万人の自律と幸福のために、僕は世界の変革や革命を憧れる。
しかし
革命家が「革命そのもの」を指向するとき、その革命運動は絶対に堕落する。
上記のテーゼは、こう言いかえることもできる。
革命家が「その熱情ゆえに、闘争主義に陥る」とき、絶対にその革命運動は堕落する。
革命家が「知なき者」「まだ知らぬ者」「視点の場所を違える者」を罵倒するとき、その革命運動はシニシズムに堕落する。
シニシズム。それはコミュニケーションレベルでの粛清運動。
シニシズム。それは全体主義やニヒリズムとならぶ暴力の典型形態。
【追記】
ハンナ・アーレントは一行も読んだことがない。
しかし恩師や友人からのレクチャーから、上記のテーゼが浮かんだ。
アーレントはおそらく、革命の暴力への転化、革命の堕落を「体感」した思想家であろう。
最新の画像[もっと見る]
- 【甘口映画レビュー】ある子供 12年前
- 【甘口映画レビュー】SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 12年前
- 【甘口映画レビュー】旅芸人の記録 12年前
- Lou Reed & Metallica "Lulu"は衝撃の名盤!!! 13年前
- R.E.M 解散 13年前
- 【甘口映画レビュー】さすらい 13年前
- ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 13年前
- 【甘口映画レビュー】アンダーグラウンド 13年前
- 【甘口映画レビュー】 『ゴダール・ソシアリスム』 13年前
- 【甘口映画レビュー】空気人形 13年前