獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

胃カメラ検査でパラレルワールドへ

2012-12-22 19:09:11 | 雑感
 宮本佳林ピンクサイリウム企画あたりから胃に違和感。鈍痛。それが2週間たってもなおらないので、かかりつけ医で胃薬をもらうもなおらず。

 そこで、胃カメラ検査のクリニックを紹介してもらい、今日行ってきた。

 このクリニックは胃カメラをのむときの苦しさを軽減するべく、麻酔のようなものを点滴してくれる。経験者にきいたら意識のないうちに胃カメラ検査がおわってるとのこと。。

 麻酔のようなもので意識がなくなるというのはとってもこわい気がする。もし意識がもどらなかったらどうなるのか怖い。

 そこで考える。もしかして意識を失うのではなくてもうひとつのパラレルワールドに行くのじゃないのか、それはそう村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランドのように。

 クリニックに向かう道すがら雨があがり日がてってきた。網膜色素変性症な私の目では日の光がさらに私の視界を白くぼやかせる。それが今の私の世界だが、もしかして麻酔のようなものを打たれて本当の私の世界。私がいるべき世界にトリップできるんじゃないだろうかと淡い期待。

 その世界ではもちろん私の視界はクリアで車なんか運転しちゃったりして、家に帰ると茉麻ママがいて、私との間にかわいい宮本佳林が娘として私の帰りを待ってくれているんじゃないかと妄想する。

 すると、胃カメラ検査が麻酔楽しみになってきた。

 先週ガイドヘルパーさんに手引きしてもらってクリニックのルートを事前勉強。今日は一人で向かう。いきすぎたもののもどってクリニックの横にあったペットショップから犬の鳴き声が聞こえてきたのであぁこの筋なんだなとわかりなんとかクリニックに到着。1417に到着。

 1450から診察室に入り、少なめの紙コップの薬をのみ、のどスプレーをされ、よこたわり、血圧計を腕と指にされて、掌すこし上に点滴の針をさされる。

 のどスプレーは麻酔らしく声がでにくくなる、口から呼吸ができないような錯覚におちいる。鼻から息をすい口からゆっくり出す。

 口にマウスピースのようなもの(胃カメラの管をいれるガジェット)を加えさせられて、医者の声。眠くなるお薬をっ注射します。点滴にその麻酔のようなものが注入されたのだろう。

 その医者の声を最後に私の意識はなくなった。のどの息苦しさ、手の甲の点滴の駐車針の痛み、右腕にまいた血圧計の圧迫感、すべて感じない。

 意識を取り戻したのは別のベッドの上。仰向けにねかされていて、なぜか左手の掌は左のズボンポケットに入れられていた。いつのまにか左手の甲の点滴針もとられていた。意識はもどっって数分あたりの様子をうかがう。目をあけてもあけなくても私のRPの目では同じなので目をとじたままあたりの様子をうかがう。看護師さんの薬剤の在庫を数える声が聞こえる。数え終わったころを見計らって、置きましたと声をかける。

 時間を聞くと1610だった。1時間ほど意識がなくなっていた。

 意識がなくなっている間、私の本来のいるべき場所にいけた様子もない、意識をとりもどしたこの世界が私のいるべき世界なんだなと思った。

 クリニックからの帰り道、携帯で佳林スレを見ると、今日横浜BLITZで行われている℃-uteのFCイベに佳林と金子、高木、小川が出演とのこと。英語で恋人たちのクリスマスを歌ったのこと。

 2012年の年末にかけてハロプロ堅守性が娘や℃-uteやスマのツアーに帯同したり、真野恵里菜や℃-uteのイベに出演したりと、あきらかに研修生の顔見世。これは2013年1月2日のハロコン初日に新ユニット発表あるね。

 宮本佳林がデビュー目前のこの世界にもどってこられてよかった。この世界が私のいるべき世界なんだな。
コメント
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