美しい言葉たちに敬意をこめて

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Thank you!

2012年02月05日 | 翻訳について




マキさんから頂きました〜! カードと沖縄のお菓子です。実はもう1袋、みそクッキーがあったのですが着いた当日に食べちゃいました。懐かしい味でとっても美味しかったです。

こちらは、リクエスト(→あなたの詩歌を翻訳します)にお答えして翻訳した4首のお礼とのことで恐縮の限り。ちなみに教材として必要だったそうです。若者のお役に立てて嬉しい!

英訳した短歌4首:

花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎ行く舟のあと見ゆるまで

道の辺の清水流れるる柳陰しばしとてこそ立ちどまりけれ

見わたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮

玉の緒よ絶えなば絶えねながらえば忍ぶることのよわりもぞする



マキさん、ありがとうございました!


まだまだリクエスト受付中です。


・自分の詩・短歌・俳句を英訳してほしい方。

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「君もアンパンマンになれる」やなせたかし氏インタビュー

2011年12月19日 | インタビュー
私はずっとアンパンマンのマーチを英訳したいと考えているのですが、とても難しくて進んでいません。それは、英訳しても無味乾燥なものになってしまうのが明白だからです。もしかしたら、思い入れが強すぎるのかもしれません。

そんな時、NHKの「爆問学問」という番組で、爆笑問題がやなせたかしさんにインタビューしているのを見ました。運よく録画していたので、アンパンマンに関して話している箇所だけを書き起こしてみました。これこそ、私が知りたかったアンパンマンの心の部分です。


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太田:先生、お元気ですね、しかし。

やなせ:おれ?おれは元気が全然なくてですね。

太田:おいくつですか?

やなせ:いつの間にか92になっちゃってね。

太田:しわひとつないじゃないですか。整形してるんですか?

やなせ:これが不思議なことでね。あんまり皺ができたりそういうことにならないんですね。

田中:あと、唇の色とか、湿り具合とかが。

太田:キスしたい。

田中:かさついてない感じ。

太田:尋常じゃないですね。

やなせ:これがね、非常にまずいところでね。俺はしょっちゅう病気してるんでね。俺はもう、癌はやるしね。その他の病気もほとんどやりました。心臓は心筋梗塞やってるしね。膵臓も3分の1くらい…。

太田:不死身だね。

やなせ:爆笑問題と1回会いたいと思って、それまではまあ生きていようと。

太田:またうまい。

やなせ:まあそれは嘘なんだけど。

太田:嘘っていわなくたっていいじゃない。



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やなせ:今度の震災が起きて、なんだか分からず茫然自失していたらですね。

アンパンマンマーチを歌ってるっていうニュースが盛んに入ってきた。

子どもが一斉に歌いだした。そうするとですね、いくらかおれも役に立ってるかなと。

震災が起きた時、子どものショックっていうのは予想以上に大きいんですよ。それ以来全く笑わなくなった子どもができちゃって。両親がすごい心配してたらですね、そのアンパンマンのポスターを見た途端にその子どもが笑い出した。

お母さんが泣きだしてしまった。っていうような話があっちこっちから来るんでね。



太田:でも今回震災で、あー、自分がアンパンマンのように、困ってるところにピューっと飛んでって「僕の顔を食べな」って言えたらどんなにいいだろうって思った人いっぱいいると思うんだよね。

やなせ:どうする?アンパンマンのテーマソング歌うか?

やなせ:ワンコーラスだけ。


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「アンパンマンのマーチ」


なんのために生まれて なにをして生きるのか

こたえられないなんて そんなのはいやだ

今を生きることで 熱い こころ 燃える

だから 君は 行くんだ ほほんで

そうだ うれしいんだ 生きるよろこび

たとえ 胸の傷 がいたんでも

ああ アンパンマン やさしい 君は

いけ!みんなの夢 まもるため

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田中:先生、ちょっとシャウトじゃないですか?力強い。

太田:伝わってきた。これ、アンパンマンの原作者じゃなかったら、ただのあぶないおっさんだね。

やなせ:素人だから歌はうまかねえ。

田中:上手いとか下手とか超越していますよ、先生。

やなせ:もうすぐ死ぬとは思えないだろ。

太田・田中:いや死なない死なない。


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やなせ:世界中にスーパーマン、ヒーローはたくさんいます。

