Latin for Beginners_1549

【本文】
5. He sent messengers to Rome to announce the victory.

【語句】
messenger:使者
announce:知らせる、発表する、公表する

【訳文】
5. 彼は、勝利を知らせるために、ローマへ使者を送った。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. Nūntiōs Rōmam mīsit ut victōriam nūntiāret.
(解説)
 「ローマへ」は対格 Rōmam で表しました。Rōma は町の名称なので ad, in 等の前置詞は付けません(Latin for Beginners_985, 1104 参照)
 「~するために」は、ut +接続法”で表しました(Latin for Beginners_1505, 1509 参照)。ここでは、時制の一致により、主節の動詞 mīsit と従属節の動詞 nūntiāret はともに第二次時制にしました。また、nūntiāret は、主節の主語「彼」が主語になるものとみて、3人称単数形としてみましたが、「使者」を主語とみて3人称複数形 nūntiārent としてもよいでしょうかLatin for Beginners_1540 参照)
 このほか、quī +接続法を用いて、Nūntiōs ... quī victōriam nūntiārent(勝利を知らせるための使者を ...)と表すこともできるでしょうか(Latin for Beginners_1501, 1505 参照)。

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Latin for Beginners_1548

【本文】
4. Caesar inflicted punishment on them in order that the others might be more terrified.

【語句】
inflict punishment on ~:~に罰を加える

【訳文】
4. カエサルは、その他の人々がもっと恐れるように、彼らに罰を与えた。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Caesar supplicium sūmpsit dē eīs quō aliī magis perterrērentur.
(解説)
 「~に罰を与える」は、supplicium sūmō dē +奪格で表しました(語彙sūmō, supplicium の項参照)。
 「その他の人々」は、alius,-a,-ud(他の)の複数主格男性形を用いてみました。
 「もっと恐れる」の訳し方が難しいですが、「もっと」は magis を、「恐れる」は perterreō(恐れさせる)の受動相を用いてみました。
 「~するために、~するように」は、英文に比較級の語 more を含んでいますので、“quō +magis +接続法”で表してみました(Latin for Beginners_1506, 1510 参照)。ここでは、主節の動詞 sūmpsit が完了形(第二次時制)ですので、時制の一致により、従属節の動詞も接続法未完了過去形(第二次時制)にして perterrērentur としました。

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Latin for Beginners_1547

【本文】
3. The scouts set out at once lest they should be captured by the Germans.

【語句】
scout:斥候、偵察兵

【訳文】
3. 斥候たちは、ゲルマン人に捕らえられないように、直ちに出発した。

【コメント】
 set out は、過去形と解しました。

 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Explōrātōrēs statim profectī sunt nē ab Germānīs caperentur.
(解説)
 「出発した」は、形式所相動詞 proficīscor の3人称複数完了形(男性形)profectī sunt で表してみました。
 「~しないように、~しないために」は、 +接続法で表しました。ここでは、主節の動詞 profectī sunt が完了形(第二次時制)ですので、時制の一致により、従属節の動詞も接続法未完了過去形(第二次時制)にして caperentur としました。
 「ゲルマン人に(よって)」は、行為者の奪格を用いて、ab Germānīs と表しました。

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Latin for Beginners_1546

【本文】
2. The Helvetii left their homes to wage war.

【訳文】
2. ヘルウェティイ族は、戦争をするために、自分たちの家を去った。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2. Helvētiī domibus suīs discessērunt ut bellum gererent.
(解説)
 「~を去る」は、ab +奪格 discēdō ”を用いてみました(Latin for Beginners_592, 650 参照)。「~の中から去る」の意味の場合には、“ex +奪格 discēdō ”になるかと思われます(Latin for Beginners_1042, 1255 参照)。
 ただし、domus,-ūs(家)は、場所の表現では前置詞が省略されますので、単に奪格のみで表してみましたLatin for Beginners_985 参照)。なお、domus の格変化については、Latin for Beginners_998 を御参照ください。
 「戦争をする」は、bellum gerō で表しました。
 「~するために」は、ut +接続法で表しました。ここでは、主節の動詞 discessērunt が完了形(第二次時制)ですので、時制の一致により、従属節の動詞も接続法未完了過去形(第二次時制)にして gererent としました。また、その主語は Helvētiī ですので、3人称複数形にしています。

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Latin for Beginners_1545

【本文】
II.
1. Caesar encouraged the soldiers in order that they might fight more bravely.

