崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

A級戦犯とは

2006年08月19日 07時09分39秒 | エッセイ
 A級戦犯の戦争責任についてさまざまな論争がある。東京裁判の結果を持って
ABCなどで峻別して戦犯だけに戦争責任を取らせるつもりのようである。大東亜戦争当時大勢の人が戦争を賛美した人も今はむしろ犠牲者だという論理である。卑怯である。韓国では戦争賛美の短い文章を書いた人さえ親日派として扱われている。しかし多くの人は反日的ではなかった。戦後全国民反日愛国主義者化されただけである。
 日本の戦争責任には全体の「日本」にあるはずである。積極的に戦争を反対した人くらいは責任から逃れるかもしれないが日本国民全体、それも主に現在の政権にあるはずである。戦争を止めなかった国民全体が反省する立場を明らかにするのが良心的であり、問題解決の近道であろうと私は思う。

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