美しい言葉たちに敬意をこめて

日本語の詩歌(詩、短歌、俳句)を英訳します。たまに英語の詩を和訳します。スピーチや対談を書き起こすこともあります。

ロバート・フロスト☆Stopping by Woods on a Snowy Evening

2016年05月13日 | 
とある人の通訳をしていたときにこの詩の一部分が引用されていました。

有名な詩ですが、とっさに日本語にできなかったので、こちらに和訳して載せました。

英米では、洗練されたスピーチは有名な詩を引用していることが多いですね。今回はその解釈も書きました。

まずは英語の原文から、次に日本語の翻訳文をどうぞ。

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Stopping by Woods on a Snowy Evening
Robert Frost


Whose woods these are I think I know.
His house is in the village though;
He will not see me stopping here
To watch his woods fill up with snow.

My little horse must think it queer
To stop without a farmhouse near
Between the woods and frozen lake
The darkest evening of the year.

He gives his harness bells a shake
To ask if there is some mistake.
The only other sound’s the sweep
Of easy wind and downy flake.

The woods are lovely, dark and deep,
But I have promises to keep,
And miles to go before I sleep,
And miles to go before I sleep.

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雪の夜、森の側に佇む

この森が誰のものが知っている
持ち主は村にいるが
彼は私がここに立っていると知らないだろう
彼の森が雪に埋もれている様を見ていることを

私の馬はなにか変だと思っているようだ
農家の近くでもないのに立ち止まっているから
森と凍った湖の間に
一年のうち最も暗い夜

馬は引綱についた鈴を鳴らす
何か間違いがあったかどうかと
他に聞こえる音は
優しい風と柔らかな雪

森は美しく暗く深い
しかし私には守るべき約束がある
眠る前に 長い道のりを行かなければ
眠る前に 長い道のりを行かなければ

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解釈

解釈① 北米の美しい冬の自然を謳った詩。


解釈② 森、夜、雪といった暗いモチーフは人生における苦難を示す。
眠るというのは死の隠喩です。
死ぬ前にやることがある、守るべき約束がある、という人間の意志を強調する詩。


解釈③ 作者の心境と経済状況を知ると、一個人の感情は普遍的な芸術に昇華できるのだとわかります。

下記は『ロバート・フロスト詩集―愛と問い―』からの引用です。


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この詩が書かれた当時の「一年中で一番暗い」12月22日、冬至の日のことであった。

その日は、フロストの農場の経営状態と同様に、冷え冷えとした冬の日で、クリスマスが近づいているというのに、フロストの心は厳しい天候と同様に打ち沈んでいた。

その日彼は自分の農場の収穫物を荷馬車に積んで、遠い町まで売りに行った。

しかし収穫物は全く売れず、子供たちへのわずかばかりのプレゼントすら買えずに戻ってきた。

家が近づくにつれて、心はいよいよ重くなり、手綱を取る気分もなく馬の進むにまかせていた。

馬は家路を知っていた、また、フロストの失意落胆の気持ちを感じ取っていた。

家族の失望を思うと合わせる顔もない。

馬にはフロストの心が分かっていて、家の見える曲がり角まで来ると、馬はゆっくりと荷車を止めた。

フロストは、その場で、涙が涸れるまで声を上げて泣いた。

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『ロバート・フロスト詩集―愛と問い―』安藤千代子著 pp.127
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旅立ちの日に

2016年05月13日 | 歌詞
Marieさんからリクエストをいただいていた、『旅立ちの日に』(作詞:小嶋登 作曲:高橋浩美)の英訳です。

原文はこちら(→J-Lyrics.net『旅立ちの日に』

Youtubeではこちら↓

『旅立ちの日に』 作詞:小嶋登 作曲:高橋浩美

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On the day to take off

In the white light, Mountain rages are fresh in sprout
To the far end of the sky, You are flying off
The endless blue sky, Your heart trembles
Birds winging the freedom, Without looking back
With all your courage, Ride on the wind of hope
To the wide sky, Leaving your dreams