【訳文】
II.
1. カエサルは、兵士たちがもっと勇敢に戦うように、兵士たちを励ました。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. Caesar mīlitēs hortātus est quō fortius pugnārent.
(解説)
 「励ました」は、形式所相動詞 hortor(励ます)の3人称単数完了形(男性形)hortātus est で表してみましたLatin for Beginners_1434 参照)が、cōnfīrmō の完了形 cōnfīrmāvit を用いることもできるでしょうか。
 「もっと勇敢に」は、形容詞 fortis,-e(強い、勇敢な)から派生した副詞 fortiter の比較級 fortius で表しました(Latin for Beginners_1328, 1332 参照)
 「戦う」は、pugnō を用いてみました。
 in order that ... は、目的を表す従属節ですが、副詞の比較級 more bravely を含んでいますので、“quō +比較級 +接続法”で表しました(Latin for Beginners_1506 参照)
 主節の動詞 hortātus est は完了形で第二次時制ですので、時制の一致により、従属節の動詞も第二次時制とし、pugnō の接続法能動相3人称複数未完了過去形 pugnārent を用いてみましたLatin for Beginners_1530 以下参照)

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Latin for Beginners_1544

【本文】

4. Castra mūnīvērunt quō facilius { sēsē dēfenderent, impetum sustinērent,
hostīs vincerent, salūtem peterent.


【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

 Castra mūnīvērunt quō facilius sēsē dēfenderent. 彼らは、もっと容易に自らを防衛するために、陣営を守った。
 Castra mūnīvērunt quō facilius impetum sustinērent.     彼らは、もっと容易に攻撃に耐えるために、陣営を守った。
 Castra mūnīvērunt quō facilius hostīs vincerent. 彼らは、もっと容易に敵を打ち破るために、陣営を守った。
 Castra mūnīvērunt quō facilius salūtem peterent. 彼らは、もっと容易に安全を求めるために、陣営を守った。

 主節の動詞 mūnīvērunt は mūniō(守る、城壁を築く)の直説法能動相3人称複数完了形で、第二次時制です。これに対応して時制の一致により、従属節の dēfenderent 以下の各動詞も接続法未完了過去形で、第二次時制になっています。
 quō +比較級 +接続法”は、「より…に ~ するために」と目的を表す表現です。副詞 facile(容易に)の比較級 facilius が用いられているため、ut ではなく quō が用いられていますLatin for Beginners_1517 参照)

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Latin for Beginners_1543

【本文】

3. Mīsit nūntiōs quī { dīcerent, audīrent, venīrent,
nārrārent, audīrentur, in conciliō sedērent.


【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

 Mīsit nūntiōs quī dīcerent. 彼は、言うための(言わせるために)使者を送った。
 Mīsit nūntiōs quī audīrent. 彼は、聞くための(聞かせるために)使者を送った。
 Mīsit nūntiōs quī venīrent. 彼は、来るための(来させるために)使者を送った。
 Mīsit nūntiōs quī nārrārent. 彼は、語るための(語らせるために)使者を送った。
 Mīsit nūntiōs quī audīrentur. 彼は、聞かれるための((相手に)聞いてもらうために)使者を送った。
 Mīsit nūntiōs quī in conciliō sedērent.    彼は、会議に出席するための(会議に出席させるために)使者を送った。

