分詞は能動の意味を表しますので、「~した〔ところの〕」又は「~してしまっている〔ところの〕」といった意味になると思われます(Latin for Beginners_1640 参照)。

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Latin for Beginners_1646

【本文】
Here the pursuing and the capturing are going on together.

【語句】
go on:(進行形で)起こる、行われる
together:一緒に、同時に

【訳文】
ここでは、追いかけることと捕まえることが同時に行われている。

【コメント】
 前回読んだラテン文における現在能動分詞の用法についての説明の続きです。

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Latin for Beginners_1645

【本文】
 1. The present active participle corresponds to the English present active participle in -ing, but can be used only of an action occurring at the same time as the action of the main verb; as, mīlitēs īnsequentēs cēpērunt multōs, the soldiers, while pursuing, captured many.

【語句】
correspond:(to ~:~に)相当する、対応する;一致する
of ~:~について

【訳文】
 1. 現在能動分詞は、-ing で終わる英語の現在能動分詞に対応しているが、主節の動詞の動作・行為と同時に起こる動作・行為についてのみ用いることができる。例 Mīlitēs īnsequentēs cēpērunt multōs.(兵士たちは、追いかけている間に、多くの人々を捕らえた。)

【コメント】
 ラテン語の現在能動分詞は、英語の動詞の現在分詞(-ing 形。例 occurring, pursuing 等)に対応する語です。
 現在能動分詞の時制は主節の動詞の時制との関係で決まり、主節の動詞の時制と“同時”を表します。

      主節の動詞の時制(A)   現在能動分詞の時制(B)
                     A=B(B時点はA時点と同時)
時の流れ  ―――――――――+―――――→
                (過去・現在・未来)

     主節の動詞の時制 ← [同時] → 現在能動分詞の時制
             現在      =      現在
             過去      =      過去
             未来      =      未来

 本文のラテン文 Mīlitēs īnsequentēs cēpērunt multōs. について見てみると、multōs は形容詞 multus(多い)の複数対格男性形ですが、名詞として用いられており、「多くの人々を」の意味を表しています(Latin for Beginners_346 参照)。
 īnsequentēs は形式所相動詞 īnsequor(追う、追いかける)の現在能動分詞で、「追いかけている〔ところの〕」と能動の意味を表しています(Latin for Beginners_1640 参照)。ここでは、主語 mīlitēs を修飾しており、複数主格男性形になっています。直訳すれば「追いかけている兵士たちは」となりますが、本文の英訳では、接続詞 while を用いて「兵士たちは、追いかけている間に、」と叙述的に訳されています。
 現在能動分詞で表されている「追いかける」行為の時をみると、述語の「捕らえた」行為と同時であり、いずれも過去の動作・行為を表しています。

  現在能動分詞 īnsequentēs ← [同時(過去)] → 完了形 cēpērunt(捕らえた)

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Latin for Beginners_1644

【本文】
 376. Tenses of the Participle. The tenses express time as follows:

【訳文】
 376. 分詞の時制 時制は以下のように時を表す。

【コメント】
 as follows は次回以降読みます。

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