Latin for Beginners_1320

【本文】
4. Slavery is no better (better by nothing) than death.

【語句】
slavery:奴隷身分、奴隷状態
no:(比較級の前に置いて)少しも~ない
no better than ~:~も同然だ(~よりも少しもよくない)

【訳文】
4. 奴隷状態は死も同然だ(死よりも少しもよくない)。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Servitūs est nihilō melior quam mors.
(解説)
 比較級を伴う「少しも~ない」は、“差異の程度の奪格”の nihilō で表しました(Latin for Beginners_1301, 1304 参照)。
 「よい」(bonus,-a,-um)の比較級は melior,-ius ですLatin for Beginners_1267 参照)。
 「死よりも」は quam mors と表しましたが、“比較級を伴う奪格”により morte としてもよいかと思われます(Latin for Beginners_1244 参照)。

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Latin for Beginners_1319

【本文】
3. The states of further Gaul did not wish to give hostages to Caesar.

【語句】
further:さらに遠い、向こう側の
hostage:人質

【訳文】
3. 向こう側のガリアの国々はカエサルに人質を差し出すことを欲しなかった。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Cīvitātēs Galliae ulteriōris Caesarī obsidēs dare nōn cupīvērunt.
(解説)
 「向こう側の」は、原級を持たない形容詞の比較級 ulterior を用いました(Latin for Beginners_1296 参照)。
 「人質」は、第3変化の男性(女性)名詞 obses, obsidis の複数形 obsidēs を用いました。
 「~することを欲する」は“不定法+ cupiō ”で表しました。

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Latin for Beginners_1318

【本文】
2. In ancient times no state was stronger than the Roman empire.

【訳文】
2. 古代においては、ローマ帝国よりも強い国家はなかった。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2. Antīquīs temporibus nūlla cīvitās fortior erat quam imperium Rōmānum.
(解説)
 「古代」は antīqua tempora で表しました(Latin for Beginners_1219 参照)。ここでは、時点を表していますので、“時の奪格”を用いました(Latin for Beginners_1023 参照)。
 「ローマ帝国」は imperium Rōmānum で表しました。また、「~よりも」は quam ~ で表しましたが、“比較級を伴う奪格”を用いて imperiō Rōmānō と表してもよいかと思われます(Latin for Beginners_1244 参照)。
 「国家」は cīvitās で表しました。
 「~なかった」は、英語の本文の no ~ の構文に倣って、代名形容詞 nūllus を用いてみました(Latin for Beginners_369 参照)。

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Latin for Beginners_1317

【本文】
II.
1. Another way much more difficult (more difficult by much) was left through hither Gaul.

【語句】
hither:こちら側の

【訳文】
II.
1. こちら側のガリアを通っていくはるかに困難な(多くの差でより困難な)別の道が残されていた。

【コメント】
 文末の through hither Gaul はどのように訳したらよいか難しいです。ここでは、way を修飾する形容詞句として訳してみました。

 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. Alia via multō difficilior reliqua erat per citeriōrem Galliam.
(解説)
 「こちら側の」は、原級を持たない形容詞の比較級 citerior を用いました(Latin for Beginners_1295 参照)。 
 比較級を修飾する「ずっと、はるかに(= 多くの差で)」は、“差異の程度の奪格”multō で表しました(Latin for Beginners_1300 参照)。
 「残されていた」は、形容詞 reliquus(残った)を用いてみましたが、動詞 relinquō(残す)の受動相完了形 relicta est を用いてもよいでしょうか。
 語順は本文の英語の語順に倣いました。

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Latin for Beginners_1316

【本文】
11. Nam trāns Rhēnum aditus erat multō difficilior exercituī Rōmānō.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