 主節の動詞 mīsit は mittō(送る)の直説法能動相3人称単数完了形で、第二次時制です。これに対応して時制の一致により、従属節の dīcerent 以下の各動詞も接続法未完了過去形で、第二次時制になっています。
 “quī +接続法”は、nūntiōs を先行詞とする関係代名詞節で、「~するための」と目的を表しています。dīcerent 以下の各動詞の主語は「使者」です。これらの quī 節はなかなか意味が取りにくく訳しにくいですが、「(使者に)言わせるために」等と副詞節的に訳すこともできるかと思われます。また、in conciliō sedeō は、直訳すると「会議で座る」となりますが、「会議に出席する」と訳してみました(Latin for Beginners_1516 参照)。

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Latin for Beginners_1542

【本文】

 2. Fugiēbat nē { caperētur, trāderētur, vidērētur,
necārētur, raperētur, resisteret.


【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

  Fugiēbat nē caperētur.      彼は、捕らえられないために、逃げていた。
  Fugiēbat nē trāderētur. 彼は、引き渡されないために、逃げていた。
  Fugiēbat nē vidērētur. 彼は、見られないために、逃げていた。
  Fugiēbat nē necārētur. 彼は、殺されないために、逃げていた。
  Fugiēbat nē raperētur. 彼は、奪われないために、逃げていた。
  Fugiēbat nē resisteret. 彼は、抵抗しないために、逃げていた。

 主節の動詞 fugiēbat は fugiō(逃げる)の直説法能動相3人称単数未完了過去形で、第二次時制です。これに対応して時制の一致により、従属節の caperētur 以下の各動詞も接続法未完了過去形で、第二次時制になっています。
  +接続法”は、否定の目的を表す表現ですLatin for Beginners_1515 参照)。

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Latin for Beginners_1541

【本文】
 360. EXERCISES
 I.

 1. Vēnerant ut { dūcerent, mitterent, vidērent, audīrent,
dūcerentur, mitterentur, vidērentur, audīrentur.


【訳文】
 360. 練習問題
 I.

 1. Vēnerant ut { dūcerent, mitterent, vidērent, audīrent,
dūcerentur, mitterentur, vidērentur, audīrentur.


【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

 Vēnerant ut dūcerent.  彼らは、導くために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut mitterent.  彼らは、送るために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut vidērent.  彼らは、見るために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut audīrent.  彼らは、聴くために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut dūcerentur.  彼らは、導かれるために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut mitterentur.  彼らは、送られるために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut vidērentur.  彼らは、見られるために、来てしまっていた。
 Vēnerant ut audīrentur.  彼らは、聴かれるために、来てしまっていた。

 主節の動詞 vēnerant は veniō(来る)の直説法能動相3人称複数過去完了形で、第二次時制です。これに対応して時制の一致により、従属節の dūcerent 以下の各動詞も接続法未完了過去形で、第二次時制になっています。
 “ut +接続法”は、目的を表す表現です(Latin for Beginners_1514 参照)。

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Latin for Beginners_1540

【本文】
 II. Secondary tenses in principal and dependent clauses:

       Mittēbat
     Mīsit
     Mīserat
} hominēs ut agrōs vāstārent
He { was sending
sent or has sent
had sent
} men { that they might
in order to
to
} lay waste the fields


【訳文】
 II. 主節及び従属節で第二次時制

      Mittēbat
      Mīsit
      Mīserat
} hominēs ut agrōs vāstārent.
彼は、畑を荒らすために、人々を { 送っていた。
送った。 / 送ってしまっている。
送ってしまっていた。


【コメント】
 主節の mittēbat(直説法未完了過去形)、mīsit(直説法完了形)、mīserat(直説法過去完了形)と従属節の vāstārent(接続法未完了過去形)は、いずれも第二次時制ですLatin for Beginners_1537 参照)
 vāstārent の人称・数は、主節の主語にではなく、hominēs に一致しているようです。実際に畑を荒らすのは派遣された人々だからでしょうか。
 ut +接続法”は目的を表す従属節です(Latin for Beginners_1509 参照)
 英文でも、(so) that を用いた目的表現をみると、前回読んだ例文 I では that they may lay ... と現在形(第一次時制)になっていますが、今回の例文 II では that they might lay ... と過去形(第二次時制)になっており、時制の一致の法則が働いています。