しかし、自分の顔を食べさせるヒーローはアンパンマンだけしかいない。

田中:いないですもんね。聞いたことないですもんね。

やなせ:正義の味方だったら、そこにひもじい子どもがいれば、その子どもに何か食べるものをあげるっていう方が一番正しいんだと思った。

つまり、怪獣をやっつけるというよりもまずお腹がすかないようにしてあげるっていう方が正しいんだと思った。

太田:ミッキーマウスがやったら大変なことになる。

田中:それはできないですね。



やなせ:つまり、正義というのは、自分をいくらか犠牲にしないとできない。

例えば、電車にひかれそうな人がいる。そこに飛び込んで行って助ける。


あるいは川でおぼれそうな子どもがいる。先生が飛び込む。先生が死んでしまった。

なぜ先生が死んでしまったか。子どもを助けようとする、つまり正しい行為のために亡くなった。

だから正義というのは自分が傷つくことを覚悟しなければできないという意味をちょっと含めたんですね。(笑)

太田:そこは笑うとこじゃない。

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田中:なんでそういう正義感は自己犠牲を伴うというんだっていう発想に先生はなっていったんですか?

やなせ:ぼくは老人なので、昔戦争に行った事がある。


正義というものは簡単に逆転するんだ。僕らが戦争に行く時にも、これは正義の戦いで、つまり困ってる民衆をたすけるために行くんだって言われて言われたんだ。
そのつもりだったんです。でも終わってみると正義は向こうの国にある。

すると、どっちでも正しいことは何かというと、
「ひもじい人を助ける」ことじゃない?それはどっちの国へ行っても正しいわけ。

だからですね。そういうヒーローを作ろうと思って、作ったんです。

太田:そういう思いがあったんだ。

やなせ:ところがですね。「やなせさん、これは何ですか。アンパンが空を飛んでいって助けるとか、こういうばかばかしい話は、今の子どもにはうけません。もうちょっと勇ましい話じゃないと。」って言われてですね、全部反対されたの。ところが、子どもは非常に素直に反応してしまった。


そして今、その子どもたちが大きくなって、30歳ぐらいになってます。彼らは「幼稚園の時に読んで、やっぱりアンパンマンが顔を食べさせる部分でグッと来た」って言うんです。

田中:えらいね。子どもは。

太田:俺はひいたもんな。

田中:大人になって逆にね。

太田:これは日本人だからうけるのかな。この自己犠牲っていう感覚は?

やなせ:今はね、自己犠牲の逆の時代ですよね。エゴの時代です。自分が良ければ他人のことはどうでもいいっていう時代なんです。それなのにこの自己犠牲の話がどうしてうけてしまうのか、それも小さな子どもになぜうけるのか。さっぱりわからない。

田中:計算外なんだ。先生も驚いたっていうことですね。


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太田:おれも戦争の事、全然若くて、ぼんやり考える事があるんですよ。

今のテロリストとかの自爆テロとか自己犠牲だと思うのね。その正義感が戦争の根底になってる部分になってることがあるじゃないですか。


やなせ:結構ハイレベルな話するじゃない。

太田:さっきアンパン2〜3個食ってきたからね。

やなせ:どんな善良な人間でもですね、自分が殺されそうになればやっぱり自分を守るためにやらざるをえなくなる。そうすると殺人が起きてしまう。向こうも全部、家族があり、子どもがいたりいろいろするわけですよ。

アメリカ兵にしろ中国人にしろ、なんにも憎くないんですよ。憎らしいと思わない。
向こうもやっぱり善良な人ですよ。それを戦争だと殺さなくちゃいけない。

戦争っていうのはどんなことがあってもやっちゃいけない。



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やなせ:ばいきんまんっていうのは、自分で言うのもおかしいんだけど世界的傑作じゃないのかと僕は思うんです。

つまりですね、我々は、人間、ばいきんとの戦いは永遠に続くんです。

我々はいい心と悪い心がある。
ちょっと怠けたいとか、ちょっと女にちょっかい出したいとかそういうのがあるんだけど、抑える。

そのバランスでいってるわけなんです。そういうことなんです。
そのためにばいきんまんというがいるんです。

ですから、アンパンマンとばいきんまんは絶えず闘ってる。次の週になるとばいきんまんは知らん顔して出てくる。アンパンマンは顔をつぶされたりはするんだけど
死ぬことはない。また作り直す。

