美しい言葉たちに敬意をこめて

日本語の詩歌(詩、短歌、俳句)を英訳します。たまに英語の詩を和訳します。スピーチや対談を書き起こすこともあります。

中納言家持☆かささぎの

2016年10月14日 | 新古今和歌集
かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば 夜ぞ更けにける

中納言家持


Bridge of magpie wings
Covered with the frost-
I look up
Its whiteness
As the night wears on



小松さんにリクエストいただいた短歌の翻訳です。

【歌意】かささぎが翼を重ねて天の川に渡した橋に置いた、霜が白いのを見ると、夜が更けたのだなあ。

【語意】かささぎの渡せる橋:かささぎが七夕の世天の川に渡した橋。七夕の夜、かささぎが翼を連ねて天の川に橋を架け、織女を渡すという伝説がある。

夜ぞふけにける:夜が更けたのだなあ。

【コメント】
かささぎとはこんな↓鳥です。(ウィキペディアより)



当時の日本にはかささぎはいなかったそうです。

中国の七夕の伝説では、このかささぎがたくさん集まって橋をつくり、それを渡って織女と彦星が会うことができた。

だから、中納言家持さんは、中国の伝説に思いをはせながら白い霜が降りる寒い冬の夜を過ごしたのでしょう。なんかちょっとさびしい!?


よろしければ、
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