砂漠のレインメーカー

夕暮れの 陰の廃墟に 病みを視る
宿す闇こそ 塩の道なり

【メモ】だいぶ前から感じていること…革命の堕落について

2011-07-27 08:12:07 | 人文・社会思想

万人の自律と幸福のために、僕は世界の変革や革命を憧れる。

しかし

革命家が「革命そのもの」を指向するとき、その革命運動は絶対に堕落する。

上記のテーゼは、こう言いかえることもできる。
革命家が「その熱情ゆえに、闘争主義に陥る」とき、絶対にその革命運動は堕落する。

革命家が「知なき者」「まだ知らぬ者」「視点の場所を違える者」を罵倒するとき、その革命運動はシニシズムに堕落する。

シニシズム。それはコミュニケーションレベルでの粛清運動。
シニシズム。それは全体主義やニヒリズムとならぶ暴力の典型形態。

【追記】
ハンナ・アーレントは一行も読んだことがない。
しかし恩師や友人からのレクチャーから、上記のテーゼが浮かんだ。
アーレントはおそらく、革命の暴力への転化、革命の堕落を「体感」した思想家であろう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。