木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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工業デザインって何?

2005年10月19日 | 工業デザインとは(相談室)
 <写真>写っている全てが工業製品です。


 こんにちは!「工業デザイン相談室」木全(キマタ)です。デザイナーの実像・デザイナーとの付合い方・デザイナーとのトラブル回避法など書いていきます。御相談がありましたら、コメントをくださいね。

 記事の目次
 デザイン相談室の目次    デザインの考え方と運用について
 デザインのコツ・ツボの目次 商品企画とデザインワークについて
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■工業デザインって何?
06:【デザイン相談室】考え方1

 「デザイン」と言えば、きっとオシャレな雑誌やポスターやファッションのことが思い浮かぶと思います。「工業デザイン」なんてあまり馴染みがない。 インダストリアルデザイン、プロダクトデザインなんて言い換えてみても実体をイメージできない。

 でも、実は、、、、


私達の身の回りにあるもの

 私達の身の回りには、いろいろなモノが溢れています。朝、目覚し時計に起され、ベッドから起き上がり、洗面台の前で歯ブラシで歯を磨き、男性ならシェーバーでヒゲを剃り、女性ならドライヤーとブラシで髪をブローし、リビングで、テレビやオーディオをつけ、キッチンでコーヒーメーカーのスイッチを入れる。

 それらの道具達はすべて工業製品です。当たり前ですね。

 目覚まし・歯ブラシ・ドライヤー・テレビだけではなく、洗面台・キッチンカウンター・リビングの建材も「工業製品」です。住んでいる家だって、プレファブの半工業製品。家や家の中だけじゃありません。外に出れば、自動車・バイク・電車、会社にはコンピュータ・電話・事務机・コピー、工場にはさまざまな生産設備、病院には医療機器などなど。

 我々は、工業製品に囲まれて暮らしています。今や、日本において、人は工業製品とは切ってもきれない生活をしています。


「工業デザイン」は空気のような存在

 「工業製品」とは、量産された製品のことです。量産化されることで、誰でも使えるようになりました。もし、自動車が美術品や工芸品のように手作りでしかできなければ、限られた人しか使うことはできないでしょう。

 工業化社会になり、すばらしい機能をもった商品が量産されたことで、誰でも使えるようになりました。今のように平等で民主的な社会が維持できているのも、便利な「工業製品」が商品として世の中に満遍なく供給されているからかも知れません。

 そして、それらの「工業製品」は、その大半が工業デザイナーによってデザインされています。私達の身の回りにある人工物には、ほとんど工業デザイナーが係わっている。印刷物やファッションのように意識されるデザインではなく、空気のように存在しているもの、それが「工業デザイン」なのです。


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