
今日は、滋賀県は日野町のブルーメの丘に行ってきました。
( なばなの里に引き続き、花に貪欲になっています。(笑) )
ここには安藤忠雄設計の小さな美術館があり、
当時、建築の仕事をしていた私はこれが見たくて、
結婚前に夫と来たことがありました。それ以来2回目になります。
入場料は大人800円。
ホームページに行くと割引券があって、平日には600円で入れるようです。
( 私も今知ったので、800円×2で入りました )
ドイツのバイエルン地方をモチーフにした農業公園(日野町運営)で、
お花畑やバラ園、乳搾りやソーセージ作りが体験できるという施設なのです。
しかし、花より何より建物の雰囲気が気に入りました。
旅行した気分で、いくつか続けてご覧下さい。
屋根裏部屋が主役のような建物。
国は違うけど、赤毛のアンの部屋だったら?なんて考えてました。
方形(ほうぎょう)屋根と煙突、手前の塀と植栽が雰囲気ですね。
方形屋根とは、四角錐状の屋根です。
屋根の雨仕舞いが気になりました。「 雨漏りしないかな... 」
けらばも軒も短いのが特徴です。
塀の上には、石が1列だけ並んでいます。
ちょっとしたことですが遣り過ぎない感じがよく、すぐに取り入れられそうです。
ヨーロッパの田舎の、雑貨屋さんか郵便局といった風情。
フラワーボックスに気合が足りんですけどね(笑)、まあ見逃すしかない。
斜めに配置されてる窓が、可愛い。
観音開きの窓、実際は使い勝手良くないけど。
( 網戸が部屋側に設置されます。でなきゃ網戸なし。)
うろこのような屋根。
これ、なんて言ったかなぁ......

蔦に覆われた小屋は、思わず書き割りか?と見紛うほど。
こんなひなびたポッティングシェッドが欲しい......
バラを見に行ったんですが、確か同じバラをベタ置きしてる...というか、
ただ点々と行儀よく並べているだけなので、その美しさは発揮されていない
という記憶があって、ほとんど期待はしていませんでした。
例えば、こんな感じ↓ですね。
残念ながら、花の美しさや園内の行き届いた手入れは期待できません。
数年前に行った時には、まだ良かったと思うんだけどなぁ。
収益が上がらないから手入れが不十分、不十分だからお客さんも増えず、
そんな悪循環にあるように思いました。
雑草の生えた公園は、見る方も冷めてしまいます。
私が園内をまわっている間、夫は釣堀にいました。
平日なので人はまばらとは言え、カップル or 家族連れ率は90%以上で、
何で私はこの暑い中、一人で歩いてるんだろう?と可笑しくなりました。
結婚前に来た時は、ふたりで鯉を釣りました。
人もたくさんいて、整備された釣堀だったんですが...
今は荒れていて、時の流れを感じましたね。
男の人はそれも関係ないかもしれないけど、
私は心まで寒々しくなるので、今回は釣りはパスです。
釣り人が少ないのか、魚が擦れてなくて当たりはバンバンあるんだけど、
なかなか合わせが難しいと夫は言っていました。
これが、安藤忠雄設計の美術館。
以前は『赤い帽子 織田廣喜ミュージアム』という名前でしたが、
今では単に『ブルーメの丘美術館』となり、
なんと、無人化・無料化して打ち捨てられた状態になってました。
ええぇーっ、本気で!? これにはショック。これはいかんですよ。
有名どころにわざわざ依頼したなら、“ものを大切にする”という普遍の行為に付け加え、
そのスタイルと意思と命とを、大事に守る義務がありますよ。
展示室に人工照明を持たず自然光のみで展示物を見せ、
日没と共に閉館...という精神を持つ建物だったのに、今では美術館の体もなしてない。
これでは、建てた方(職人)も立つ瀬がないなぁと思う訳です。
安藤氏のコンクリートは、型枠の材や釘の位置にまで事細かに注文が付き、
単純な1枚の打ち放しの板が、非常に美しく端整な顔を持ちます。
安藤氏もさることながら、当然、職人も必死になってやる訳ですよね。
今でも、安藤忠雄の壁は美しいです。光が美しいです。
それだけに、とても寂しくなりました。
町が運営している施設ですが、どうにかなりませんか?
中の写真も一応撮ってきましたが、ここには載せないでおきます。
かつての私のように、安藤忠雄の名前でこの建物を見に来る人がいると思いますが、
どんなにか、がっかりするでしょうね。
わざわざ見に来るには、その価値がなくなっています。やめておいた方がいい。
夫の釣りが20〜30分の予定だったのが、延長が掛かりましたので、
その間、売店でソフトクリームを食べていました。
なにせ、休める日陰がないんですよ。休憩に丁度いいカフェもなく...。
建物はたくさんあるのに、上手く活用できてない気がしました。
長く居られる環境づくりを!
休日には、人も多いのかな?
なばなの里は、平日でも団体のバスが入ってお客さんがたくさんいました。
がんばれ、ブルーメの丘!
一番端っこの池から、向こうのバラ園方向を見る。
ちょっと日本じゃないような景色が広がります。
馬がいるの、分かりますか?
羊もいて、牧羊犬が追い込む様子もちょこっと見られます。
ヤギって受け口で、ちょっとひょうきんな顔。
私を見て、笑ってるみたい。
ショップの窓から、ツバメが中に向かってものすごいアピールしてた。
翼をバタバタさせて、何があったんだろう?
建物の外観は、ドイツ圏の雰囲気を出していると思います。
こういうタイプの家を建てたい人には、参考になることが多いのでは。
瓦の使い方、勾配、軒の出。窓の大きさ、配置、バランス。外壁の素材、色、質感。
前回は美術館が目当てで、あまりこういう建物の印象が残ってないけど、
今回は、この建物が救いだったかな...(^ー^;
でも、よく考えると、こういう雰囲気の農業公園なのに、
なんで、安藤忠雄の打ち放しコンクリートの美術館だったんだろう。
ここだけ、ものすごい異質。これは前回も感じていました。
98年5月に建ったもので、ちょうど今年で10周年。
返す返す、残念だなぁ。
陽射しのせいで、顔が火照っています。
化粧水も少しヒリヒリしたので、パックをしてこれを書いてました。
あーあ、更なるお肌の曲がり角が恨めしい!










せめて、雑草は抜いて整備しておいて!