dessin letters

デザイン系デッサンクラスの課外授業的なブログ

透明水彩技法2

2017-08-04 10:00:50 | 日記
前略

また風邪をひきました。
この夏ほぼ風邪です。。。免疫力がありません⤵︎


さて、今回は透明水彩の描き出しについて

描き方に決まりはありませんが、
今回は

1、影を薄塗で重ねて大まかな明暗をつける
2、少しづつ細部も塗り重ね立体感をつける
3、モチーフの固有色を入れていく
4、一旦トーンを整える(無色の水を使ってなじませる)
2-4を繰り返し完成向かう

です。

ちなみに今回と逆にいきなり固有色を塗って後から影をつける方法もあります。どちらかというと完成まで薄塗りの作品またはスケッチの場合などに多いかもしれません。

さて、薄塗りで明暗をつけます。
モチーフをみて感じた色でOKです。


あとでグレーになりますのでどんな色でも大丈夫です。
今回は青系の寒色を選びました。


ピーマンの陰影から行きます。


トウモロコシのつぶつぶつ感も意識して陰をつけます。




大まかに明暗がついたら、
さらに塗り重ねて立体感を強めておきます。


白抜きを残しざっくり描きます。
モチーフらしくなるように感覚で。。クロッキーをするように〜〜


次にトウモロコシの明るい側の陰を固有色っぽい茶色系で描き起こしておきます。



なんとなく影にも固有色を差しておきました。
色のバランスですね、色が交互に置かれていると画面に統一感が出ます。

一通り下準備ができたところで、遊びに走ります〜〜♫


たっぷり水をふくませた筆で紙に水をひきます。


次に濃いめの絵の具を筆につけて、濡らしたところにたらし込みます。
「たらし込み」は昔からある技法です。

国宝風神雷神図屏風↓

黒雲の表現は墨によるたらし込みで描かれています。


紙を傾けて絵の具を流してみました。

滲みとかぼかしなど描いて表現できない自然現象の効果を取り込んで作品に変化をつけます。

デッサンでも消したりこすったりして表面を馴染ませたりしましたが、絵は案外描くばかりではなく、うまく自然現象を取り込む作業が多いかもしれません。

馴染んで見えるということは、言いかえれば自然見えるということです。
絵の具が人工的に重ねられた状態を自然回帰させる行為なんですね〜〜

話がややそれましたが、
続きは次回にᕦ(ò_óˇ)ᕤ

草々


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