Latin for Beginners_465

【本文】
 Apollō et Diāna erant līberī Lātōnae. Iīs Thēbānī sacra crēbra parābant.(1) Oppidānī amābant Lātōnam et līberōs eius. Id superbae rēgīnae erat molestum.

(1) Observe the force of the imperfect here, used to prepare, were in the habit of preparing; so amābant denotes a past situation of affairs. (See §134.)

【語句】
observe:見る、気づく、認める、観察する
force:意味、意義
used to do:以前は…したものだった(過去の習慣や状態を表す)
be in the habit of ~:~する習慣がある

【訳文】
〔ラテン文 略〕

(1) ここでの未完了過去の意味に注意すること。「以前は用意したものだった」「用意する習慣があった」;したがって、amābant は物事の過去における状態を表している(§134.参照)。

【新出ラテン語句】
Apollō

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

Apollō et Diāna erant līberī Lātōnae.
 アポロとディアナはラトナの子どもであった。

Iīs Thēbānī sacra crēbra parābant.
 テーベ人たちは彼らにたくさんの捧げ物を用意したものだった。
 iīs(複数与格。eīs でもよいでしょう。)はアポロとディアナ(及びラトナ)を指し、「彼らに」の意味と考えられます。また、(1) にあるように、未完了過去は「…したものだった」、「…する習慣があった」という過去の習慣を表すこともあるようです。

Oppidānī amābant Lātōnam et līberōs eius.
 住民たちはラトナと彼女の子どもたちを愛していた〔愛したものだった〕。
 eius は人称代名詞(単数属格)として「彼女の」の意味になると考えられます。

Id superbae rēgīnae erat molestum.
 それは、傲慢な女王にとって嫌なことであった。
 superbae rēgīnae は与格と見て「傲慢な女王にとって」と訳してみました。また、id は中性形ですので、molestum も中性形で受けています。

-初学者のためのラテン語-

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