つまり、片一方がなくなるとだめなんだ。

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君もアンパンマンになれる
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式子内親王☆玉の緒よ

2011年11月09日 | 短歌

my life of pearls
tear up, rip up,
pull to pieces
if I continue my existence,
my secret would be uncovered


玉の緒よ絶えなば絶えねながらえば忍ぶることのよわりもぞする

式子内親王



マキさんにリクエストいただいた4首のうちのラストですリクエストありがとうございます

この一首は、百人一首にも載っているので気になっていたのですが、玉の緒ってなに?というのと、忍ぶっていいこと?とわからないことだらけなので避けていました。

今回、リクエストを頂いたので調査してみると勢いのある思いきりのいい歌だと分かり、好きになりました。

解説:

【歌意】わたしの命よ、絶えてしまうのならば、いっそのこと絶えてしまえ。もしも生き永らえていると、こらえているこの恋心がこらえられずに顕れてしまうかもしれない。

玉の緒とは、命の枕詞なのですが、この場合はそのまま「命」の意味で使われているようです。英語では、my life of pearls(真珠のネックレスのような命)として、壊してしまえ、というニュアンスで続けました。

この歌の個性は「絶えてしまうのならば、いっそのこと絶えてしまえ。」という勢いの良さだと思うんですよね。

それが、6歳から斎宮をしていた内気な式子内親王が言ったから一同みなビックリ、という感じだったんじゃないかな。


『花にもの思う春』(白洲正子著)という書籍が参考になりました。


それにしても、日本語と英語の「生きる」意味の違いを短歌を翻訳していると、考えさせられる事が多いです。

日本語の「生きる」は、existenceに近いです。現代の感覚かもしれないですが、生物として生きていることが「命」です。

英語ではいきいきと動くことができる事、人生を楽しめる事、が生きることなんですよね。lifeは、lively, active, enjoyに近い気がします。

参考:

新古今和歌集全評釈〈第1巻〉 (1976年)


A new collection of Japanese poems past and present

花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー)
平凡社
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藤原定家☆見わたせば

2011年11月08日 | 短歌

no spring blooms
no autumn leaves
when I look around
only a shack on the cove
in the twilight of one autumn day


見わたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮

藤原定家



マキさんにリクエストいただいた4首のうちの3番目ですリクエストありがとうございます


解説:

花も紅葉もないよ寂しいね、という意味かと思いきや、
花も紅葉もないけれどこれもまた風流ですな
という解釈もあるそうです。

私は、何度も読んでいるうちに源氏物語で、源氏が追放されて寂しい日々を送るシーンを連想しました。
そこで、twilightという言葉をいれたらちょっといいかもと思いつきました。

alcから引用:http://eow.alc.co.jp/twilight/UTF-8/?ref=sa

- - - - - - - - - -
twilight

【名】
・たそがれ(時)、薄明
・〔薄明時などの〕薄明かり、ぼんやりとした明るさ
・〔人生などの〕たそがれ(時)、衰退期
・曖昧さ、不明瞭さ

【形】
・たそがれの
- - - - - - - - - -

twilightには、暗い夕暮というニュアンスだけでなく、これから何か始るかもしれないという期待感が含まれる気がするのです。落ち込むところまで落ち込んだ源氏が隆盛していく予感のようなものを感じました。


参考:

新古今和歌集全評釈〈第1巻〉 (1976年)
クリエーター情報なし


A new collection of Japanese poems past and present

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西行☆道の辺の

2011年11月08日 | 短歌

the shade of willows
where the clear waters flow
alongside the road
I paused for a moment,
though stayed longer



道の辺の清水流れるる柳陰しばしとてこそ立ちどまりけれ

西行


マキさんにリクエストいただいた4首のうちの2番目ですリクエストありがとうございます

夏の歌らしく、涼やかな表現をしながらも夏の暑さを感じさせますね。

解説:

しばしとてこそ、の「こそ」は已然形で「〜であるのに、〜であったのに、それなのに」という意味なので、


【ほんの少しの間涼もうと思って立ち止まったのについ長い間涼んでしまった】


という日本語になります。これを英語にするのに考え込んでしまいました。
それというのも、pauseという単語がこの短歌には相応しいなあと決めてしまったので、無理やりいれると