Familiar voice of my friend’s, Suddenly flash back
Meaningless quarrels, We both cried
Joy to understand, We hugged each other
All those are gone, Holding good memories
With all your courage, Ride on the wind of hope
To the wide sky, Leaving your dreams

Now is the time to depart
Fly off, Believing in the future
Believing in the lively young strength
The wide
To the wide sky

Now is the time to depart
Fly off, Believing in the future
Believing in the lively young strength
The wide
To the wide sky

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解説
むかし、英語のネイティブスピーカーで短歌を翻訳している方が「日本語の詩を訳すときは、語順はそのままで訳します。これは私のスタイルなので、人によって違うかもしれないけれど」と言っていたのを思い出しました。今回はその翻訳者と同じように、そのまんま訳しました。

直訳すぎる!すぐにわかりやすく伝わるように工夫した翻訳になっていない!と怒られても仕方ない。

感想

感想というか、言いわけなのですが、この歌詞のスタイルは日本語だから活きるのであって、英語では伝わりにくいのかもしれないと私は思いました。

卒業、旅立ち、鳥、自由、思い出、信じる、大空、といった単語が連想させる、少し寂しい気持ちと明るい進路先を連想させるのが上手くできなかった。

また、歌詞というジャンルは詩とはだいぶ違うなあと思いました。歌い手を連想して訳さなければなりません。今回は、先生からの目線と、生徒からの目線が混在している気がしました。私は生徒が歌う姿を考えながら訳しましたが、彼らが発する英語かなあと思うと、多分違う。

こんなケースもあるんだよ、ということでご容赦ください。なお、修正案があれば歓迎いたします!ぜひコメントください。
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イチロー選手インタビュー『無駄なことって無駄じゃない』

2016年04月12日 | インタビュー
Youtubeで見つけた、稲葉篤紀氏がイチロー選手にインタビューしていた内容がとてもよかったので、一部分を書き起こしました。

遠回りすることは無駄じゃないというメッセージです。

イチロー、大谷翔平やダルビッシュの肉体改造に苦言


6分05秒から10分45秒の箇所です。

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稲葉:
自分のクセってありますよね?やっぱそういうのは、みんなわかってたほうがいいですよね?

イチロー:
もちろんです。基本的には人体の動きを理解しながらプレーすれば、怪我を防ぐこともできるし。

例えば「肩の力が入っているよ、お前、リラックス、リラックス」っていわれても、ここだけやっても無理なんです。これは僕の感覚ですけど、膝の力を抜かなきゃいけない。膝の力をぬけば肩もぬける。そういう事を理解しているかどうかっていうのはものすごく大事です。
でも目に見えた部分しか言えない、というか、目をつけられない人が多いです。
そういう事を理解している人はほとんどいないように思います。

稲葉:
今、トレーニングで、身体を大きくてしてそれを活かすみたいなのが結構流行ってる。

イチロー:
いやいや、全然ダメでしょ。
自分が持って生まれたバランスが絶対ありますから、それを崩しちゃだめですよ。
だって、そんなトラとかライオンとかウエイト(トレーニング)しないですからね。
人間知恵があるからいろんなことやっちゃう。

本来のバランスを保っていないと。

だって筋肉は大きくなるけど、それを支える筋肉とか腱とか鍛えられない。だから壊れちゃうんですよ。だって重さに耐えられない。大きくしたら膝にくるし、関節にきますよ。当たり前のことなんですよ。

だから、人体を理解することが一番、動きとかトレーニングにだいぶ差が出る。

稲葉:
それがわかったのって、いつぐらい?