11. というのは、ローマ軍にとってレーヌス河を越えて近づくことははるかに困難だったからである。
(解説)
 nam は「というのは…だから」の意味の接続詞です。ここでは、前回の問10の文を受けているものと思われます。
 “trāns +対格”は「~を越えて」の意味の前置詞句です。ここでは、名詞 aditus(接近)を修飾する形容詞句となっているものと解しました。
 multō は“差異の程度の奪格”で、比較級とともに用いられて「はるかに」の意味を表します(Latin for Beginners_1300 参照)。
 difficilior は difficilis,-e(難しい、困難な)の比較級・単数主格男性形です(Latin for Beginners_1239 参照)。比較の対象は示されていないようです。
 exercituī Rōmānō は与格で、「ローマ軍にとって」と訳しました。

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Latin for Beginners_1315

【本文】
10. Ultimae Germāniae partēs numquam in fidem Rōmānōrum vēnērunt.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

10. ゲルマニアの最も遠い地方は決してローマ人の保護の下には逃げ込んで来なかった。
(解説)
 ultimae(最も遠い)は、原級を持たない形容詞の最上級・複数主格女性形です。比較級は ulterior(向こう側の、より遠い)ですLatin for Beginners_1296 参照)。
 ultimae Germāniae partēs(ゲルマニアの最も遠い地方)の語順は“A→G→N”になっています(Latin for Beginners_396 参照)。pars には「部分、一部」の意味もありますが、ここでは「地方、地域」の意味に解してみました。
 in fidem veniō は「保護の下に逃げ込む」の意味です(語彙fidēs の項参照)。

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Latin for Beginners_1314

【本文】
9. Servī, quī agrōs citeriōrēs incolēbant, priōrēs dominōs relinquere nōn cupīvērunt, quod eōs amābant.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

9. 奴隷たちは、こちら側の土地に住んでいたが、以前の主人たちを見捨てていくことを欲しなかった。なぜなら彼ら〔=奴隷たち〕は彼ら〔=以前の主人たち〕を愛していたからである。
(解説)
 quī ... incolēbant は servī(奴隷たち)を先行詞とする関係代名詞節ですが、前後にコンマがありますので、「~していたが、」と非制限用法(継続用法)として訳してみました。
 ager は「畑、農地」等の意味ですが、ここでは「土地」の意味に解してみました。
 citeriōrēs(こちら側の)は、原級を持たない形容詞の比較級・複数対格男性形です。最上級は citimus(最も近い)ですLatin for Beginners_1295 参照)。
 incolō は、対格の語(ここでは agrōs)をとって「~に住む」の意味を表す他動詞として用いられているものと思われます。
 priōrēs(前の、以前の)は、原級を持たない形容詞の比較級・複数対格男性形です。最上級は prīmus(最初の)ですLatin for Beginners_1296 参照)。
 “不定法+ cupiō ”は、「~することを欲する」の意味と思われます。なお、完了形 cupīvērunt は cupiērunt としてもよいと思われます。
 relinquō は「後に残す、放棄する」の意味ですが、ここでは「見捨てる」と訳してみました。
 quod は「なぜなら~だから」の意味の接続詞です。
 eōs(彼らを)は、amābant の主語を主文の主語 servī と解して、「以前の主人たち」のことを指しているものと解してみました。

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Latin for Beginners_1313

【本文】
8. Propior via quae per hanc vallem dūcit est inter portum et lacum.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

8. この谷を通って導くもっと近い道は港と湖の間にある。
(解説)
 propior(より近い)は、原級を持たない形容詞の比較級・単数主格女性形です。最上級は proximus(最も近い)ですLatin for Beginners_1296 参照)。
 quae ... dūcit は、via(道)を修飾する関係代名詞節です。quae は先行詞 via に一致して単数女性形(格は主格)になっています。
 inter は対格の語をとる前置詞で、「~の間に」の意味です。“inter A et B”は「AとBの間に」と訳してみました。
 portum, lacum は、それぞれ、第4変化男性名詞 portus(港)、lacus(湖)の単数対格です。

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