
◆フリーランス工業デザイナーの人口
【デザイン四方山話】
21世紀は「デザインの時代」。そして、ものづくりが見直されている21世紀はまさに「工業デザイナーの時代」。工業デザイナーが元気になれば、日本も元気になる。
そういうわけで、これから、日本の若手(気持ちの若手も含めて)工業デザイナーを応援していきます。
毎週1回の更新で、デザイン書籍の紹介やデザインの豆知識やデザイナーの転職の心得などをお知らせしています。
質問がありましたら、いつでもコメントくださいね。コメントでの匿名の質問には無料でお答えいたします。具体的なご相談がありましたら、以下のアドレスまでメールください。
designerouen★goo.jp (★を@にしてください)
■新書の原稿を執筆中です
執筆中の本ですが、3月第1週になんとか、書き上げることが出来ました。先週、出版社の方と打合せを行い、8月までには出版していただけそうです。また、ときどき進捗状況をお知らせします。
新しい本は、中小企業の方々に向けた工業デザイン導入指南書です。
その中で、中小企業が実際に付き合うことになるフリーランスの工業デザイナー及び工業デザイン事務所の実態について説明しているのですが、例えば、以下のようなことを書いています。
■工業デザイナーの人口
2000年の国勢調査では、デザイナーとして生計を立てている総就業者数は、16万1393人です。総務省の予測では、2010年には20万8592人に増えるそうです。
日本の総人口が1億2768万7千人(2008年4月時点)ですので、日本人の0.16%、700人に1人くらいの割合でデザイナーがいる計算になります。
実は、工業デザイナーである筆者も、このようなデータがあることを、今回調べてみるまで知りませんでした。
700人に1人が多いか少ないかは別にして、デザイナーの中でも工業デザイナーはもっと少数派です。
大雑把な推測ですが、工業デザインで生計を立てているデザイナーは、2万人ぐらいだといわれています。その内訳はだいたい次のような感じです。
大企業勤務の工業デザイナー(インハウスデザイナー) 60%
独立系工業デザイナー(フリーランスデザイナー) 30%
行政や学校に勤める工業デザイナー 10%
というわけで、中小企業の方が仕事で付き合えるフリーランスの工業デザイナーは日本国中に6000人くらいしかいません。2万人に1人しかいない計算です。
おまけにデザイナーの地域別人口統計を見ると、東京名古屋大阪の大都市圏にデザイナーの80%が集中しており、地方の工業デザイナーのほとんどが、大企業の地方工場に勤めるインハウスデザイナーであることを考えると、地方には中小企業が付き合えるフリーランスの工業デザイナーがほとんどいないと言うのが実情のようです。
中小企業150万社のうち製造業は66万社です。フリーランスの工業デザイナーは6000人しかいませんから、単純計算で中小製造業110社に1社しか工業デザイナーを雇うことができない計算になります。
ひとりの工業デザイナーが同時に5社のプロジェクトにかかわったとしても、22社に1社しか工業デザイナーと付き合えません。
これをチャンスと見るかどうかは、経営判断になりますが、中小企業の場合、数字だけ見れば、工業デザイナーと付き合うことは、明らかに他社との差別化要因になるはずです。
こんな話を、新しい本に書いています。
如何でしょう?
たぶん、このような情報はあまりないと思います。これ以外にも、中小企業が工業デザイナーと付き合うための情報を満載しています。
発売が決まりましたら、ご報告いたしますので、本屋で立ち読みしてみてください。
■グローバルテクノロジーデザイン クリエーター・エンジニアの転職アドバイザー
■ビートップ・ツー 工業デザイナーの転職アドバイザー
■MATSUKATU dot com 元工業デザイナー松岡克政さんのマインドマップ基礎講座
●木全賢のプロフィール
●ブログ「中小企業の工業デザイン相談室」 毎週月曜深夜更新
●新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」(第3刷) 好評発売中
●ビジネス書「売れる商品デザインの法則」(第2刷) 好評発売中
【御礼】アマゾンで1・2フィニッシュ更新中!204日目