イチロー:
僕も結構(ウエイトトレーニング)やりました。やって、身体大きくなって。バカだから嬉しいとか思うじゃないですか。やった、いいな、俺も大きくなったって春先とかなりがちなんですけど。でも、スイングスピードが落ちるんですよ。まわらなくなっちゃうから、この辺が。

そういう失敗を毎年僕も重ねて。何年くらいですかね、92(年)に入団だから、やっぱ6~7年は同じことを繰り返してました。その時、ふと気が付いた。

毎年不思議だったんですけど、春先、僕全然動けない。痩せてくるじゃないですか。シーズン入ったらそんなトレーニングできない。がんがん。春作った身体をキープできない。
だんだん痩せていく。そうすると、スイングスピードが上がってくる。

無駄なところが省かれてくる。それが答えじゃないですか。
だから本来のバランスを崩しちゃダメなんですよ。
情報が多すぎて、どれをピックアップしていいかという問題があります。

稲葉:
みんな今、そういう時代になってきてる。知識がすごくこう、ありすぎる。

イチロー:
頭でっかちになる傾向はあるでしょうね。今の時代は確かに。

稲葉:
でも、最短で行ける可能性もあるじゃないですか。下手したら。

イチロー:
無理だと思う。無理だと思う。

失敗をしないでたどり着いたところと、全くミスなしで、間違いなしでたどり着いたところ、まあたどり着けないけど、たどり着いたとしても…深みはでないですね。

単純に野球選手としての作品がいいものになる可能性は、可能性ですよ、僕はないと思う。

あったとしても、やっぱり遠回りする事はすごい大事ですよ。
僕は無駄なことって無駄じゃないっていう考え方が大好きで。

でも今やってることが無駄だって思ってやってるわけじゃないですよ。
無駄に僕はとびついているわけじゃないですけど、後から思うとすごく無駄だなっていうことはすごく大事だと思います。

だから、合理的な考え方ってすごく僕は嫌いです。

稲葉:
遠回りしてもいろんな経験をするってことはすごく大事?

イチロー:
僕は遠回りすることは近道だと信じてやってますけどね、今も。


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THE BOOM☆島唄

2015年12月04日 | 歌詞
Shima-uta


Deigo the flower is blooming, invites the wind, and the storm has come

Deigo the flower is blooming wildly, invites the wind, and the storm has come
Repeated sorrows are like waves washing the island's shore

In a sugarcane field where I met you for the first time
Under the sugarcane field where I say goodbye to you forever

Shima-uta the island song: ride the wind
together fly with birds cross the ocean
Shima-uta the island song: ride the wind
deliver my love please

Deigo the flower have fallen
Only small waves ripple
Our modest happiness is like
foam between the waves

In a sugarcane field where my friend and I sang together
Under the sugarcane field where we parted for ever and ever

Ocean, the Universe, Gods and Life
Let us carry on the eternal evening calm--

Shima-uta the island song: ride the wind
together fly with the birds cross the ocean
Shima-uta the island song: ride the wind
deliver my tears please


歌詞の原文はこちら(→島唄

ザ・ブーム 島唄 Live


解説:

前回の記事(『沖縄県知事の翁長雄志氏の意見陳述』)を書いているうちに、島唄の英訳がひらめきました。

既にいくつか歌詞の英訳はされているようでしたが、私なりの解釈をまぜて英訳しました。どうしてもオリジナルのメロディーにのせて歌えるようにしたいけれど、言葉を増やさないとむりですね。理想的には、翻訳者と歌手が同じ視点に立てるといいのですが。作詞家ってすごいな。

DeigoとShima-utaは、日本語のままです。そのすぐ後に説明をつけて、Deigo the flower, Shima-uta the island songとしました。デイゴは沖縄県の県花だそう。ちゃんとした英語名称があります(→Wikipedia "Erythrina variegata")が、デイゴの「デ」の音がこの歌に深みを与えている気がして、音として残したかった。

「ウージの森」を「In a sugarcane field」としたのは、ウージがサトウキビのことであり、森は文字通りの意味ではなく、たくさんある、という意味で使ったんだろうなと思いました。「ウージの畑」というのは情緒が足りないから森にしたのかな。

「ウージの下」については、最初「Under the sugarcane tree」にしていたのですが、サトウキビの茎は長いけれど、下だったら、前出の森の中と同じ意味じゃない?という疑問がありました。同じ場所で別れるのではなく、「ウージの畑の土の下、つまり洞窟(沖縄ではガマといいます)」で別れるという解釈を知り、Under the sugarcane fieldとしました。本当は、英語としてはIn the cave underneath the sugarcane fieldがきちんとしてるんですけれどね。