I paused for a while,
for a while though

くらいになると思うのですが、何回もfor a whileを繰り返すのはしつこいし、この歌の主題ではないので、意訳になってしまうのですが、stayed longerとしました。

英訳する際に、日本語でぼやけさせた表現を前面に出して説明しなければならなくなる事は多いです。



参考:

新古今和歌集全評釈〈第1巻〉 (1976年)
クリエーター情報なし


A new collection of Japanese poems past and present

    

西行の短歌、もひとつ。

ねがはくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃
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宮内卿☆花さそふ

2011年11月03日 | 短歌
the mountain winds
of Hira has been a-blowing
to spread blooms
that leaves the trace of
a boat rowed by



題「五十首歌たてまつりし中に、湖上花へ」

花さそふ比良の山風吹きにけり漕ぎ行く舟のあと見ゆるまで

宮内卿



マキさんにリクエストいただいた4首のうちの1番目ですリクエストありがとうございます

山の上にあるコテージから湖を眺めながら歌会をしたのでしょうか。
雄大な景気を上方から見下ろしている大らかな歌ですね。
舟の周りは桜の花びらが敷き詰められていて、舟の通った跡だけが湖面に線を描いている。そんなイメージの短歌です。


解説:

「花さそふ」とは花を誘うのではなく散らせるという意味です。

日本語の「風が花を誘って」という語意に風情があってぜひ英語にしたいところだったのですが、散らせる(spread)を強調しないと下の句に続かないので、誘うという語をはずしました。

それでも、a-blowingは<風が>吹いて、<花が>咲いてという意味になるので、この一首に相応しいかと思いました。

この単語は聞き慣れないのですが、a-動詞という組み合わせで古語になります。
載っていない辞書もあるので、あまり使われない単語のようです。

また、「舟のあと見ゆるまで」とは舟が通った跡が見えるくらい桜がたくさん降ったという意味です。

参考:

新古今和歌集全評釈〈第1巻〉 (1976年)
クリエーター情報なし


A new collection of Japanese poems past and present
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雪舟えま☆歩道橋に

2011年06月21日 | 短歌
cry out
your wish
from a pedestrian overpass
it will come true
when mixing into the roars


歩道橋にのぼってさけべ願いごとは轟音に溶けこませたら叶う



この短歌の作者である雪舟えまさんとはご縁があり、えまさんが発行していた同人誌の「snell」最終号に、拙訳を三首載せていただいた事があります。上記はその時に私が一番気にいっていた英訳です。


解説:

<さけべ>をcryだけでなく勢いをつけてcry outとしました。

また、<のぼって>を訳さない代りに、fromとして、さけび声の出どころを決めたので、更に勢いづいた英語になりました。

英語には、A wish made on a falling star comes true.(流れ星に願いをすると実現する。)という言葉がありますので、この短歌の<願いごと>は<叶う>というのも同じ文型をとりました。

それにしても、轟音に消え入るのではなく、溶け込ませる程の大きな声で叫ぶのですね。その願いは強く外に向かっていき、他者を巻き込み、大きなパワーの渦になっていきそうです。内にこもって願い事を呟きがちな私には衝撃的でした。


---
その雪舟えまさんが新作の歌集を出版されました。『たんぽるぽる』というタイトルです。さわやかで可愛い表紙です。



この歌集の中で気になったのは、


男って妖怪便座アゲッパナシだよね真冬の朝へようこそ


でした。これ!これわかる!妖怪呼ばわりしたくなる気持ちも、ユーモアで幸せを表現する気持ちも、自分の世代の心なんだよなあ。古典を中心に英訳してきた私にとって、えまさんの短歌は新鮮でした。

■雪舟えまさんのホームページ たんぽるぽる ご案内

■HMV online たんぽるぽる かばんbooks

■紀伊国屋書店 BookWeb たんぽるぽる
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小林一茶☆山寺や

2011年06月18日 | 俳句
temple in the mountains
in the bottom of snow
bell's calling


山寺や雪の底なる鐘の声  小林一茶



小林一茶が28歳の時に作った句だそうです。


解説:

小林一茶は長野県上水内郡信濃町柏原で生まれました。幼いころの冬はきっと雪の底で生きているような感覚だったのでしょう。そこで聞こえてくるのは、鐘の<音>ではなく、<声>です。鐘はなにを語っていたのでしょうか。

