Latin for Beginners_1346

【本文】
3. Marius autem omnēs hōs fortissimē sustinuit.

【コメント】
 本文を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. しかし、マリウスはこれらすべてを非常に力強く持ちこたえた。
(解説)
 autem は「しかし」等の意味を表す接続詞で、通例、文の2番目に置かれます。
 hōs は hic, haec, hoc(これ、この)の複数対格男性形です。前回読んだ 2.の文の impetūs(攻撃)を指しているのでしょうか。
 fortissimē は、fortis,-e(強い、勇敢な)から作られた副詞 fortiter(強く、勇敢に)の最上級です。fortis は2語尾の第3変化形容詞ですので、“語根+ -iter”によって副詞を作ります(Latin for Beginners_1330, 1332 参照)。ここでは、「非常に力強く」と訳してみました(Latin for Beginners_1215 参照)。
 sustinuit は sustineō(支える、耐える、持ちこたえる)の3人称単数完了形です。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1345

【本文】
2. Audācter in Rōmānōrum cohortīs hostēs impetūs fēcērunt.

【コメント】
 本文を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2. 大胆にも敵はローマ人の歩兵隊に攻撃をかけた。
(解説)
 audācter は、1語尾の第3変化形容詞 audāx,-ācis(大胆な)から作られた副詞です。1語尾の第3変化形容詞からは“語根+ -ter”で副詞を作ります(Latin for Beginners_1330, 1332 参照)。
 in Rōmānōrum cohortīs は“P→G→N”の語順になっています(Latin for Beginners_396 参照)。cohortīs は i-語幹の第3変化女性名詞 cohors(大隊、歩兵隊)の複数対格ですが、これはcohortēs でもよいと思われます(Latin for Beginners_873, 882 参照)。
 “in +対格 impetum faciō ”は「~を攻撃する、~に攻撃をかける」の意味です。ただし、本文では、対格 impetum が複数形 impetūs になっています。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1344

【本文】
I.
1. Nūlla rēs melius gesta est quam proelium illud(1) ubi Marius multō minōre exercitū multō maiōrēs cōpiās Germānōrum in fugam dedit.

(1) ille standing after its noun means that well-known, that famous.

【語句】
well-known:有名な、周知の

【訳文】
I.
1. Nūlla rēs melius gesta est quam proelium illud(1) ubi Marius multō minōre exercitū multō maiōrēs cōpiās Germānōrum in fugam dedit.

(1) 名詞の後に置かれている ille は「あのよく知られた、あの有名な」を意味する。

【新出ラテン語句】
in fugam dare

【コメント】
 本文を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. マリウスがはるかに小さな軍隊によってはるかに大きなゲルマン人の軍勢を敗走させたあの有名な戦いよりもうまくなされたものは何もない。
(解説)
 gesta est は、gerō(行う)の受動相3人称単数完了形(女性形)です。Nūlla rēs gesta est は、直訳すると「何もないものが行われた」となりますが、ここでは「~行われたものは何もない」と訳してみました。
 melius は副詞 bene(よく、うまく)の比較級と思われますLatin for Beginners_1337 参照)。quam ~ が比較の対象を表しています。
 ubi 以下は、proelium(戦闘、戦い)を修飾する関係副詞節と思われます。「戦い」を場所とみて「(その戦いにおいて)~したところの(戦い)」といった意味を表すものと解してみました。ubi の用法については、Latin for Beginners_713 を御参照ください。
 multō が2つ用いられていますが、いずれも比較級(minōre と maiōrēs)を修飾しており、「ずっと、はるかに」の意味の“差異の程度の奪格”の用法と思われます(Latin for Beginners_1300, 1303, 1335 参照)。
 minōre exercitū(より小さな軍隊によって)は“手段の奪格”と思われます。
 “対格(ここでは cōpiās)+ in fugam dō ”は、直訳すると「~を逃走の中に与える」となりますが、「~を敗走させる」の意味の慣用表現です。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1343

【本文】
 326. EXERCISES

 First learn the special vocabulary.