「千代にさよなら」「八千代の別れ」は、昔からある「千代に八千代に」というフレーズからきています。君が代の英訳を参考にしようかと思ったのですが、やはりthousand, eight thousandsという表現しか見つからず、英語らしくforever, for ever and everとしました。聖書からよい表現がとってこれそうだったのですが、見つからなかった。

「ささやかな幸せはうたかたの波の花」は「Our modest happiness is like foam between the waves」としました。Our(私たちの)としたのは、私たち(沖縄)と貴方たち(本土)の幸せは違うのだと、短い一文に込められているようでした。

「海よ宇宙よ~」のくだりは、
Ocean, the Universe, Gods and Life
Let us carry on the eternal evening calm--
としました。英語で歌っている動画をみると、この部分は歌われていません。動画にのっていないだけかもしれませんが、1人しか神様を認めない宗教もあるので、「神」という言葉は英語の音楽では使いづらいのかな。琉球は多神教なので、複数形のGodsにしています。

感想:
このブログを始めてからずっと、訳したいと思っていた「島唄」が訳せて嬉しいです。質問、感想、ダメ出し、なんでもOKですのでコメントいただけると嬉しいです。


参考:

島唄 Island song Greg Irwin グレッグ・アーウィン


沖縄の海(BGMは英語の島唄)


うた‐かた【泡=沫】
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沖縄県知事の翁長雄志氏の意見陳述

2015年12月04日 | スピーチ
沖縄県知事の翁長雄志が意見陳述がネットに公開されていました。(→辺野古埋め立て代執行訴訟 翁長知事の意見陳述全文)「意見陳述」ではありますが、「スピーチ」のカテゴリとして記事にしました。

歴史から語りはじめ、誤解をとくための説明をし、問いかける。すばらしいスピーチだと思いました。

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 沖縄県知事の翁長雄志でございます。本日は、本法廷において意見陳述をする機会を与えていただきましたことに、心から感謝申し上げます。

 私は、昨年の県知事選挙で「オール沖縄」「イデオロギーよりアイデンティティー」をスローガンに、保守・革新の対立を乗り越えて当選をいたしました。

 本件訴訟の口頭弁論にあたり、私の意見を申し上げます。

 歴史的にも現在においても沖縄県民は自由、平等、人権、自己決定権をないがしろにされて参りました。私はこのことを「魂の飢餓感」と表現をしております。政府との間には多くの課題がありますが、「魂の飢餓感」への理解がなければ、それぞれの課題の解決は大変困難であります。

 簡単に沖縄の歴史をお話ししますと、沖縄は約500年に及ぶ琉球王国の時代がありました。日本と中国、朝鮮、東南アジアを駆け巡って大交易時代を謳歌(おうか)しました。

 琉球は1879年、今から136年前に日本に併合されました。これは琉球が強く抵抗したため、日本政府は琉球処分という名目で軍隊を伴って行われたのであります。

 併合後に待ち受けていたのが70年前の第2次世界大戦、国内唯一の軍隊と民間人が混在しての凄惨(せいさん)な地上戦が行われました。沖縄県民約10万人を含む約20万の人びとが犠牲となりました。

 戦後は、ほとんどの県民が収容所に収容され、その間に強制的に土地を収用され、収容所からふるさとに帰ってみると普天間飛行場をはじめ米軍基地に変わっておりました。その後も、住宅や人が住んでいても「銃剣とブルドーザー」で土地を強制的に接収をされたわけです。

 1952年、サンフランシスコ講和条約による日本の独立と引き換えに、沖縄は米軍の施政権下に置かれ、日本国民でもアメリカ国民でもない無国籍人となり、当然日本国憲法の適用もなく、県民を代表する国会議員を一人も国会に送ったことはありません。犯罪を犯した米兵がそのまま帰国することすらあった治外法権ともいえる時代でありました。

 ベトナム戦争の時は沖縄からB52爆撃機の出撃をはじめいろいろな作戦が展開をされております。沖縄は日米安保体制と、日本の平和と高度経済成長を陰で支えてきた訳であります。

