崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「東流西流」(山口新聞)へ寄稿文

2016年11月07日 05時44分59秒 | エッセイ
今朝(2016.11.7)の山口新聞に2件の記事、1件は防府市議選候補者中林堅造氏(畳製造販売業)、もう1件は「東流西流」コラムエッセイ拙稿寄稿文である。中林氏は東亜大学東アジア文化研究所に絵葉書を寄贈した人である。
終着地下関
崔吉城
 
今年私は韓国語で『植民地歴史を正しく見る』という本を出した。日本を囲む広くアジアにある反日文化圏のようなエリアを指し、中でも韓国が一番強い反日国家であると指摘した。植民地という脈絡からみて北朝鮮や中国も反日的ではあるが反米が強く含まれており比較的には韓国ほどではない。私は1980年代に戦前日本村と呼ばれた韓国大邱と巨文島でインタービュー調査を行い、植民地時代の経験者より非経験者の若い世代がより反日感情が強いことを知った。その後台湾、パラオの旧植民地など広く日本の占領地であった東南アジア諸国が親日的な状況であることを調査によって知った。
私はさらに脚をヨーロッパへ伸ばした。大英帝国の隣接植民地であったアイルランドと南アフリカ共和国で反英感情を調べた。アイルランドは旧イギリス植民地から独立した国家として反英ナショナリズムが強い。イギリスとは英語、宗教などを日常的に共有している。私はバスに乗ってアイルランドのダブリンからイギリスのベルファストまで越境を全く意識せず往復した。日韓関係はどうであろう。今私は日韓関係の難しい国境の港町下関、東亜大学に定着して10年が過ぎた。韓国朝鮮人にとって望郷の町、彼らは地元の人となった。私は日韓を転々と移り住みここを終着地としている。家内は日本人、民族とは何だろう。
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