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Latin for Beginners_1539

【本文】
 359. EXAMPLES

 I. Primary tenses in principal and dependent clauses:

      Mittit
    Mittet
    Mīserit
hominēs ut agrōs vāstent
He { sends
will send
will have sent
} men { that they may
in order to
to
lay waste the fields


【語句】
lay waste:荒らす、荒廃させる

【訳文】
 359. 例文

 I. 主節及び従属節で第一次時制

     Mittit
     Mittet
     Mīserit
hominēs ut agrōs vāstent.
  彼は、畑を荒らすために、人々を {

送る。
送るだろう。
送ってしまっているだろう。


【コメント】
 主節の mittit(直説法現在形)、mittet(直説法未来形)、mīserit(直説法未来完了形)と従属節の vāstent(接続法現在形)は、いずれも第一次時制ですLatin for Beginners_1537 参照)
 vāstent の人称・数は、主節の主語にではなく、hominēs に一致しているようです。実際に畑を荒らすのは派遣された人々だからでしょうか。
 “ut +接続法”は目的を表す従属節です(Latin for Beginners_1509 参照)。

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Latin for Beginners_1538

【本文】
 358. RULE. Sequence of Tenses. Primary tenses are followed by primary tenses and secondary by secondary.

【訳文】
 358. 規則 時制の一致 第一次時制には第一次時制が続き、第二次時制には第二次時制が続く。

【コメント】
 secondary by secondary は、secondary tenses are followed by secondary tenses が省略されたものと思われます。

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Latin for Beginners_1537

【本文】
 357. TABLE FOR SEQUENCE OF TENSES

      PRINCIPAL VERB
  IN THE INDICATIVE  
  DEPENDENT VERBS IN THE SUBJUNCTIVE  
Incomplete or
Continuing Action
Completed Action
PRIMARY Present
Future
Future perfect
Present Perfect
SECONDARY  Imperfect
Perfect
Pluperfect
Imperfect Pluperfect


【語句】
incomplete:未完成の;不完全な、不十分な
pluperfect:過去完了形

【訳文】
 357. 時制の一致の一覧表

        主節の動詞      
       (直説法)
               従属節の動詞(接続法)               
未完成又は継続中の
動作・行為
完成した動作・行為
第一次時制     現  在
未  来
未来完了
現  在 完  了
第二次時制 未完了過去
完  了
過去完了
未完了過去 過去完了


【コメント】
 完了時制は、主節の動詞で直説法をとる場合には第二次時制として扱われますが、従属節の動詞で接続法をとる場合には第一次時制として扱われるようです。主節・直説法か従属節・接続法かで扱いが異なっていますので御注意願います。
 主節の未来完了は、未来時制の一種として扱われ、第一次時制とされています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1536

【本文】
Then a primary tense of the indicative is followed by a primary tense of the subjunctive, and a secondary tense of the indicative is followed by a secondary tense of the subjunctive. Learn the following table:

【語句】
table:表、一覧表

【訳文】
したがって、直説法の第一次時制には接続法の第一次時制が続き、直説法の第二次時制には接続法の第二次時制が続く。以下の一覧表を学習しよう。

【コメント】
 the following table は次回学習します。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_1535

【本文】
 In Latin the law of tense sequence is obeyed with considerable regularity, especially when an indicative in the principal clause is followed by a subjunctive in the dependent clause.

【語句】
considerable:かなりの、相当な

【訳文】
 ラテン語では、時制の一致の法則は、特に主節の直説法に従属節の接続法が続く場合において、かなり規則的に適用される。

【コメント】
 is obeyed は、直訳すると「従われる」ですが、ここでは「適用される」と訳してみました。
 with considerable regularity は、直訳すると「かなりの規則性をもって」となりますが、ここでは「かなり規則的に」と訳してみました。
 is followed by ~ は、直訳すると「…は~によって続かれる」となりますが、ここでは「…に~が続く」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

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