 しかし、政府は一昨年、サンフランシスコ講和条約が発効した4月28日を「主権回復の日」として式典を開催し、そこで万歳三唱まで行われたのです。沖縄にとっては悲しい、やるせない式典でございました。全く別々の人生を歩んできたような感じがいたします。

 1956年、米軍の施政権下で沖縄の政治史に残ることが起きました。

 プライス勧告といって、銃剣とブルドーザーで強制接収した土地を、実質的な買い上げをするという勧告が出されました。当時、沖縄は大変貧しかったのでのどから手が出るほどお金が欲しかったはずですが、県民は心を一つにしてそれを撤回をさせました。

 これによって、基地のあり方に、沖縄の自己決定権を主張できる素地がつくられ、私たちに受け継がれているのです。

 沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もありません。そして戦後70年、あろうことか、今度は日本政府によって、海上での「銃剣とブルドーザー」をほうふつさせる行為で美しい海を埋め立て、私たちの自己決定権の及ばない国有地となり、そして、普天間基地にはない軍港機能や弾薬庫が加わり、機能強化をされ、耐用年数200年ともいわれる基地が造られようとしております。

 今沖縄には日本国憲法が適用され、昨年のすべての選挙で辺野古新基地反対の民意が出たにもかかわらず、政府は建設を強行しようとしております。米軍基地に関してだけは、米軍施政権下と何ら変わりはありません。

 米軍施政権下、キャラウェイ高等弁務官は沖縄の自治は神話であると言いましたが、今の状況は、国内外から日本の真の独立は神話であると思われているのではないでしょうか。

 辺野古新基地は、完成するまで順調にいっても約10年、場合によっては15年、20年かかります。その期間、普天間基地が動かず、危険性が放置される状況は「固定化」そのものではないでしょうか。

 本当に宜野湾市民のことを考えているのであれば、前知事の埋め立て承認に際して、首相と官房長官の最大の約束であった「普天間基地の5年以内の運用停止」を承認後着実に前に進めるべきではなかったでしょうか。しかし、米国からは当初からそんな約束はない、話も聞いたことはないと言われ、前知事との約束は、埋め立て承認をするための空手形ではなかったのか、それを双方承知の上で埋め立て承認がなされたのではないか、いろいろな疑問が湧いてまいります。

 日本政府に改めて問いたいと思います。普天間飛行場は世界一危険だと、政府は同じ言葉を繰り返しておりますが、辺野古新基地ができない場合、本当に普天間基地は固定化できるのでしょうか。

 次に基地経済と沖縄振興策について述べたいと思います。

 一般の国民もそうですが、多くの政治家も、「沖縄は基地で食べているんでしょう。だから基地を預かって振興策をもらったらいいですよ」と沖縄に投げかけます。この言葉は、「沖縄に過重な基地負担を強いていることへの免罪符」と「沖縄は振興策をもらっておきながら基地に反対する、沖縄は甘えるな」と言わんばかりであります。これくらい真実と違い沖縄県民を傷つける言葉はありません。

 米軍基地関連収入は、終戦直後にGDPの約50%、基地で働くしか仕方がない時代でした。日本復帰時には約15%、最近は約5%で推移をしております。

 経済の面では、米軍基地の存在は今や沖縄経済発展の最大の阻害要因になっています。

 例えば、那覇市の新都心地区、米軍の住宅地跡で215ヘクタールありますが、25年前に返還され、当時は軍用地料等の経済効果が52億円ありました。私が那覇市長になって15年前から区画整理を始め、現在の街ができました。経済効果としては52億円から1634億円、32倍。雇用は170名程度でしたが、今は1万6千名、約100倍です。税収は6億から199億円と33倍に増えております。

 沖縄は基地経済で成り立っているというような話は今や過去のものとなり完全な誤解であります。

 沖縄は他県に比べて莫大(ばくだい)な予算を政府からもらっている、だから基地は我慢しろという話もよく言われます。年末にマスコミ報道で沖縄の振興予算3千億円とか言われるため、多くの国民は47都道府県が一様に国から予算をもらったところに沖縄だけさらに3千億円上乗せをしてもらっていると勘違いをしてしまっているわけです。