ということで、鐘の声をvoice of bellとするのではなく、bell's callingとしました。

これは、bell is calling (鐘が呼んでいる)というのと、bell's calling(鐘の呼び声・神のお召し、使命)という意味をかけています。

calling(名詞)は以下の意味があります。(space alcのcallingより

1. 呼び声
2. 招集、呼び出し
3. 訪問
4. 神のお召し、使命、天職◆【語源】神が宣言(call)したこと
5. 強い衝動[希望]

呼ばれる、呼ぶという行動は、神様が関係してくるんですね。擬人化することが自然にできました。洗練された芸術は、言語を超えるな―と改めて思います。
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となりのトトロ★さんぽ

2011年06月02日 | 歌詞





Hey let's go, Hey let's go
I'm happy as can be
Let's go walking you and me
Ready, set, come on, let's go

Over the hill
Cross the field
Through the tunnel we'll go
We'll run across the bridge
And down the bumpy gravel road!
Creep beneath the spiders web...
Ready, set, let's go!

Hey let's go, Hey let's go
I'm happy as can be
Let's go walking you and me
Ready set come on let's go

The foxes and the badgers too
All come out to play
They all want to explore
The deep and wonderful woods all day!
Look at all my many friends!
Ready, set, let's go!
Look at all my many friends!
Ready, set, let's go!!!!


日本語の歌詞を翻訳してオリジナルのメロディーに乗せる、ということに興味があります。

日本語の詩は、元来音読するものだったようです。例えば和歌は、宮廷でたくさんの人がいる中で即興で音読して楽しむものでした。また「人間五十年」でおなじみの「敦盛 (幸若舞)」は舞いながら謡うものです。

その流れでカラオケが登場しました。人がマイクを握りしめて歌詞を声に出す時、その日本語は祈りや願いや嘆きや叫びとなり、人の内から外に吐き出される。言葉というのは声に出すことによって力が倍増するのかもしれません。

日本語において、メロディーと歌詞のパワーバランスは歌詞の方が重いと私は考えます。

感想が長くなりましたが、「となりのトトロ」のオープニング曲である「さんぽ」を見つけました。

Ready, set, come on, let's go

という勢いが素晴らしい!原文では「あるこう」とだけありますが、この「あるこう」に込められた勢いを表現するのと、メロディーを埋める(というのは失礼ですが、どうしても英語の方が情報量が多くなる)ためにReady, set, come onを付けるのですね。

分からなかった単語と訳を羅列しておきます。


gravel :砂利道
Creep :這う
badgers :アナグマ


トトロは永遠です。日本の宝だよ。


出典:http://www.minimanga.com/~eminblack/anime/totoro.html#sanpo
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Sakura

2011年04月07日 | English Haiku/Tanka


sakura sakura
cherish our people
in the northeast
cover up the sad ground
with your whitish pink love



解説☆

英語圏では、Haikuが流行りですが、なんとTankaもあります。Tanka Society of Americaという組織まであったりします。どうやら短い詩(micropoetryという)は日本から始まって世界中で好まれているようです。ま、Haikuに比べるとだいぶマイナーですけどね。

英語のTankaは、大抵5行です。それ以外のルールはあまりないようです。自由ですね。

上記の短歌は、私が詠みました。桜って、ほんと日本人の心ですよねえ。英語でCherry Blossomっていってもなんかピンときません。sakuraという音それ自体が情景を浮き上がらせるのです。「さーくーらー、さーくーらー」という歌を彷彿とさせる効果もあります。

また、以前英訳した「東風吹かば」から発想を得ています。桜に呼びかけているのです。

野暮を承知であえて解説するならば、

「さくら、さくら、桜の花よ。どうか東北の私の民たちを慈(いつく)しんでおくれ。その薄桃色の花弁で、悲しみの大地をすっかり覆ってほしいんだ」

という感じです。さて、主語は誰でしょう。ヒントは「私の民たち」です。ま、平民の私じゃないですね。代筆みたいな気持ちでした。

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上記の記事に出てきた英訳

菅原道真☆東風吹かば匂い起こせよ梅の花主なくとも春を忘るな

天皇陛下のお言葉全文&英訳

もしくは、ブログもくじへどうぞ。



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