dessin letters

デザイン系デッサンクラスの課外授業的なブログ

Re:デザイン

2017-07-06 17:06:44 | 日記
前略

さて最近私が授業中に密かに使っているワードにお気づきでしょうか?

数名にしか言ってないので気づくわけないと思うのですが💦


「Redesin リデザイン 」

実は、ただ口あたりが良いだけで使っていますw


本当の意味は、

「再設計する、設計し直す、~のデザイン[外観]を改める」

らしいです。


さて、デザイン史などでも習っているかもしれませんが、バウハウス、ご存知ですよね。

僅か14年間だけ開校し、ナチスに閉校を余儀なくされた伝説のアートスクールです。

近代(モダン)デザインという概念を創り出したと言っても過言でないのがこのバウハウスでの研究成果とロシア構成主義のデザインです。

純粋美術(絵画)における新しい表現の発見をデザインにガンガン落としこんで新しいデザイン表現を確立していきました。

バウハウス↓

いわゆるモダンなイメージ、ファニチャーからファブリック、写真、オブジェに至るまで多くのデザインを生みました。

ロシア構成主義金字塔ロトチェンコのポスター↓

写真と幾何学模様のふきだしにフォントで「書籍-本を読んで賢くなろう!」的なことが書いてあるらしいです。

そしてこれらデザインに影響を与えた大元となるのがピカソのキュビズムです。






こんな展開をしました。三番目なんかはすでにデザインぽいですよね。

さらにそのキュビズムの元ネタが、セザンヌの絵画です。現実を構成優先=絵作り優先のため歪めて描いています。空間も平板です。


以前の絵画は、


このように一応現実の形態をそのままに絵が描かれてきましたいかにも3次元!って感じですが、
印象派やセザンヌあたりから現実のフォルムを絵の世界観にあわせて変更する傾向が始まり、キュビズムでいよいよモチーフを含め画面全体ごとディフォルメして再構成し新たな『造形要素による表現』を確立したわけです。これは結構革命的なことで、その影響は他のあらゆるジャンルへ飛び火していきます。

先ほどのデザインもしかりですが、写真の世界も変わりました。モード写真と呼ばれるようなジャンルが誕生します。
モチーフを写実(コピー)的に表現するのではなくて、モチーフを利用して造形要素を際立たせた表現に変化しました。






現代では浸透したこのような表現もキュビズムという絵画の革命に端を発していたのです。

デッサンにおいても「形の正確さ」という問題がつきまといますが、現実をコピペしても絵がリアルかどうかは別問題です。形は表現にあわせて多かれ少なかれディフォルメされています。そもそも現実3Dを2次元に表現すること自体がディフォルメなので。大切なのは表現した世界観に説得力があるかです。例えば輪郭線が多少違っても質感が出ていればリアルかもしれませんよね。








『造形要素の再構成』

「デッサンにおいても現実のモチーフから
何を発見して
引き出し
いかに表現するのか?」

それを念頭に置いて意識的に制作をしてみて下さい。自分の個性、得意な表現がきっと見つかると思います。デッサン力も向上します。


ドローイングの授業も鉛筆デッサンから来期はいよいよ他の画材による色彩表現へと進みより一層表現の狙いが重要となるかと思います。

形態を簡潔明快に表現するクロッキー力も忘れずに磨いておいてくださいね!

(`_´)ゞ

草々








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