 沖縄はサンフランシスコ講和条約で日本から切り離され、27年間、各省庁と予算折衝を行うこともありませんでした。ですから日本復帰に際して沖縄開発庁が創設され、その後内閣府に引き継がれ、沖縄県と各省庁の間に立って調整を行い沖縄振興に必要な予算を確保するという、予算の一括計上方式が導入されたのです。沖縄県分は年末にその総額が発表されるのに対し、他の都道府県は、独自で予算折衝の末、数千億円という予算を確保していますが、各省庁ごとの計上のため、沖縄のように発表されることがないのです。

 実際に、補助金等の配分額でみると沖縄県が突出しているわけではありません。例えば、地方交付税と国庫支出金等の県民一人あたりの額で比較しますと、沖縄県は全国で6位、地方交付税だけでみると17位であります。

 都道府県で、国に甘えているとか甘えていないとかといわれるような場所があるでしょうか。残念ながら私は改めて問うていきたいと思います。沖縄が日本に甘えているのでしょうか。日本が沖縄に甘えているのでしょうか。ここを無視してこれからの沖縄問題の解決、あるいは日本を取り戻すことなど、できないと確信をいたします。

 沖縄の将来あるべき姿は、万国津梁(しんりょう)の精神を発揮し、日本とアジアのかけ橋となること、ゆくゆくはアジア太平洋地域の平和の緩衝地帯となること。そのことこそ、私の願いであります。

 この裁判で問われているのは、単に公有水面埋立法に基づく承認取り消しの是非だけではありません。

 戦後70年を経たにもかかわらず、国土面積のわずか0・6%しかない沖縄県に、73・8%もの米軍専用施設を集中させ続け、今また22世紀まで利用可能な基地建設が強行されようとしております。

 日本には、本当に地方自治や民主主義は存在するのでしょうか。沖縄県にのみ負担を強いる今の日米安保体制は正常といえるのでしょうか。国民のみなさますべてに問いかけたいと思います。

 沖縄、そして日本の未来を切りひらく判断をお願い致します。

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メモ:

万国津梁(しんりょう)の精神 spirit of bridging all nations

沖縄・琉球国の象徴といわれる万国津梁の鐘に刻まれた文章からとった言葉です。

参考:
万国津梁(ばんこくしんりょう)の鐘
Central and Okinawa governments clash in court in Futenma base row
Hearings begin in battle over relocating US base on Okinawa
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あなたの詩歌を翻訳します

2015年09月26日 | 翻訳について
翻訳のご依頼を受けた詩歌のリストです。



1.『秋の祈り 』 高村光太郎

2.『旅立ちの日に』 作詞:小嶋登 作曲:高橋浩美 →翻訳しました。『旅立ちの日に』



歌が途中までですが、初演 合唱曲「旅立ちの日に」↓



3.『Hallowed Ground』Thomas Campbell




タイプ1(無償)なのでかなり時間がかかってしまうかと思いますがご理解ください。


【2015年9月26日更新】
--------------------------------以前の記事---------------------------------

現在、多忙により、詩歌の英訳のお仕事をいただく際、有償か無償かお伺いしています。

1.無償の場合
・納期は未定(1ヶ月後かもしれないし、1年後かもしれない)
・ブログに公開する

2.有償の場合
・納期は2~4週間程度
・ブログには公開しない
・1頁(英文)10,000円+消費税

翻訳をご希望される方は、メール(deviliana1[at]gmail.com)
する際に1、2どちらかを教えてくださいね!