【訳文】
 326. 練習問題

 はじめに「特別な語句」を学習せよ。

【新出ラテン語句】
aequus cohors currō difficultās fossa gēns negōtium regiō rūmor simul atque suscipiō trahō valeō plūrimum valēre

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1342

【本文】
 325. RULE. Adverbs. Adverbs modify verbs, adjectives, and other adverbs.

【訳文】
 325. 規則 副詞 副詞は動詞、形容詞及び他の副詞を修飾する。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1341

 今回は、前回に引き続いて、後半の4つの形容詞(第3変化形容詞)から副詞を作ってみます。

   形 容 詞    副  詞  比較級  最上級
 ācer,-cris,-cre(鋭い)
 brevis,-e(短い)
 gravis,-e(重い)
 recēns,-entis(最近の)    
→ ācriter(鋭く)
→ breviter(短く)
→ graviter(重々しく)      
→ recenter(最近)
ācrius
brevius
gravius
recentius        
ācerrimē
brevissimē
gravissimē
recentissimē

 ācer の最上級は ācerrimus ですので、副詞の最上級も ācerrimē となりますLatin for Beginners_1213 参照)。
 recēns は1語尾の形容詞ですので、その副詞は“語根+ -ter”によって作ることになります(Latin for Beginners_1330 参照)が、recēns の語根は recent- ですので、そのまま -ter を付けると recentter となります。しかし、実際の副詞形は recenter で -t- が一つ脱落するようです。したがって、これは通常の規則に対する例外の一つと言えるでしょうLatin for Beginners_1331 参照)。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1340

【本文】
 324. Form adverbs from the following adjectives, using the regular rules, and compare them: laetus, superbus, molestus, amīcus, ācer, brevis, gravis, recēns.

【訳文】
 324. 以下の形容詞から、通常の規則を用いて、副詞を作ってみよう。そして、それらを比較変化させてみよう。 laetus, superbus, molestus, amīcus, ācer, brevis, gravis, recēns

【コメント】
 今回は、前半の4つの形容詞(第1・第2変化形容詞)から副詞を作ってみます。the regular rules については、Latin for Beginners_1324 以下を御参照願います。

   形 容 詞    副  詞  比較級  最上級
 laetus,-a,-um(嬉しい)
 superbus,-a,-um(傲慢な)
 molestus,-a,-um(煩わしい)   
 amīcus,-a,-um(親切な)
→ laetē(嬉しく)
→ superbē(傲慢に)
→ molestē(煩わしく)       
→ amīcē(親切に)
laetius
superbius        
molestius
amīcius
laetissimē
superbissimē
molestissimē
amīcissimē

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_1339

【本文】

  prope, nearly, near    
  saepe, often
propius, nearer     
saepius, oftener
proximē, nearest
saepissimē, oftenest


【訳文】

  prope(近く、ほとんど)      
  saepe(しばしば)
propius(より近く)       
saepius(よりしばしば)    
proximē(最も近く)
saepissimē(最もしばしば)


【新出ラテン語句】
prope propius proximē

【コメント】

prope  対応する原級を持たない形容詞 propior の比較変化と比較すると以下のようになります。副詞の比較級と最上級は対応する形容詞のそれらから前に学習した作り方で作られています(Latin for Beginners_1328 のコメント参照)。
  原  級  比較級  最上級
       形容詞  
       副  詞
 ―
prope      
propior,-ius     
propius
proximus,-a,-um
proximē
  
saepe  対応する形容詞 saepis,-e(たびたびの)の比較変化と比較すると以下のようになります。副詞の原級は saepis の単数対格中性形と解することもできそうですLatin for Beginners_1334 参照)。副詞の比較級と最上級は対応する形容詞のそれらから前に学習した作り方で作られています。
  原  級  比較級  最上級
       形容詞  
       副  詞
saepis,-e     
saepe
saepior,-ius     
saepius
saepissimus,-a,-um
saepissimē

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )