Latin for Beginners_1322

【本文】
6. The active enemy immediately withdrew into the nearest forest, for they were terrified by Caesar's recent victories.

【語句】
active:活動的な、活発な
withdraw:(過去形 withdrew)退く、撤退する
terrify:恐れさせる、怯えさせる

【訳文】
6. 活動的な敵は直ちに最も近くの森の中に撤退した。というのは、彼らはカエサルの最近の勝利に怯えたからである。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

6. Ācrēs hostēs statim in proximam silvam sē recēpērunt, nam recentibus Caesaris victōriīs perterritī sunt.
(解説)
 「活動的な」は ācer で表してみましたが、alacer を用いてもよいかと思われます。
 「敵」は、本文の英語では単数形になっていますが、文の後半では they で受けているので、複数形にしてみました。
 「最も近くの」は、原級を持たない形容詞の最上級 proximus を用いました(Latin for Beginners_1296 参照)。
 「撤退する」は sē recipere で表してみましたが、discēdō を用いてもよいかと思われます。
 「怯えた」は、perterreō(恐れさせる)の受動相完了形を用いました。「怯えていた」の意味に解する場合には、受動相未完了過去形 perterrēbantur 又は受動相過去完了形 perterritī erant を用いることもできるでしょうか。「~に」(by ~)は、原因・理由の奪格又は手段の奪格を用いてみました(Latin for Beginners_1283 参照)。
 「カエサルの最近の勝利」は“A→G→N”の語順としました(Latin for Beginners_396 参照)。

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Latin for Beginners_1321

【本文】
5. The best citizens are not loved by the worst.

【語句】
citizen:市民

【訳文】
5. 最良の市民は最悪の市民には愛されていない。

【コメント】
 the worst の後には citizens が省略されているものと思われます。

 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. Optimī cīvēs nōn amantur ā pessimīs.
(解説)
 「最良の」は bonus(よい)の最上級 optimus を用いましたLatin for Beginners_1267 参照)。また、「最悪の」は malus(悪い)の最上級 pessimus を用いましたLatin for Beginners_1268 参照)。
 「~には、~によっては」は、“行為者の奪格”を用いて、ā pessimīs [cīvibus] で表しました(Latin for Beginners_585 参照)。なお、cīvibus は本文の英文に倣って省略しました。また、ā は ab でもよいと思われますLatin for Beginners_205 参照)。

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Latin for Beginners_1320

【本文】
4. Slavery is no better (better by nothing) than death.

【語句】
slavery:奴隷身分、奴隷状態
no:(比較級の前に置いて)少しも~ない
no better than ~:~も同然だ(~よりも少しもよくない)

【訳文】
4. 奴隷状態は死も同然だ(死よりも少しもよくない)。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Servitūs est nihilō melior quam mors.
(解説)
 比較級を伴う「少しも~ない」は、“差異の程度の奪格”の nihilō で表しました(Latin for Beginners_1301, 1304 参照)。
 「よい」(bonus,-a,-um)の比較級は melior,-ius ですLatin for Beginners_1267 参照)。
 「死よりも」は quam mors と表しましたが、“比較級を伴う奪格”により morte としてもよいかと思われます(Latin for Beginners_1244 参照)。

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Latin for Beginners_1319

【本文】
3. The states of further Gaul did not wish to give hostages to Caesar.

【語句】
further:さらに遠い、向こう側の
hostage:人質

【訳文】
3. 向こう側のガリアの国々はカエサルに人質を差し出すことを欲しなかった。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Cīvitātēs Galliae ulteriōris Caesarī obsidēs dare nōn cupīvērunt.
(解説)
 「向こう側の」は、原級を持たない形容詞の比較級 ulterior を用いました(Latin for Beginners_1296 参照)。
 「人質」は、第3変化の男性(女性)名詞 obses, obsidis の複数形 obsidēs を用いました。
 「~することを欲する」は“不定法+ cupiō ”で表しました。

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Latin for Beginners_1318

【本文】
2. In ancient times no state was stronger than the Roman empire.

【訳文】
2. 古代においては、ローマ帝国よりも強い国家はなかった。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2. Antīquīs temporibus nūlla cīvitās fortior erat quam imperium Rōmānum.
(解説)
 「古代」は antīqua tempora で表しました(Latin for Beginners_1219 参照)。ここでは、時点を表していますので、“時の奪格”を用いました(Latin for Beginners_1023 参照)。
 「ローマ帝国」は imperium Rōmānum で表しました。また、「~よりも」は quam ~ で表しましたが、“比較級を伴う奪格”を用いて imperiō Rōmānō と表してもよいかと思われます(Latin for Beginners_1244 参照)。
 「国家」は cīvitās で表しました。
 「~なかった」は、英語の本文の no ~ の構文に倣って、代名形容詞 nūllus を用いてみました(Latin for Beginners_369 参照)。

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Latin for Beginners_1317

【本文】
II.
1. Another way much more difficult (more difficult by much) was left through hither Gaul.

【語句】
hither:こちら側の

【訳文】
II.
1. こちら側のガリアを通っていくはるかに困難な(多くの差でより困難な)別の道が残されていた。

【コメント】
 文末の through hither Gaul はどのように訳したらよいか難しいです。ここでは、way を修飾する形容詞句として訳してみました。

 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. Alia via multō difficilior reliqua erat per citeriōrem Galliam.
(解説)
 「こちら側の」は、原級を持たない形容詞の比較級 citerior を用いました(Latin for Beginners_1295 参照)。 
 比較級を修飾する「ずっと、はるかに(= 多くの差で)」は、“差異の程度の奪格”multō で表しました(Latin for Beginners_1300 参照)。
 「残されていた」は、形容詞 reliquus(残った)を用いてみましたが、動詞 relinquō(残す)の受動相完了形 relicta est を用いてもよいでしょうか。
 語順は本文の英語の語順に倣いました。

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Latin for Beginners_1316

【本文】
11. Nam trāns Rhēnum aditus erat multō difficilior exercituī Rōmānō.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

11. というのは、ローマ軍にとってレーヌス河を越えて近づくことははるかに困難だったからである。
(解説)
 nam は「というのは…だから」の意味の接続詞です。ここでは、前回の問10の文を受けているものと思われます。
 “trāns +対格”は「~を越えて」の意味の前置詞句です。ここでは、名詞 aditus(接近)を修飾する形容詞句となっているものと解しました。
 multō は“差異の程度の奪格”で、比較級とともに用いられて「はるかに」の意味を表します(Latin for Beginners_1300 参照)。
 difficilior は difficilis,-e(難しい、困難な)の比較級・単数主格男性形です(Latin for Beginners_1239 参照)。比較の対象は示されていないようです。
 exercituī Rōmānō は与格で、「ローマ軍にとって」と訳しました。

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Latin for Beginners_1315

【本文】
10. Ultimae Germāniae partēs numquam in fidem Rōmānōrum vēnērunt.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

10. ゲルマニアの最も遠い地方は決してローマ人の保護の下には逃げ込んで来なかった。
(解説)
 ultimae(最も遠い)は、原級を持たない形容詞の最上級・複数主格女性形です。比較級は ulterior(向こう側の、より遠い)ですLatin for Beginners_1296 参照)。
 ultimae Germāniae partēs(ゲルマニアの最も遠い地方)の語順は“A→G→N”になっています(Latin for Beginners_396 参照)。pars には「部分、一部」の意味もありますが、ここでは「地方、地域」の意味に解してみました。
 in fidem veniō は「保護の下に逃げ込む」の意味です(語彙fidēs の項参照)。

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Latin for Beginners_1314

【本文】
9. Servī, quī agrōs citeriōrēs incolēbant, priōrēs dominōs relinquere nōn cupīvērunt, quod eōs amābant.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

9. 奴隷たちは、こちら側の土地に住んでいたが、以前の主人たちを見捨てていくことを欲しなかった。なぜなら彼ら〔=奴隷たち〕は彼ら〔=以前の主人たち〕を愛していたからである。
(解説)
 quī ... incolēbant は servī(奴隷たち)を先行詞とする関係代名詞節ですが、前後にコンマがありますので、「~していたが、」と非制限用法(継続用法)として訳してみました。
 ager は「畑、農地」等の意味ですが、ここでは「土地」の意味に解してみました。
 citeriōrēs(こちら側の)は、原級を持たない形容詞の比較級・複数対格男性形です。最上級は citimus(最も近い)ですLatin for Beginners_1295 参照)。
 incolō は、対格の語(ここでは agrōs)をとって「~に住む」の意味を表す他動詞として用いられているものと思われます。
 priōrēs(前の、以前の)は、原級を持たない形容詞の比較級・複数対格男性形です。最上級は prīmus(最初の)ですLatin for Beginners_1296 参照)。
 “不定法+ cupiō ”は、「~することを欲する」の意味と思われます。なお、完了形 cupīvērunt は cupiērunt としてもよいと思われます。
 relinquō は「後に残す、放棄する」の意味ですが、ここでは「見捨てる」と訳してみました。
 quod は「なぜなら~だから」の意味の接続詞です。
 eōs(彼らを)は、amābant の主語を主文の主語 servī と解して、「以前の主人たち」のことを指しているものと解してみました。

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Latin for Beginners_1313

【本文】
8. Propior via quae per hanc vallem dūcit est inter portum et lacum.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

8. この谷を通って導くもっと近い道は港と湖の間にある。
(解説)
 propior(より近い)は、原級を持たない形容詞の比較級・単数主格女性形です。最上級は proximus(最も近い)ですLatin for Beginners_1296 参照)。
 quae ... dūcit は、via(道)を修飾する関係代名詞節です。quae は先行詞 via に一致して単数女性形(格は主格)になっています。
 inter は対格の語をとる前置詞で、「~の間に」の意味です。“inter A et B”は「AとBの間に」と訳してみました。
 portum, lacum は、それぞれ、第4変化男性名詞 portus(港)、lacus(湖)の単数対格です。

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Latin for Beginners_1312

【本文】
7. Inter illās cīvitātēs Germānia mīlitēs habet optimōs.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

7. あれらの国々の中で、ゲルマニアは最良の兵士たちを擁している。
(解説)
 inter は、対格の語をとる前置詞で「~の中で、~の間で」の意味を表します。
 cīvitātēs は、ここでは「国、国家」の意味に解しました。
 optimōs は、bonus,-a,-um(よい)の最上級・複数対格男性形ですLatin for Beginners_1267 参照)。ここでは、habet を間に挟んで mīlitēs を修飾しており、意味が強められているものと思われますLatin for Beginners_256 参照)。

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Latin for Beginners_1311

【本文】
6. Iī quī paulō fortiōrēs erant prohibuērunt reliquōs aditum relinquere.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

6. 少しだけ勇敢だった彼らは、残りの人々に出入口を放棄することを禁じた。
(解説)
 Iī quī ... は、ここでは「...であるところの彼らは」と直訳してみましたが、「彼らは...であって」、「彼らは...であるので」などと訳してもよいでしょうか。なお、iī は eī でもよいと思われますLatin for Beginners_384 参照)。
 paulō は“差異の程度の奪格”で、比較級とともに用いられて「少しだけ」の意味を表します(Latin for Beginners_1304 参照)。
 fortiōrēs は、fortis,-e(強い、勇敢な)の比較級・複数主格男性形です(男性形と女性形は同じ語形ですが、関係代名詞 quī が男性形なので、男性形と解しました。)。比較の対象は示されていませんが、「他の人々よりも」といった意味が含まれているものと思われます。
 “prohibeō +対格(reliquōs)+不定法(relinquere)”は、「…が~するのを禁じる」の意味と思われます(Latin for Beginners_895 参照)。
 reliquōs は、reliquus,-a,-um(残りの、残った)の複数対格男性形ですが、ここでは名詞として用いられ、「残りの人々、残った人々」の意味になるものと思われます。
 aditum relinquere の訳が難しいですが、ここでは「出入口を放棄すること」、すなわち、例えば、都市の城門の守備を放棄して逃げ去ることの意味に解してみました。このほか、「接近を放棄すること」、すなわち、目的地に近づくことを断念してあきらめることの意味に解することもできるかもしれません。

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Latin for Beginners_1310

【本文】
5. Tuus equus est paulō celerior quam meus.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. あなたの馬は私のよりも少しだけ速い。
(解説)
 paulō は“差異の程度の奪格”で、比較級とともに用いられて「少しだけ」の意味を表します(Latin for Beginners_1304 参照)。
 celerior は、celer,-eris,-ere(速い)の比較級・単数主格男性形です。
 meus は、meus equus の equus が省略されたものと解されます。

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Latin for Beginners_1309

【本文】
4. Barbarī erant nihilō tardiōrēs quam Rōmānī.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. 蛮族はローマ人よりも少しものろまではなかった。
(解説)
 nihilō は、比較級とともに用いられて「少しも~ない」の意味を表します(Latin for Beginners_1304 参照)。
 tardiōrēs は、tardus,-a,-um(遅い、のろい)の比較級・複数主格男性形です。

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Latin for Beginners_1308

【本文】
3. Haec via est multō lātior quam illa.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. この道はあれよりもはるかに広い。
(解説)
 multō は“差異の程度の奪格”で、比較級とともに用いられて「はるかに」の意味を表します(Latin for Beginners_1300 参照)。
 lātior は、lātus,-a,-um(広い)の比較級・単数主格女性形です。
 illa は、illa via の via が省略されたものと解されます。

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