詩歌に限らず、翻訳は言葉を置き換える(ワードで置換する)わけではなく内容をきちんと伝えるため、リサーチ、翻訳技術、伝え方の推敲、等のスキルが必要なのです!ご理解いただけると幸いです。

【2015年7月4日更新】
--------------------------------以前の記事---------------------------------


2~3ヶ月前にある方から、書いた詩を英語に翻訳して欲しいというメールを頂きました。

そこで、詩を送ってもらい、こちらから見積もりをだして、と話が進んでいたのですが、途中でメールを送ってもエラーで返って来てしまうようになりました。

実はその時点で既に、関係ありそうな書籍を3冊予約していたので、ちょっとがっかり。

それからもずっと気になっていました。やっぱり見積もりが高過ぎたかなあ、と。私は詩歌の翻訳の相場が分からなかったので、普段の仕事で扱う特許翻訳と同じレベルで提示したのです。

うーん反省…。

そこで、もしまだこのブログを読んでくださっていたら、またご連絡いただきたいなと思うのです。

今度は、詩ならA4サイズで1枚、短歌なら三首まで無料で翻訳します。

せっかくのご縁ですし、お試しの意味もあります。deviliana流の翻訳でよろしければ、その方だけでなく、どなた様もご応募ください。deviliana1[at]gmail.comまでメールしてね。

【2009年6月12日】
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オンライン英会話体験記 まとめ

2015年07月04日 | オンライン英会話体験記
20回授業を消化したところで、有効期間が終了しました。1か月で40回レッスンが取れるプランだったのに、半分しか消化できなかったということです。

しかも比較的仕事の負担が少ない時期だったにもかかわらず…。

とりあえず、私が今回受講したのは、下記のオンライン英会話学校です。

------------------------------------------------------------------

・学校名:イングリッシュベル (http://english-bell.com/ja/index.html

・料金プラン:いつでも月40回プラン 17,900円(1回あたり447円) (http://english-bell.com/ja/info2/fee2.html

・支払方法:クレジットカード(ペイパル)

・授業時間:

24時間です。

私は朝(6:30-7:00)、昼間(14:00-16:00の間)、夜(20:00-21:00)のどれかでした。

人気の先生はすぐに予約がうまってしまうので、なるべく早めに(1週間前から可能)予約します。

キャンセルは6時間前までなら授業が振り替えできる。

・無料体験レッスン

2回あります。レベルチェックが含まれていて、終わると登録メールに結果が来るのがよかった。現在は主流なのかな?レベルチェック結果のレッスンから始めるのがいいと思いました。

------------------------------------------------------------------

・ビジネスパーソンへ。TOEIC対策としては?

友人たちからよく聞かれるので、オンライン英会話を使ってTOEIC対策をするときの方法を考えてみます。

みんな忙しい。時間がありません。

よって、レッスン数は抑え目にして、月5回プラン(3,900円)にして、話すことを楽しむことから始めてはどうでしょうか。

語学は楽しみながら、続けることが大事です。例えば休日の午前中、11時くらいに「ことばを話す」練習をする気持ちで。

それと並行して、毎日音読する。音読するのは、自分が興味ある分野の情報で、できれば文章構造がシンプルなもの。

おすすめは新聞です。情報の伝え方がストレートです。

専門雑誌は言い回しがカッコいいけれど、事前に共有すべき知識が多すぎて教材としてはイマイチかも。私は『The Economist』を購読していますが、読むにはいいけれど、音読するには向かないですね。

いま、私がよく雑誌購読で利用しているのは、

雑誌のFujisan.co.jp|雑誌・定期購読専門オンライン書店 (http://www.fujisan.co.jp/

です。The Japan Times on Sunday, The Economist, National Geographic日本語版を購読しています。クレジットカード決済のみです。購読している雑誌が簡単に確認できるし、まとめて注文できるし、キャンセル手続きも簡単だし、自宅に届くのがうれしいですね。ほんと、世の中便利になったものです。


英字新聞のカテゴリを見てみると、1位 The Japan Times ST、2位 TIME(タイム)、3位 週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)でした。

週刊がいいと思います。毎日来ると読まなきゃいけないプレッシャーが強い。

私がおすすめのJapan Times on Sundayは5位でした。

この中では、Timeがちょっと難しすぎるかなと思いますが、その他はどれでもいいかも。お好みでどうぞ。

そして、いい電子辞書(発音の機能がついているもの)をぜひ買ってください!!おすすめは前回の記事(オンライン英会話体験記 第17回)へ。

実際にTOIECに特化した対策をとるのは、上記のオンライン英会話(月5回)と音読が簡単だな、楽だなと思えるようになってからでいいと思います。イングリッシュベルには、TOEIC対策のレッスンがあるし、TOEIC関連の書籍を音読するのもいいかもしれません。

TOEICは反射神経です。つまり、考えている時間はないということです。習うより慣れよです。

以上、オンライン英会話体験記でした。
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オンライン英会話体験記 第20回

2015年07月04日 | オンライン英会話体験記
第20回目の英会話レッスンでした。

Level 5, 日常英会話クラスです。

トピックは、車について。2回目です。

前回このトピックを話したときは違う先生だったので、まず自分は車をほぼ運転しないこと、車を買うときは自動運転車(automatic car)がいいというところを話しました。

次第に話がずれて、電動自転車が東京では便利だよ、維持費がかからないし、どこでも置けるし、子どもを連れていけるしという話をしました。





(最新モデル(2015年)はかっこいいな…。)


でもこれは住んでいる場所によって違うので、日本ではよく使われているとは言い切れないとも伝えました。車がないと買い物に行けない場所はもちろんたくさんあるから、自転車だけじゃないですよ。

メーカーのホームページを先生と一緒に見た後、中国では自転車に乗る人が多いからいいかもね!と私が話すと、大気汚染がすごいから子どもを外気にさらさないだろうと先生は言っていました。

テキストでは、Big carとsmall carについての対比がなされていましたが、私はimported carとJapanese carの方が違いが鮮明だと思うと説明しました。私はJapanese carがいいけれど、imported carを好む人も多いですよ、と。

話がだいぶそれてしまいましたが、楽しく会話できて、満足でした。でも私は会話をクローズさせるのが上手くない。日本語でもだらだら話して、クローズするのが苦手かも。

お気に入りの先生がほぼ2人に絞れてきました。

朝早い時間はA先生、休日の昼間はB先生です。

二人とも落ち着きのある、私と年齢が近い、ポジティブな先生です。ある程度決まった先生の方がやりやすいだろうなあと思いました。これからはなるべく早い段階で予約をとり、2レッスン分(30×2回)にしていくのが私のペースに合っていそうです。

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オンライン英会話体験記 第19回目

2015年07月04日 | オンライン英会話体験記
第19回目の英会話レッスンでした。

ビジネス英会話クラスです。

トピックは、議題の設定について。

会議に出席することはあれど、議題を「設定」したことがないことに気が付いたのが、授業の終わりごろ。

このレッスンでは、議題の内容に基づいて話す順番を決めることが主題でした。似たような内容をまとめて、それを基にして高次の議題を話し合うようにする。目的が分からず迷走した会話になってしまいました。

日常英会話クラスでは、テキストブックの一番初めにこの授業の目的、何が達成できるかについて明記してあるのですが、ビジネス英会話クラスではそれないからかもしれません。それくらい理解しとけ、ということなのかもしれません。

私の経験が限定されているのかもしれませんが、会議って資料を作る段階で議題の内容と順番が決まっているし、どちらかと言えば「報告する場」だと思っていたので、このテキストブックで展開されているような雰囲気になるかな?

英語圏では、その場でなにかを決めるのが会議!なのだと英会話クラスで学びました。

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オンライン英会話体験記 第18回目

2015年07月04日 | オンライン英会話体験記
第18回目です。

Level 5

トピックは、夢と車について。

最初に、絵が3つあって、それらを説明するのですが、1つ目が自動運転車(automatic car)だったので、運転が好きではない私はこれがいい!これが欲しい!と言い続ける結果になりました。

あとは、Do you agree that Japan has a car culture?という質問があり、それについては、車が絶対に必要な地域と、そうでもない地域があって、東京都心はバスや地下鉄が便利なのであまり使わないと伝えました。ま、よくいわれていることなのですが。あとは、駐車場料金、保険、車検が高い等について話しました。

と、ここでWIFIが突然きれた。

リカバリに時間がかかり、WIFIが復活したころには授業時間が終了…。インターネット英会話はネットワーク管理が生徒側なので、こういうトラブルは「運が悪かったね」で終わっちゃうんだよなあ。まあ授業料が高くないのでしょうがないんだけど。
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